【感想・ネタバレ】外資の流儀 生き残る会社の秘密のレビュー

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Posted by ブクログ

【日本企業は、社長にも従業員にも危機感がありません。そこが最大の問題です】(文中より引用)

マクドナルドやディズニーといった外資系企業を渡り歩いた著者が、日本の経営に足りないとする外資の流儀を紹介する一冊。著者は、現在複数の会社で社外取締役を務める中澤一雄。

いわゆる日本型の雇用・経営システムが根付くにあたってはそれなりの理由や合理性があったのだと思いますが、もはや時代がそのシステムを許さないところに(とっくの昔に)来ているんだなと再確認させてくれる作品。ノウハウ本としても高評価をあげたくなる内容でした。

藤田田社長のエピソードが印象的でした☆5つ

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2019年12月20日

ネタバレ 購入済み

文化、意識、捉え方の違い

たまたまラジオでこの本のことを知り読みました。もともと、外資(アメリカ)は契約社会である、働き方も契約が基本になっていると認識していましたが、それにはあらゆる面で効率が絡んでいると知りました。そうですね、美徳っていえばそう(例えばおもてなし)かもしれないですけど、日本には無駄がたくさんありますね。文化的な点でもあるが、それが商売となり不要なコスト、マンパワーとなっています。
私はヤマトに務めていますが、置いていくニーズに会社は拒否しています。でも、コープさんを始め今現在の大多数のニーズって置き配なのでは?
けど、大企業のプライドがムダなコストとそこでの差別化によるセールスポイントを醸成し、利益を蝕み社員への還元を疎外しているのではないか?、と当社の管理部門にいる人間として考えます。

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2019年06月01日

Posted by ブクログ

190521外資の流儀 中澤一雄☆☆☆
日本経営もグローバルスタンダードへの脱皮が必要
特殊と言われるうちにガラパゴス化して退歩の一途
謙虚に世界レベルの経営を学ぶべき

日本企業の生産性は米国の半分 要因は何か 何故誰も分析・提言しないのか
職務ベースではなく属人的 ①新卒採用②年功序列③終身雇用 
完璧主義より効率性 銀行の現金不突合
人事戦略 ジョブサイズで引き上げていく 年4回の人事評価とフィードバック
 外資 職務ベース 空きができたら求人 ライン主導 生産性優先 レイヤー半分 スペシャリスト
 日本 人ベース   人事部主導 処遇ありき ポストを作る ジョブサイズ無視 レイヤー過剰 ゼネラリスト

生産性を引き上げるインセンティブが働いていない
非効率の企業も延命されている 競争より共同体 新陳代謝を忌避する
円滑化法 中小企業支援 赤字企業比率 ゼロ金利 →非効率企業の存続を支援
当事者には住みやすい環境がマクロの国際比較では世界の半分の生産性
これを問題視すると市場原理主義者として攻撃される 竹中平蔵氏

企業の目的を見失ってる日本 今頃「生産性向上」 やっていることは真逆
米国企業は愚直に正攻法で磨き上げている 経営と業務が一体
経営者は嫌な役割から逃げない 「本人のため」という信念
①タイトル別職務内容・サイズ
②個人目標
③成果重視の人事評価
④業務改善と退職勧奨
⑤後継者育成計画Succession Plan 候補人材の発掘・訓練・登用 モチベーション
⑥リストラクチャリング
⑦5年戦略計画 2桁成長10%✕5年=60% 
        オーガニックグロース+戦略新規事業M&A 
⑧年間遂行計画 戦術・戦略 第1四半期をピーク 第二以降でカバー 
 決算期選定は大事

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2019年05月22日

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ネタバレ

外資の流儀というか「アメリカの生産性の裏にある考え方と仕組み」とでも言った方がしっくりくる本。
著者はマクドナルド黎明期に入社し、米国勤務等を経て業務オペ改善等を手がけるポジションまで上り詰めた後、ディズニーストアやKFCにて活躍した。

アメリカという国自体や、米国の生産性の高い企業であるマクドナルドやディズニーにおける考え方や日本企業・国家が乗り越えなくてはいけない課題が纏まっている。
企業変革のための効率的な仕組みについては第6章を読めば学べてしまいますが、筆者の経験談や転職戦略等々もきになる場合は全ページ読む価値がある一冊だと思います。

外資の流儀なんて言うからドライな本かと思いきや、非常に本質を突いた非常に良い本でした。

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2022年07月22日

Posted by ブクログ

この本は私には非常に役に立った。
著者は、マクドナルドやディズニーなどに勤めておられた方、従って、題名の「外資」は米国企業のことだ。
日本企業は、米国企業に比べると生産性が低く、その理由の一つに、日本的雇用慣行があげられることが、結構ある。
ことの真偽は置いておくとして、そういった議論が、実証的になされないことは問題だと思っていた。実証的な議論がない大きな理由が、米国の実際の雇用慣行や人事制度を紹介した資料、書籍が少ないこと。
本書は、筆者の勤務経験のある企業に限られるが、米国企業の実例を示してくれている。

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2020年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

外資の生産性と給料が高い理由が垣間見れました。
短時間でも90%でokとし、費用対効果が無ければ敢えて10%を切り捨てる現実的な考え方は羨ましくも思いました。

日本企業の寿命が長いのは、ハイリスクハイリターンではなく企業の存続に重きを置く文化は納得。これが良いか悪いかは人の考え方なのでしょう。

転職の面接事に著者が見るところ
パッション>人柄(EQ)>能力

V字回復のための奇策
・新機軸(ホワイトスペース)を見つける
・成果主義をメインにした人事評価制度
・(特にBtoBの場合は)必ず勝ち組企業と組む
生産性の高さ

モットー
・社内外に敵を作らないこと(敵を作っても何の得にもなりません)
・評論家にならないこと(大事なのは有言実行です)
・人間は失敗して成長すること(成果は行動に比例すること)
常に頭は低く、アンテナは高くすること(情報が入ってきます)

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2020年03月20日

Posted by ブクログ

この本を読むとやる気が自然と湧いてくる。これまで会社に対して疑問に思うことや不満に思うことがいかに日本流のものであったか明確になった。以前5年程、外資系の会社で働いた時に自分にとても合っていると感じたのは気のせいではなかったのかもしれない。今後も疑問に思うことや不満に思うことは大切にし、ただ不満を漏らすのではなくそれをどのように解決するがKey になるのではないかと思う。

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2019年10月08日

Posted by ブクログ

簡潔でキレイにまとめられているため新書ながら冗長でなく、するする読める。日本企業が外資化していくためのエッセンスを8つ、実体験を交えながら紹介してくれる。

私は所謂The日本企業に勤めたことがないため、「これからこのエッセンスを取り入れていく」会社の立場では感想を残せない。グローバル展開している企業や外資系企業に在籍している方には違和感なく、改めて今やっていることの整理ができる内容であるはず。

ただ、帯にもあった「日本企業も外資化していく」…これは疑問が残った。外資化へシフトできず、我武者羅に長時間高いクオリティを維持して働き続ける体制を残し続けてしまったからこその、現状なのでは…。これから変わればいいなあとはもちろん思うものの、難しそう。

日本企業のやり方がダメで外資のやり方をそのままやればいいというわけではない。だけどいい加減、外の新しい考えも取り入れないとまずいよね?と、改めて思わされた一冊。

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2019年08月21日

Posted by ブクログ

アメリカおよび外資系企業の文化と対比させる形で、日本および日本企業の文化の改善すべきところを指摘。
大企業/グローバル企業は、徐々にではありつつも足を踏み入れてきているなと感じました。
一方、純粋な国営企業や、企業のほとんどを占める中小企業が、どの程度この文化を受け入れていくのだろう、という点は興味深く見ていきたいと思いました。

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2019年06月23日

Posted by ブクログ

★具体的な自伝を読みたい★マクドナルドやディズニーなど外食や物販の外資系企業を渡り歩いた。人事制度など抽象化した8つの方程式はさほど目新しくもない。外資は生産性を高めるために、働き方というより働かせ方にシビアというか真剣なのだろう。経験に基づいたドロドロした話を書いてほしかった。

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2019年06月16日

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