【感想・ネタバレ】さらわれたい女のレビュー

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ネタバレ 購入済み

良かった。

とても面白くて一気に読みました!ちょこちょこ「ん?」と思うところは伏線なのですが、謎が明かされるまではどういうことかの予想がつかず、最後は驚かされました。
最終章が「敗北」だったので焦りましたが、主人公が無事で良かったです。どちらかというとやっぱり悪い人ですが、なんだか憎めない主人公でした。

#笑える #ドキドキハラハラ #怖い

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2023年02月23日

Posted by ブクログ

さすが歌野晶午!ってくらい面白かったです。
タイトルは怪しげすぎて好かなかったけれど、最初から読みやすくスピード感があり、二転三転コロコロと表情が変わっていく展開に鈍感な私は最後まで騙されっ放しでした。

歌野晶午らしい?、ツンケンとした女性キャラと、ちょっとマヌケででも愛嬌があって応援したくなるようなキャラがいい味になっています。
二転三転する深刻な事件とは相反して読者を和ませたり一息つかせてくれるので、メリハリがあって良いですね。

途中から語り手が急に変わることに疑問を抱きつつも、それが鍵だったとは。
コンゲームとも言える騙し合いのミステリーでした。

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2015年06月02日

Posted by ブクログ

旦那の愛を確かめるべく狂言誘拐をたくらむ女の話。
章が変わるごとに忙しいくらい物語が二転、三転していきます。
便利屋のおっさんがたくましいんだか頼りないんだかのところがおもしろかった。

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2012年03月19日

Posted by ブクログ

歌野氏の作品を読むのは「世界の終り、あるいは始まり」に続いて2作目。
買ったのは講談社文庫だが、現在は角川文庫より発売している。
「カオス」というタイトルで映画化(主演:中谷美紀)もされている。
冒頭の「私を誘拐してください」から面白そうだなと思わせてくれるが
ただの狂言誘拐というのではなく、エンディングまで二転三転してニヤリとさせられる傑作。

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2010年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時代を感じさせる誘拐ものの物語

狂言誘拐を持ちかけられた男が、うまいこと身代金を手にするが、軟禁場所に行くと誘拐された女性は死んでいるという話。

こういった、女性が死んでるけど、自分は誘拐犯だから警察に通報できない、どうしよう、となった状況はとてもあり。警察に通報できない→じゃあ自分で何とかしよう、って流れはすごく自然。

でも誘拐ものってそういうの多い気がするね。

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2011年10月22日

Posted by ブクログ

「私を誘拐してください」美しい人妻は、そう呟いて便利屋の手をにぎった。夫の愛を確かめるための"狂言誘拐"だというのだ。金に目がくらんだ俺は依頼を引き受けた。完璧なシナリオを練り脅迫を実行、身代金までせしめたが、そこには思わぬ落し穴が待っていた。二転三転、息をもつかせぬ超・誘拐ミステリー。

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2010年05月24日

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すらすら読めて読みやすかった
ただ内容は薄く感じたかも
先も割と読めてしまった
でも面白くないわけでもなく個人的に普通?

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2023年09月28日

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あった言う間に読んでしまった。スピード感のある展開が面白い。小悪党の便利屋だが彼に肩入れして読んでしまう。

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2016年09月17日

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なんとなく予想ついてしまったと言うか、他に疑わしい人がいなかったと言うか、誘拐してください、だなんて、そうそう頼んでくる人なんていないわな。

探偵さんが、どうなるかハラハラした。

二転三転は確かにしたけど、少し物足りなかったような気がしてしまったのは、きっと日頃からミステリーばかり読んでいるせいで深読みしすぎてしまうからですね。

先入観なく読み進めたかった一作。

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2016年01月18日

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ネタバレ

 誘拐モノ。便利屋のもとに,「夫の愛を確かめるために,「私を誘拐してください」という依頼がされる。物語の前半は,便利屋による誘拐。1991年当時の最新の通信技術を使った誘拐が展開される。伝言ダイヤルやダイヤルQ2を使ったトリックであり,今となっては,「これって何?」と感じてしまう。最新の技術を使ったミステリは,すぐに古臭くなってしまう…どころかわけがわからない作品になってしまう。
 短編ミステリだったら,単なる誘拐モノになるのだろうが,この作品には続きがある。むしろこちらがメイントリック。便利屋に誘拐を依頼した「小宮山佐緒理」は,「津島さと子」であり,狂言誘拐ではなく,死体遺棄をさせるために,狂言誘拐を計画したという人物入れ替えトリックがメイントリックになっている。
 便利屋による捜査のパートも比較的まとまっており,こじんまりとまとまった秀作といえるデキになっている。死体遺棄をするためにこんなことをするか?というリアリティの薄さはあるが…。★3で。

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2016年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そう言うトリックかぁと納得してから、それで主人公どうするの?
復習するの?やめときなよ。
それとも返り討ちにあっちゃうの?
何てハラハラしてたら、そう来たか!
うん、それがいいと思いました。悪くないです。

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2015年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

各登場人物サイドからの目線を交互読むので、途中でネタバレ感はあるけれど…テンポが良いので読み易い。
1991に書かれているので、小道具等々古く感じるけどそれはそれで面白い。

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2012年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

狂言誘拐、二転三転ミステリー。
うたのん初期作。

さらりと読めるエンタメ小説。
おらの持ってるこの小説の表紙は中谷美紀と萩原聖人なんで、どうやら映像化してるみたいだと思うんですがどうなんでしょ?
調べてないのでちょっと分からないんですが、たぶんされているのでしょう。
中谷様が美しすぎる……そりゃ頼まれたら断れませんわー(違

全体的に軽いタッチでドラマ見ているような感覚だった。
でもちょっと女の描写が薄っぺらかったかなー。
何でも屋の男もちょっとキャラ設定が不安定だった(笑

しかしこうしてなーんも考えずにウヘエフヒヒと楽しめる作品ってのは貴重だと思うんで――とかいいつつ思っていたよりもずっと楽しんだおれでした。

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2012年04月20日

Posted by ブクログ

「私を誘拐してください」から始まるこの設定(タイトルもいい)に興味轢かれました。ネタについては、ある程度の意外性あって、矛盾点もなく納得です。ただ、この種の小説は、キャラクターをたてることがなく、ストーリーで読者をいかに驚かせるか、騙すかということを中心に書かれている気がして、私的にはあまり好みではありません。昔の東野圭吾作品に似てますね。1991年に書かれたものということで、「ダイヤルQ2、伝言ダイヤル、車載電話、ポケベル」といういまとなっては懐かしすぎる通信手段が深く関わってます。 あとがきにも記されてますが、この部分は当時を思い出しながら読めばそれなりに面白いかもしれません。(若い人には想像できなくて?かも)

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2011年08月06日

Posted by ブクログ

面白かったです。

素直な気持ちでさくさく読むといい感じだと思います。
最初から、二転三転あるんだろう?的な構えた気持ちで読むと、最後のどんでん返しもわりと読めちゃうんじゃないかと思います。
まぁ、そうやって自分なりの推理をしながら読むのが、こういうミステリー小説の楽しみでもあるのですが。

「自動車電話」とか「伝言ダイヤル」とか「パーティライン」とか、ネタがちょっと古いけど、まぁそれはこの本が発表されたのが1991年っていうことでしかたないですよね。

(2006/03/19)

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2009年10月04日

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今やミステリ界の代表作家になりました、歌野晶午さん。狂言誘拐のはずが本当の誘拐になり殺人事件にまで発展・・・となりますが、思ってたよりは普通の展開でした。ヒントがでた時点で真犯人が誰か想像がついてしまったし。タイトルに「女」と入れるからにはもっと女の怖さ、もしくは直向さを見たかったなと思います。でも以前読んだことのある「葉桜の季節に君を想うということ」よりも明るくコミカルで楽しめました。探偵の慌てぶりが可愛い。にしても、現実の発展振りがあまりに早いとそんなに前の作品じゃないのに随分古く感じてしまいます。今の時代のミステリ作家さんは大変ですね。そして携帯の普及の影響って大きい。

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2009年10月04日

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