【感想・ネタバレ】ヘーゲルを越えるヘーゲルのレビュー

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Posted by ブクログ

ヘーゲル以降、ヘーゲルはどのように読まれてきたのか、また、ヘーゲルのキーワードはどのように受け入れられてきたのかを、一般的な解釈を交えながら記してあ理、これまでに読んだヘーゲルの解説書の中でも一番よかった。

法哲学が中心に解説してあると勝手に誤解していたので買うのが遅れたが、もっと早く読んでおけばよかったと後悔。歴史、承認、自由といった取っ掛かりやすいキーワードを中心に書かれているため、そういった意味では「読みやすい」と感じた。

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2019年11月12日

Posted by ブクログ

0986. 2019.12.17
現代の哲学者たちはヘーゲルの絶対精神に重きをおかない。というのもそうした普遍的理性・普遍的道徳に到達する保証はどこにもないからである。

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2023年10月19日

Posted by ブクログ

ヘーゲル哲学は、現代思想のさまざまなシーンにおいて、肯定・否定の両面において議論の対象となっています。本書は、そうした多様な解釈と評価において姿を現わす、ヘーゲル哲学の多面性を紹介している本です。

フランシス・フクヤマの『歴史の終わり』と、そのバックボーンになっているアレクサンドル・コジェーヴのヘーゲル解釈からはじまって、ハーバーマスやアドルノ、チャールズ・テイラーやロバート・ブランダム、スラヴォイ・ジジェクやジュリス・バトラーといった思想家たちが、ヘーゲルについてどのような解釈を提出しているのか、簡潔に論じられています。

ヘーゲル哲学の現代的な解釈の諸相を概観することができるという意味では、よくまとまっている本だと思います。ただ、もう一歩踏み込んで「読みどころ」を指し示してほしかったようにも感じました。

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2019年01月19日

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