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とてもとても温かい気持ちになる、今年ナンバーワン!の本でした。たまちゃん、たまちゃんの周りのたくさんの人がみんなまっすぐで、温かく、心から人って素敵だ、と思う内容。
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買い物弱者を救うためにはじめたおつかい便
、家族を大切に思う一生懸命なシャーリン、静子おばあちゃんの幸せの極意、出てくる人達がみんなあったかくて優しくて心温まる話でした。
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母親を早くに亡くして、父親の再婚相手との関係性に悩める心に、とても共感できる部分が多かったです。
そのフィリピン人の再婚相手、シャーリーンと、たまちゃんのおばあちゃんのセリフ、行動に何度泣かされたことか。
温かすぎて最後まで涙、涙でした。
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最初から最後まて、一生忘れたくない、心に響くフレーズでいっぱいの本。家族・幸せ・友達・思いやり・引きこもり・買い物弱者・死、自分の人生において意識しなければ気付かずにスルーしてしまうことってたくさんある。そういうことに気付かされる何度も読み返したくなる。森沢明夫さんにはまってしまいました。
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『祖母との思い出を懐古するホッコリ心温まる感動作』
舞台は過疎化問題を抱える地方の港町。食料や生活用品の調達に困っている「買い物弱者」の存在を知るが、大好きな祖母も例外ではない。そのため大学を中退して地元で移動販売を起業する20歳の女の子・たまちゃんの奮闘を描く。
田舎の懐かしさを感じるとともに、家族の絆、地域住民の温かみ、仕事のやりがい、友情、青春といったホッコリ要素が満載。悪意のある人がほとんど登場せず、幸せの本質に迫る一冊です。文庫化に際して「たまちゃんのおつかい便」から「かたつむりがやってくる」に改題したとのこと。
誰とでもすぐに打ち解けられる性格のたまちゃんなのに、父の再婚相手であるフィリピン人の義母・シャーリーンとは馬が合わない。おせっかいな優しさを押し付けがましく感じてしまうものの、悪気がないだけに接し方が難しい。そんなたまちゃんの心の持ちようも見どころです。
そして本作には名言が多い。「人に期待する前に、まずは自分に期待すること。で、その期待に応えられるよう、自分なりに頑張ってみること。人にするのは期待じゃなくて、感謝だけでいいんだよ」と静子ばあちゃんのセリフにしみじみ。
「人生は一度きりの命をかけた遊び」という父の言葉もすごく好きです。
本作にはたまちゃんのモデルとなった方が実在するとのこと。人に役立つことを肌で感じられる仕事はすごく素敵だと思います。私のような「ほっこり小説愛好家」にはピッタリな一冊でした。
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☆5
たまちゃんは高齢化が深刻な田舎町で、「買い物弱者」を救うために移動販売をはじめる。
たまちゃんの周りの人々がみんな優しくて…特に静子ばあちゃんの素敵な言葉がとても心に響きました(*´˘`*)♡
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華の女子大生を辞めて起業の勉強をする。そして必要な資格を取る。
買い物弱者になる大好きな静子お祖母ちゃんのためめにおつかい便をするため。
たまちゃんこと、葉山珠美が主人公。
たまちゃんの家族。同級生、おつかい便の師匠、大好きな静子お祖母ちゃん。
そして地域の人々。
沢山の人に応援、助けられて、おつかい便をするたまちゃん。
本当に温かい人が多く登場して、励まされる言葉もたくさん散りばめられていて、大好きな本がまた1冊増えました。
たまちゃんのお父さんが、とても素敵な人です。あんな風になれたらな~なんて思います。
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正直3分の2までは読みづらかった。
けれど、途中から何度かポロポロ泣いてしまった。
気が付くとそこここに、
ハイライトし、何度でも読み返したい言葉が、
沢山散らばっていた。
読む人によってどこに心動かされるか分からない。
けれど、わたし以外にもこの本のどこかの言葉に
ぐっとくる人が少なくないことだけば分かる。
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後半入るくらいまでずーっと主人公のたまちゃんに全然共感出来なかったな。ちょっとイライラしてしまった。考え方が甘かったり、他人に追求されると拗ねたり、他人を認められなかったり。でもこの物語ってこのたまちゃんの精神的成長が素敵なお話なんだとラストに差し掛かってわかった!
登場人物はみんな素敵で優しい。
出てくる言葉はどれも心に響く。
あったかい気持ちになれる物語です。
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作者の森沢さんが数年前から気になっていらっしゃったという『買い物弱者』ために奮闘する20歳の女性の物語です。
森沢さんは、実際に三重県の紀北町で「移動販売」を起業し、集落の買い物弱者たちを救っているという東真央さんの「まおちゃんのおつかい便」を取材してこれは小説になると確信したそうです。
そして「おつかい便」と「家族」というふたつの切り口から現代を生きるぼくらの「幸せの本質」を手探りしてみようと思って書いた作品だそうです。
私も車はペーパードライバーで乗らないので、こんなおつかい便があったら便利だろうなあと思いました(実際生協さんを頼んでいます)
この物語は、主人公の20歳の女子大生だった、たまちゃんこと葉山珠美が、大学を辞めて最愛の静子ばあちゃんのために起業しようとするところから始まります。
たまちゃんのお母さんの絵美はたまちゃんが12歳の時に交通事故で無くなり、たまちゃんは父の正太郎と再婚相手のフィリピン人のシャーリーンと暮らしていますが、シャーリーンのことをまだ母親とは認められません。
この物語では、たまちゃんとシャーリーンが喧嘩をしながら助け合いながら二人の距離を縮めていこうとするところも読みどころでした。
そして森沢語録
・裕福と幸福は違う。
・人生の『小さな冒険』に踏み出せない人は『勇気』が足りないのではなく『遊び心』がちょっぴり足りないだけ。
・人生はたった一度きりの『遊びのチャンス』
・人は人に「ありがとう」と言ってもらったときにこそ、いちばんピュアな幸福感を味わえる。 他
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とっても素敵な優しい物語でした!
静子おばあちゃんの素敵な言葉があちらこちらに散りばめられていて、言葉を通していつも優しさに包まれ、見守られているような温かい気持ちになります。
幸せの極意、心に響きます。
『人生、何があっても、いい気分』
『日常の些細な出来事や事象を、丁寧に探し、すくい上げ、見詰めて、そのときの自分の心の動きを味わうこと』
たまちゃんと幼馴染みの壮介との関係、シャーリーンの生き方、たまちゃんのお父さん、古舘さん、漁港のおじさん…みんなみんな素敵でした♪
壮介がマッキーに伝えた未来への一言のシーンが好き♪
後半は涙、涙でした…
ラストの第6章までじっくり味わい深く、心に響く言葉にきっと出会える一冊。
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主人公のたまちゃんの家族関係がリアルで、わたしと同じ年齢の大学生だったこともあり共感せることが多かったです。
自立したいけどしきれない葛藤
やりたいことへの思い
おばあちゃんたちを思いやる優しさ
隠れているいろんな感情が見えました
あとがきに書かれているのですが、実際に存在する若く美しいお使い便 経営者 東真央さんのことも知れ、社会の問題にも目を向けれる作品でした。
後半涙がとまりませんでした!
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2023年45冊目
森沢明夫さん/かたつむりがやってくる
~たまちゃんのおつかい便~
高齢化が進む町で「買い物弱者」を救うため、大学を中退し移動販売を始めた主人公。お仕事は軌道に乗るものの、継母との微妙な関係や大切な人との別れ…
目頭も心も熱くなるお話。
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物語を通して優しさと愛が溢れた作品でした。
特に心に響いた言葉はこちらの2つ。
①人生の小さな冒険に出られない人は「勇気」が足りないんじゃなくて「遊び心」がちょっぴり足りない」だけなんだって。
②愛している人の死を「背負う」ってことは、その人が味わうはずだった「楽しいことや幸せを丸ごと背負う」ってこと。だから残された人は、太く、長く、人生を楽しまなきゃいけないってこと。
主大学を中退して故郷に戻り、なかなか買い物にいけない高齢者のために移動販売をはじめた主人公のたまちゃん、父親の正太郎、亡き母の後妻となった正太郎の妻でフィリピン人のシャーリーン。
この家族とそれに関わる素敵な人たちの物語。
ひとつひとつの言葉がスッと心に入ってきて、読んでいてとても清々しく、そして優しくなれる作品でした。
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買い物弱者を救いたい!
大学を中退して田舎に戻ってきた珠美こと「たまちゃん」
大好きな叔母が買い物弱者&その地域の人々が買い物弱者を知り移動販売車を始める
ほっこりする物語ですねぇ~
弱い物に愛の手を!お返しは「ありがとねぇ~助かるよぉ~」の温かい言葉に
たまちゃんのやる気炎燃えます!
けどね…たまちゃんには苦手な相手が…
父の再婚相手フィリピン人シャーリーンとの関係
シャーリーンはたまちゃんとの関係を良好するためにあの手この手
心遣いに気づいたたまちゃん涙がポロリ
配達日はあいにくの大雨が降ってたまちゃんの体調も思わしくない!
けど自分を待っている買い物弱者をすくいたいたまちゃん
神様から罰が当たったのか事故って車を大破!
たまちゃんはどんな対応をするのか?立ち直れるのか?
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『かたつむりがやってくる』森沢明夫さん
平成最後の一冊(恐らく)は、大好きな作家さんの小説。地下鉄の中で涙と笑いを堪えるのが大変でした。。笑
都会にある大学を中退し、田舎に戻ってきたたまちゃんがやりたかったことは、「買い物弱者」を救うこと。移動販売を始めるためにいろいろ準備をしていく中で、家族や地元の人との悩みやトラブルが次々と出てきます。それら1つ1つ、どう受け止め、どう前に進んでいくか。切なくも心温まるお仕事家族小説です。
家族や友人の大切さ、高齢化が進む日本が抱える「買い物弱者」の存在、そして時間・人生の大切さ。この小説でたくさんのことを学び、気付かされました。日々自分のことでいっぱいいっぱいになりがちですが、今の自分の生活環境や仲良くしてくれる人、たくさんのことに感謝しようと思いました。
令和へ移るに伴い、仕事でも趣味でも、何か新しいことを始めようとしている人にもおすすめの一冊です。
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最後にはホッコリとした気分。
ちょっとしたことで、心がササクレだったりザワザワしたり・・という、たまちゃんの年頃のことを思い出しました。
それでも、周りの人の温かさや大人たちの優しさを感じ取り成長していくたまちゃん。
等身大の一人の女性の心情が、とても共感でき一緒に成長でき、最後は温かな気持ちになり、私も頑張ろ・・と元気がもらえます。
進路に迷っている若者におすすめの一冊、
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11月-12。3.5点。
大学中退し、田舎の祖母たちのような買い物弱者のために、おつかい便をする主人公。再婚した父親のフィリピン人妻となかなか上手くいかず。幼馴染みたちを巻き込み、おつかい便を始めるが。。。
面白い。グッときて涙が出た。フィリピン人妻の「陰徳」が素晴らしい。
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買い物弱者である田舎のお年寄りのために、都会の大学を辞めて移動販売を始めたたまちゃん。
テーマである買い物弱者のほかにも、独居老人の孤独死とか、引きこもりとか、外国人との慣習の違いとか、いろんな問題が描かれている。
義母シャーリーンとのいざこざには少しハラハラするけれど、近所の老人はみんな優しいし、同級生トリオもいい感じ。豪快で大雑把そうなお父さんは、娘の立場だとイラッとすることもありそうだけど、いつもがははと笑って過ごせているのは素敵だな。
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買い物難民の老人達のために移動販売車をやろうと決意した「たまちゃん」こと珠美。母を事故で亡くし、義理の母親との仲はイラつく事も多く、お母さんとは呼べないまま。そんな中「たまちゃんのおつかい便」はスタートする。
義理の母親のフィリピン人シャーリーンを受け入れられない気持ちや、祖母、父親、お客さんのお婆さん、それぞれとの触れ合いが描かれている。
みんなから可愛がられるたまちゃんがいい感じ。亡きお母さんの言葉が時折出てくるけどそれがすごくいい。
前向きになれる作品。
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これからお使い便って需要があると思う。そこに看護師や保健師が同乗して健康チェックまで行えたらいいように思う。
人は生きてる間良い気分でいないとね。家族間で分かり合える、分かり合える友人がいる、これって幸せだね。
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田舎町で「買い物弱者」を救うため、「おつかい便」を
はじめた珠美。継母とのいさかい、仕事の悩みや
突然の別れ…。心があたたまって、ほろっとする、
お仕事成長小説。