感情タグBEST3
過去の事件を探るため、関係者の家に家政婦として入り込む主人公。過去と現在の時間を行ったり来たりして描かれるけれど、とてもスムーズで違和感なく読めます。主人公のある人物への思いも効果的感傷的に描かれていて、印象に残ります。
そういう結末になるのか・・・。真犯人がコイツなら仕方ないんだろう。ちょっとモヤモヤは残るけど、最後まで飽きさせない展開が素晴らしい。杏子が幸せになって良かった。
湮滅された証拠を探し出し遂に犯人を追い詰める場面がアツい。十数年の屈辱はいったいどれほど彼女を苦しめてきたのだろうか。
それを思うと彼女のこれまでの努力と今の達成とに自然と涙ぐんでしまう。
いずれにしても父親の存在が極めて希薄ですね。その辺も作者の意図している部分でしょうが。
主人公の妹さんも、先方の長男が引き篭もってしまったとはあまり認めたくなうようですが、再婚した彼女とかも色々と闇を抱えていそうですよね。
その辺の不穏さだけはひしひしと感じました。
そこそこ活躍しているようだから近所にもインフルエンサーだってバレてるんじゃないの?杏子が出入りしているのも見かけた人いるだろうし、家政婦入ってるのバレバレなのでは?
匿名 2023年01月02日
希一は火事の真相をおぼろげながら知っているのか。しかも山内しずかを調べているということはなんか思うことがあるのだろう。真二もいい子みたいだし、問題は母親。
う~ん。よく練り込まれた繊細な作品ですね。まだまだ全貌は見えないけど、思わず夢中になって読み耽ってしまうような、素晴らしい作品だと思います。