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劇画風の重い絵と重い話
ヒトラーの隠し子、ナチス、SS、虐殺 とすさまじい材料を並べ、劇画風の重い絵で重い話を描き出している。いわゆる「秘話」のレベルで登場人物たちも秘密めかした要素が多く、ドキドキワクワクのサスペンスタッチがとてもいい。
面白いね
意外な視点からストーリーがスタートしたわけだけどまず何でNeunのヒトラーの精子を受けた子供がWandに守られて育てられたのかから少しでいいから明かして欲しい。そして何でSSがSechsの指示に従って他の兄弟を殺そうとするのか次の巻で明かしてもらえるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
ナチスドイツの時代にヒトラーの血を引く13人の子供のうち9番を与えられたノインがヴァントのテオと共に抹殺命令から逃げ延びる話。かなり重いしグロも少しあるけど、ドイツ系のストーリーに惹かれてつい買ってしまった…あの時代が好きな人にはオススメ。
Posted by ブクログ
人工受精により ヒトラーの血をひく13人の子供たち。しかし突然抹殺の対象とされ、ナチスSSに追われる身となる九番(ノイン)と壁(ヴアント)と呼ばれる護衛の青年テオ。同じく八番(アハト)と日本刀をあやつる壁のナオミと行動を共にすることに。何故仲間であるSSは子供たちを粛清し始めたのか?マッドサイエンティストも出てきてなんともスピード感のある展開。これからどうなるのか…。
しかしナチスはその紋章から軍服まで大衆の憧れの対象となるように計算してデザインされたのだろうけど、一部現代人の心理をも動かすなんか呪縛のような恐ろしさがある。
まだ謎が多い
ナチスという重いテーマを扱っているが、本作がどのような方向性かは分からず、謎が多い。今後の展開が気になるところ。
Posted by ブクログ
この作品も面白い。
そして、キャラクターの描写にしても台詞がかっけええ!!
2巻はいつ読めるかわからんが読んでいきたいな。 とにかく大好きです。
読む人の心を抉るような、しかし
卓越した木炭画のような描写力に惹かれ購入しました。高橋氏により創られたナチスの陰謀と時代に巻き込まれてゆく人々の物語に、気がつくと自分自身も物語の世界を至近距離から凝視しているような気持ちになりました。日本の漫画が持つライトなタッチとは違うヒリヒリするような描き方、世界観は素晴らしいです。少し残念に感じたのは一つ一つの物語の「濃度」がまだ低いこと、それはこの作品の持つ奥行きがレギュラーの週刊・月間漫画の紙面でもう一つ十分に表現できていないなと思うのです。貧困・飢餓・孤独と言った苦しさを表す時、残忍かつ無残な表し方でしか表現されていないと感じます。この作品こそ海外での出版を期待します。欧州の、特に現代のドイツ人はどのようにこの物語を感じるのか!?ぜひ聞いてみたいです。