【感想・ネタバレ】虚構推理のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメ化で店頭に並んでるのを見たのがきっかけで手に取ってみたけど
真実がわかったうえで 推理を考えるという発想は
どこか反則的な気もするけど 面白かった

キャラクターも個性的で事件とは関係ない普段の会話でも面白かった
特に琴子が好き!!

ただ 鋼人七瀬の話の推理のくだりは前の3つの推理が何故必要だったのかよく分からなかった
コミックの方も見てみて、コミックの方も面白かったが 小説の方は細かい心理描写や行動の理由が分かる分 分かりやすかった

普段は琴子に対して邪険にしてる九郎が最後に「お前は花より綺麗だから 僕はどこにも返していないだろう」と言った時は身悶えした
ツンデレとも違って、上手いこと言おうとしたりした訳でもなく本心からそう思ってると分かるだけに
琴子同様、これはずるいと思う

1
2020年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙からラノベ色が強いだろうと思っていたが、むしろ骨太の本格ミステリだった。
都市伝説や想像力が生みだした物の怪に対して、都市伝説をも上書きしてしまう虚構推理で消し去るというアイディアがいい。捨て推理が後できいてくる部分も好みだった。
続編もあるようなので機会があったら読んでみようと思う。

1
2020年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 実際に存在している鋼人七瀬に対して、〝亡霊が実在する〟という現実よりも人を惹きつける虚構を作り上げるという無理難題に正面から対峙している印象を受けました。
 桜川九郎の力があってこそではありますが、4つの解決を提示する事で、ネットで話題の都市伝説以上の話を語り、ネットを沸かせる難行を為した岩永琴子に惹かれました。

0
2023年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルだけ聞いたことがあったので、電子書籍版がセールになっていたタイミングでなんとなく購入。

第12回本格ミステリ大賞を受賞している通り、いわゆる「ミステリー」というジャンルに分類されるのだが、自分はこの手のジャンルには明るくない。
なので最初に驚いたのは超常的なこと、具体的には妖怪や怪異が前提となっていることであった。
超常的なものを持ち出して推理とは如何なることかと訝しく思いながら読み進めたのだが、最後にはなるほどと思わせてくれた。

特にこの小説の要となる、「虚構より生まれた現実を、虚構の推理により虚構へと戻す」という一見言葉遊びのように思える、一連の過程は全く見事であった。
ディティールもしっかりとしており、妖怪や日本の伝承と上手に絡ませて作品のクオリティを高いものに仕上げている。

大賞も納得の非常に完成された作品であった。

0
2021年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

漫画版を読んでから、ずっと読みたいなぁと思っていました。
いい意味でも悪い意味でも漫画版をあまり覚えていなかったので、楽しく読めました。
が、やっぱり、キャラクターたちの顔を知って読んでいるため、想像が補完されてしまった気がします。
九郎が復活するところの描写はやっぱり漫画(絵)があってこそな気がします。
もちろん、小説のがずっとリアルなんですけどね。

岩永と九郎のやりとりが好きです。
心の底辺では繋がっている「絆」が好きです。
小説のほうがその描写が細やかで、ほっこりしました。
あぁ、やっぱりこの二人を応援したい…と、言いますか。

小説的なことを言えば、文章表現がとてもうまい作家さんでした。
読みやすくて、入ってきやすい。
原作にも向いているのでしょう。
誰にでもわかることを、誰にでもわかる文章で書ける作家さんです。
ころころとして、やさしい文体で、気持ちよくこころにしみてきます。

0
2019年05月24日

「小説」ランキング