感情タグBEST3
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父親の形見であるバイオリンの生まれ故郷であるイギリスへの旅の中で、体験したこと、出会った人々により新たな人生を歩み始める主人公の姿を描いている。感動的なシーンもあるし、ドキドキハラハラする場面、サプライズもあり、最後まで飽きさせない。読んでいると本当にバイオリンの音色が聴こえて来るような感覚もありました。音楽好きな方、そうでない方にもおすすめです。
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とても面白かった。
ほんと、さださんの作品は読みやすくて人物描写がとてもうまいですね。最初からひきこまれ、一気に読み終わりました。
ストーリー的にはドラマ仕立てな安定した話でしたが、余韻がとても心地よく。そのシーンの感情と風景描写のマッチングがすごくいいんですよね。
イギリス、スコットランドにも行きたくなりましたね。とても、よかったです。
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あたたかい物語でした。
今回もまた一気読みでしたし、じっくりと味わわせていただきました♪ 本当に、人間や現実への厳しい視線と、それを凌駕する優しさを持ったストーリーを書いてくれる作家さんだな~とつくづく思います。さだサンの歌もトークも好きですが、もっとさださんの他の小説も読んでみたい、と強く感じます。
花子の、英国育ちのかしこまった妙な日本語が、どうにも愛嬌がありすぎて笑えるw
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とても心暖まるお話。
さださんのこう云う話は本当に素晴らしい。
小説って感じそのものなんだけど、でも泣かされるんですよねえ~
いいなあ花子ちゃん。
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読み終わったあとに温かい余韻が残る本は大好きです。
「ご飯は笑って食べるもんたい」にドキッとしました。
最近、慌ただしくて笑って食べていないなと気付かされました。
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やさしい文章でとても読みやすかったです。
イギリスに渡ったあとからはぐいぐいと引き付けられあっという間でした。辛いことや嬉しいことも一番良い時に巡って来るんだな~と思える話でした。
花子ちゃんがナイスです。
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兄から送られてきた、亡き父の遺品の古いバイオリン。
そのルーツをたどる旅で明らかになったことは?
さだまさしさんは、歌手としても好きですが、
素晴らしい作家でもあります。
最初の作品が本になるまでの幻冬舎の社長さんとのドキュメントを見て以来、さださんの本は必ずチェックしています。一番好きなのは「眉山」。これが2番目です。とってもよかったです。購入本
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さだ氏の作品では、読破2作目。
すーーーーーっごく良かった!!!
もともと好みの作風だけれど、これはかなりツボでした。
出だしの部分では、定年・離婚・家族との確執・家族の死・病気、実家の家業の苦戦。。。などという、重めの札がいっきに提示され、かなり心して読まねば、少し気負って読み進めたのだが。
進むにつれて、とってもマイルドに、ロマンチックに変化。
まさか、舞台が海外に移って、恋の要素が加わるとは。
一貫して、バイオリンにまつわるエピソードが鍵になる。
この点は、さだ氏の持ち味と思われ、◎。
しかし、達筆!センスがある!!
知識と品性に裏打ちされた物語には、感嘆。
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主人公が父の遺品として兄から送られてきたバイオリンのルーツを辿るべくイギリスへ。父への後悔、兄との確執、高校時代の初恋、別れた妻への思い、などなどいろんなものを抱えた男性が過去と向き合う中で、また元の場所へ帰っていきます。解説文を読むと、作者さださんが自身のバイオリンのルーツを辿った旅がこの小説のモチーフになっているとか... 福岡の言葉も懐かしく、また昔の思い出'台風の大きさ'を表す単位のエピソードなど、丁寧に生きてこられた様子が伺い知れて優しい気持ちになりました。
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さださんの話、好きだなぁ。
よくよく考えると、救いようの無い部分もあって、話の続きを想像すると、少し悲しくなりますが、
それ以上に登場する英国の方々の人物像が素敵でした。
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これまで読んできた、さだ小説とは違う印象だったが、最後にきたね~さだまさしの真骨頂が。身近な幸せを見落としてないかい?と今回もやさしく肩をたたかれたようだった。
この話は、認知症になってしまった兄との家族愛がテーマなんだけど、解夏の中にもいわゆる呆けと家族愛をテーマにした作品があったのを思い出した。あの作品はこれまで読んだ作品の中でも、大きく私の心を揺さぶった作品で、今の私の価値観の重要素になっている気がしている。
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お兄さんから送られてきた父の遺品のバイオリンのルーツを辿る旅
さださんご自身も自分のバイオリンのルーツを辿った思い出があるそうで、今回もちょっぴり自叙伝めいた感じのお話でした
家族や人とのめぐり合わせとか
ちょっぴり旅に出たくなりました
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さだまさし・・・というシンガーソングライターが描いた作品だと思っていたので少し舐めていたかも。
プロの作家さん並の描写や構成に途中からは、さだまさしが描いている事を忘れてしまっていた。
印象としては凄く優しい話。
登場人物が暖かく、ただただ優しく心が温まる作品。
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さだまさしは隠れた名作家だと思う。
人情味のあるキャラクター。
そしてじんわり心を満たしていく文章。
今回の話も暖かくて、
どの人も素敵だった。
数冊しかないのが残念なくらい、
素敵な文章を紡いでくれる人だと思う。
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兄弟の絆を、家族の大切さを、ふたりが小さい頃からきちんと教えてきた父親がかっこいい。誓約書のくだりはとてもいいと思う。子供相手だけどきちんと一人前の人間として扱うのは大事なこと。
ヴァイオリンの製作者を訪ねる旅の先で出会う人たちの、旅人に対する暖かさ。特に年齢を重ねた人たちの懐の深さ、愛情の大きさに驚かされた。
それぞれが個人的な、家族との問題を抱えたまま旅するうちに、出会った人たちとの交わりで癒されていく。魅力的な人物がたくさん出てくる。まるで一緒に旅をしたかのような感覚。
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さだまさしの詩の世界を小説にした感じ。
ヴァイオリンの音のように物悲しい世界。
最後に彼女の返辞に含みを持たせてほしかttな。
本人が自分のバイオリンのルーツを求める旅から生まれたそうです。
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風に立つライオン、解夏、精霊流しと読んでさだまさしさんの作品に心酔してしまい期待が大きすぎたと思います。父親と喧嘩したままそれが最期の別れとなるのがたまらなく切ないです。大切な人とはたくさん話さなければとつくづく思う作品でした。
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昔買うて読んでゐたものを再読。いや、再々読。
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この作品までに、さだまさしは「精霊流し」「解夏(げげ)」「眉山(びざん)」と3作を上梓してゐる。
2作目と3作目は既読だが、いずれもなかなかの構成力だと思ふ。そこそこ感動的なのだ(*^_^*)。
2度目、3度目に読んでも、大事なところで先が読めない(思ひ出せない)部分が結構ある。なかなか意表をつく展開なのだ。
まあ、これはいい話だ。
Posted by ブクログ
2017.3.16-27
若年性認知症を発症した兄から送られて来た急逝した父の形見のヴァイオリンの製作者を探す為イギリスに向かった真二の出会いと旅のゆくえ。
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何かにつけて息子たちに誓約書を書かせる父。その誓約書を通して弟に伝えた兄からのメッセージ。著者が描く「家族」の物語が、どこにでもあるようで、だけどそれを描くのはとても難しくて、読んでいてどこか懐かしい気持ちになった。
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いつもさださんの小説には泣かされてきた私ですが、今回は涙は出ませんでした。けれど一つのバイオリンを巡り、兄弟親子のつながりが上手く表現されているなと感動しました。
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「みんな、覚えておいてね。雑草という名前の花が無いように、気付かれないかもしれないほど小さくとも、必ず植物には花が咲くのよ。人にもきっとね」
「生きて死ぬことの先にあるものは、誰かの記憶の中に生き続けるということではないのか。そう思い至って安堵した。天国は、自分を覚えていてくれる誰かの記憶の中にあるのだ。それならば既に今、父は真二の記憶という天国に住んでいるのではないか、と。」
「『真ちゃん、私ね、健一郎さんが生きてさえおってくれたらいいとよ。なんもかんも忘れてしもうてもいいと。生きておってくれたらいいと。』香織は重い台詞を、意外に冷静な声で言った。あたかも自分に言い聞かせているようだった」
やっぱりさだまさしの小説は、美しいという形容詞が似合うと思う。とても爽やか。