【感想・ネタバレ】流のレビュー

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Posted by ブクログ

これはおもしろかったですよ!
今まで中国と台湾と日本のことを知らないで、のほほんと生活してました。
いろいろな面で勉強になりました。

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2024年03月05日

Posted by ブクログ

たまたま台湾旅行後に台湾が舞台のこの本を父から薦められました

すっかり台湾ファンになっていたから作品の舞台の台北の街の熱気も、登場人物たちのパワーも鮮明に浮かんできて、また今すぐ台湾行きたくなってしまいました
生きる力強さ、大好き!

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

中国語の名前が厄介だが、一応おもな登場人物が最初に記載されているので助けになった
時代背景も見事に描かれて表現力も高く、ユーモアもたっぷり
他の人に勧めたくなる

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2023年02月18日

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祖父の死の謎や様々な伏線でリーダビリティを確保しつつ、超自然的な現象で展開コントロールした上で、歴史、国、血脈と「私」といった文学上のテーマをぶつけてくる。巧みだし面白かった。

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2023年01月06日

Posted by ブクログ

戦後の台湾を舞台にしており、歴史小説かと思いきや、主人公の秋生の成長を描いたジュヴナイル小説であるなと感じた。

台湾と中国との関係の複雑さを効果的に用いられるのは、作者東山氏が、中国人の両親を持ち、台湾で生まれるというルーツを持っているからだろう。

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2022年12月10日

Posted by ブクログ

初めて読んだ作家。直木賞の選評で絶賛されていたから。
最初中国名がなかなか手強くて、ページが進まなかったんだけど、中盤からぐいぐいと面白くなっていった。
祖父殺しの犯人探しという大きな話しの中に、主人公の青春時代の恋やけんかや兵役があり、家族の騒々しい生活がごったまぜになって、でもその背景には大陸と台湾と日本の歴史の大きなうねりのようなものが感じられる。んだけど、やはり細部がとてもいきいきと鮮やかで、映画的というか。台湾の湿度とか夜市の猥雑な感じとか思い出した。
とても贅沢なものを読んだなあという読後感。

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2022年10月08日

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面白かった!文句なしの青春小説。軽快。登場人物の名前の読み方が覚えられない点だけ文句をつけたい。70-80年代の台湾が舞台なのもなんだかエネルギーに溢れててよかった。

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2022年07月30日

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抗日戦線やその後の国共合作の崩壊を掻い潜って生き延びた祖父を持つ主人公が、ヤクザな友達や幼馴染み、近所の年寄りたちなどに囲まれて成長していく話。
この祖父が何者かに酷いやり方で殺されてしまって、その犯人探しをするようなしないような、大学に行くような行かないような…の若者特有の「もうあんたはいったいどうしたいんじゃ!」な感じがいい。
祖父殺しの犯人がなんとなく分かってきて、主人公のモラトリアムに終わりが見えて、中国本土に向かうところは勢いがあってぐんぐん読めた。
そして最終章でプロローグの場面に戻ってきてはっとする。

台湾が舞台で、戦争も絡んでいることから、甘耀明の『鬼殺し』を思い出した。

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2021年10月11日

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ネタバレ

力強いと感じた。まるで生き物のようだ。
毛毛との話は悲しい。おじいさんを殺した犯人には驚愕する。個人的に好きな言葉は『成功なんて人生の一瞬でしかない』心が軽くなった。


洗練された言葉選び、異国という独自性。間違えなく傑作。

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2021年04月27日

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1975年以降の台湾を舞台にした若者の青春小説であり、祖父を殺した犯人を巡るミステリでもある

以下、公式のあらすじ
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一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。


一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)と言わしめた直木賞受賞作。
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冒頭、台湾出身の主人公が中国の山東省で、祖父が村人50人以上を惨殺したという石碑を訪れる場面が描かれる
昔から父に、その土地を訪れたら殺されると脅されていた
そんな折、村人から「あいつの息子か?」と尋ねられる
果たして、じいちゃんは一体何をしたのか?

時代は遡って、物語のメインは1970年代の台湾を主な舞台にした時代小説

1975年 蒋介石が亡くなった年
主人公 葉 秋生(イエ チョウシェン)の祖父が自分のお店 布屋で殺される
じいちゃんは昔から破天荒な人だった
日中戦争、中国側では抗日戦争のときには、人を殺しまくり
日本人のスパイとして動いていた中国人の家族を殺したり
報復合戦のようになっていた中、義兄弟の家で助かった息子を自分の子として育てたりという義理堅さ 義侠心を持ち合わせていた
また、孫の自分には優しかった

そんな、生き方だったので人の恨みを買っている可能性はあるが、それでもこの場所でこのタイミングで殺された謎

そんな祖父を殺した犯人を見つけようと躍起になる若者の話
だけど、物語の大部分は無軌道な若者の馬鹿な所業が描かれる

幼馴染みのチンピラ趙戦雄ととつるんだり、喧嘩したり
小遣い稼ぎに替え玉受験したらバレて学校を中退したり、軍隊に入ってしごかれたり、また、2個年上の幼馴染の毛毛と恋仲になったり、ヤクザと揉めたり、

当時の台湾の情景が見えるよう
政治的な背景など詳しいともっと面白く読めるのかも知れない
土着の内省人、大陸からやってきた国民党の外省人
共に、中国共産党の動きに神経を尖らせる社会情勢

当時の台湾の空気のを知らない自分でもまるでその世界を知っていたように、それほどまでによく書けている

あと、文章を読んでいて猥雑な匂いを感じる
食べ物の描写もそうだし、街の描写もゴチャゴチャとした雰囲気が伝わってくる
その分、暴力的な描写や家に大量発生するあの虫の描写があるので、そっち系が苦手な人は注意

マジでアレのエピソードは読んでいて気持ち悪い
でも、一応本筋に関係のあるヒントが隠されていたりするので、読み飛ばしてはいけないジレンマ


葉秋生視点で語られているけど
それは未来の自分が過去を振り返っているため、作中の時点より少し未来の事について言及されていたりする
なので、物語のその後にどうなるのかというのを、読者は途中で知ってしまっているわけで
あの終わり方、それはそれで面白い味を出している

著者の東山彰良さん
台湾に生まれ、9歳で日本に移りむ
そして日本に帰化せず、中華民国の国籍を保持しているらしい

祖父は中国山東省出身の抗日戦士
筆名の「東山」は祖父の出身地である中国山東省からとっている
父親も作中と同じく教師みたいだし、この作品に自身を重ね合わせている面が多いのではなかろうか?


あと、小説全般に言える事だけど、外国作品は名前が覚えにくい問題
漢字だったら大丈夫かというわけではないようだ

字面だけで読んでいけばそんなに変わらないのかも知れないけど
脳内でもちゃんと本来の読み方で読もうとしたので、今作も名前は覚えにくかったですねぇ

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2024年03月26日

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面白かった。
中国と台湾、戦争と今、青春、血、
など色んな物が出てきて飽きなかった。
大陸の人達の気質はやっぱり違うのかなぁ。

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2024年03月04日

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ローカルというか、自分の育ちや環境に素直に生きることを考えさせられた。首都圏で育つと地元意識って希薄?日本人自体がそう?なのかも知れず、自分に投影して考えることはできなかったが、主人公の彼の人生を追体験して、楽しんで読むことが出来た。特にこれといった学びはなかったが面白い読み物。強いていうなら男として筋を通す、ということのかっこよさみたいなものは感じた。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

面白かった。祖父が殺された謎を追う筋だけでなく、主人公の人生を追う筋が絡むので、やや話がよれる感じが惜しい感じもするが、タイトルに偽りなしというところか。

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2023年10月09日

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ネタバレ

終盤になって主人公が中国に渡り、そこで人の歴史が繋がっていく感動があった。
大切な人の命を奪われた恨みを忘れられるだろうか。戦争そのものではなく人に恨みが向かってしまうところがつらくて悲しい点だ。人の力で作った因縁をまた人の力で断ち切らなければ、それこそ根絶やしになるまで復讐はいつまでも終わらない。相手が先にやったとお互いに敵意を向け続けてしまうシーンが特に悲しかったが、これが争いの現実なのだろうと思う。
マオマオと、あれっきり最後になるのがリアルだなと思った。
過去に何があり、そしてこの先に何があろうとも、現在のこの瞬間は幸せなまま記憶に残るのだと思うと泣きそうだった。その瞬間があるから生きていられるのかもしれない。人の営みは愛おしくて切ない。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

ミステリー、青春もの、バイオレンス、時折クスッと。
いろんなものが混ざったカオスな作品。
登場人物名が中国語で、なかなか頭に入ってこない…「主な登場人物」を何度見たことか。
それもあって最初は少々とっつきにくかったのだが、途中からグイグイ引き込まれた。
なんだか不思議な魅力をもった一冊。

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2023年08月24日

Posted by ブクログ

とても面白かった。本当かは判らないが、台湾の歴史、生々しいの感情を味あうことかできた気がします。
今でこそ親日国といわれてますが、元々は抗日の国民党が大陸から脱出して建てた国なんですよね。敵の敵は味方的な感じなんでしょうね。
主人公の青春小説なんですが、よくここまで中華的に書けるなと思ったら作者が台湾の方なんですね。中国独特の香りプンプンする感じがまさに中華小説を読んでる気になりました。
また、台湾の歴史についても学べたような気がします。
日本から見る台湾と台湾から見る日本は全く違うんだろうなと思います。
主人公の青春ならではの恋や破茶滅茶な生活などニヤリとさせられ面白かったです。

あと、オーディブルで本を読んで貰った人は必ずオーディブルの事を書く必要があるのでしょうか?
本の評価や感想を知りたいのであってオーディブルの感想は要らないなーと思います。

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2023年08月16日

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主人公が祖父との想い出に触れ、涙する場面が印象的だった。
幼い頃に祖父が買ってくれた豆花の売り歩きの声を耳にし、祖父の死後はじめて涙を流す秋生。居ても立っても居られず豆花を買いに走り、そこで豆花屋から在りし日の祖父の話を聞く。
幼い頃は気が回らなかった祖父の内心や孫への愛に、大人になってもう伝えることができなくなってから気づく。
そんな場面をさらりとしたせつなさをもって描写しているこの場面がとても素敵だと思う。

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2023年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第二次世界大戦後の台湾を描いた小説。
主人公の祖父は戦地で大虐殺を行い、その記録がかかれた石碑を見る主人公から物語は始まる。

そこから急に、主人公が高校生時代までさかのぼり、祖父が惨殺される。祖父を殺害した犯人は見つからず、その犯人を捜していくのが大筋の物語です。しかし、私は、気が付くのが遅かったため、前半はつまらなく感じました。
前半は、主人公が、ヤクザな友達と付き合い堕落していく生活。替え玉受験が見つかり、進学校を退学になり、バカな高校に編入し、喧嘩の日々、大学受験にも失敗し…こういう人苦手…。
途中から、幽霊の話が出てきたり、幼馴染との恋があったり、ヤクザとの対立で怖い思いをして、兵役に逃れて…
祖父を殺害した犯人を推理していくうちに、誰だか気が付いて、本人に確認…胸も内やお互いの葛藤も…
最終的にはハッピーエンド。

後半の、犯人はそうきたか~というミステリー要素はとても面白かったです。

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2023年05月30日

Posted by ブクログ

青春小説なんて滅多に読まないけど、ふと手にした東山彰良の新刊が好みだったので2作目。

やっぱり良かった。激動の時代。なのにどこかあっけらかんとしている。ノスタルジーを感じる。
筋はどうしてこんな細かい面白不思議エピソードを思いつくんだろう?とびっくりなのだが、何より文章が好きなのです。文字を追っているだけで、読書行為そのものが気持ちいい。台湾の空気や喧騒、茹だるような暑さ、行ったことがないのに情景が浮かび、血肉が通った小説ってこういうことを言うのかと思う。立ち昇る生々しい手触りと虚構が入り混じって、ちょうど良い塩梅。

人物もみな魅力的だった。石碑に自転車コキコキこいでやってくるじいちゃんとかマジで怖い。

何回か出てくる魚の詩を象徴するような物語だ。自分の痛みに精一杯で他人の痛みになかなか気づけないし、そもそも大人になっても人の心なんて分からない。傷は見せようとしない。節操なく見せるものじゃない。
秋生のその後の人生はどうなったのだろう…。

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2023年05月27日

Posted by ブクログ

台湾についての小説も初だし作家さんも初。
台湾の時代背景など興味深かったし、日本についての印象なども思っていたのと違ってミステリーでもあり歴史小説のようでもあり楽しめた。
しかしなかなかサクサク読めず(•ᴗ•; )

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2022年12月19日

Posted by ブクログ

面白かった。
名前の読み方を覚えるのが大変だったけど、後半には何となく漢字から読み方がわかるように。
ユーモラスな展開もあって、この表現好き!と思えるところが沢山ありました。

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

台湾の歴史をもとに、人々の思想や生き方を感じられる文学作品だと思う。祖父が殺された理由を知りたい気持ちが根っこにあるが、ミステリー色は強くなく、若いときの苦い経験が多く盛り込まれた青春小説。大切な人が傷つけられて復讐がさらなる復讐を呼ぶ連鎖、それは決して終わりがないのだ。表現を膨らませるのが本当にうまくて面白かった。

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2022年08月29日

Posted by ブクログ

第153回直木賞受賞作。

何者かに殺された祖父の死の真相を探るロードノベルであり、1970年代後半から1980年代前半にかけての台湾の若者の青春小説だなぁ、と。

熱くておもしろくて、オーディブルで夢中に聴いた。

「人は同時にふたつの人生を生きられないのだから、どんなふうに生きようが後悔はついてまわる」
この小説の言いたいことをぎゅっと凝縮すると、作中のこの言葉になるのだな、と思った。

後悔はしちゃいけないものじゃないんですよ。
後悔は必然。成功しようが、失敗しようが必ずあるもの。
むしろ、後悔こそ、人生のエッセンスだ。

そんな諦観というか、開き直りというか、やぶれかぶれというか…しかし前向きになれる小説。

著者の東山彰良さんは台湾出身。ルーツは山東省なのだという。だから、「東山」という筆名なのだそうだ。

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2022年06月10日

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ネタバレ

あんまりスイスイ読み進められなかったけど途中から面白くなってきた。
マオマオとの関係は切ないし、家族も友人も恋人もあって、人間模様も楽しめたけど、何より台湾の生活が細かに描かれていて、それが何より楽しめた要因な気がする。

なんだか粗野で危険な魅力に包まれた不思議な場所だと思ったし、行ってみたいと思った

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2022年03月26日

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ただの仇討ちまでの前哨戦
 直木賞選評で宮城谷昌光が《ことばを慎重に選ぶのではなく、手あたりしだいに集めて詰めてゆけばなんとかなるというずぶとさがみえ》たと書いてゐて、そのとほり、本筋のあひだに山ほどエピソードを積み重ね、ああいまエンタメを読んでるなといふ気持になった。井上ひさしもやったし、私もやった。これがモームのいふところの「橋」といふ手法である。解説でもガルシア・マルケスが出てきて、ああ法螺話ばかり出てくるのもなるほどなと思ふ。
 しかし銓衡委員満場一致といふからにはどんなにすごい話かと思ったら、案外堅実なストーリーだった。文章もハードボイルドチックで、通俗的な場面もたくさんあった。ミステリもあったが、そんなに大したものではない。最終的にはアイデンティティからくる復讐譚めいたものになってしまって、なぜ孫はそんなに祖父に執着するのかわからないので、あまり感情移入するものでもない。
 伊集院静が《日本人にとって歴史上も大きな関りがある国の物語に文学が明確に見えた点も嬉しかった》と書いてゐて、日本人にとって隣国である台湾事情が興味深いゆゑの受賞ではないかといふ気がしてこなくもない。これがはたして日本が舞台だったら評価はどうなってゐたらうか?
 しかし、地域性による受賞があるなかでは、これは確実な小説技術を持ってゐるはずだと確信させられるだけのものはあった。死んだ祖父を見つける場面ではドキドキした。かつて楊逸が芥川賞を受賞した際、村上龍は《たとえば国家の民主化とか、いろいろな意味で胡散臭い政治的・文化的背景を持つ「大きな物語」のほうが、どこにでもいる個人の内面や人間関係を描く「小さな物語」よりも文学的価値があるなどという、すでに何度も暴かれた嘘が、復活して欲しくないと思っている》と書いた。そのとほりだと思ふ。

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

1970~80年代の台湾を舞台にした大河的青春ミステリー小説。
過去の異国が舞台のなじみのない話で、しかも相当な大部なので、読み進めるのが結構たいへんだったが、なかなか壮大な物語で、気持ちのいい読後感だった。台湾や大陸中国の描写にかなりリアリティがあり、土の匂いを感じた。

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2023年01月11日

Posted by ブクログ

台湾が舞台なのに読みやすくてまあまあ面白かった。 でも人名には全て最後までルビ振って欲しい、混乱する。

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2022年12月28日

Posted by ブクログ

直木賞を受賞し、先日も 本屋さんの賞にも上位に入っていた
この本は 台湾を舞台にした 青春ミステリーという事で
読んでみました。

最初に 時代背景から つまづく私です。

とはいえ 時代背景など考えないで
ストーリーを 読み進めることもできました。
(ある程度わかっていたほうが 面白いかも)

ステリーなんでしょうけど、
つい 殺戮の連鎖について 
考えてしまいました。

同じ国で 同じ言語を話すのに
争う。 このお話は 党の違い。

そして 時代が流れても
過去の殺戮を 考えると 前に進めなくなり
復讐の惨劇が生まれる。

過去の殺戮についても
尾ひれがついて 違う話になって
それを信じてしまったり。

人は 一体何に よって 流されていくのだろう。。。
という ような 投げかけのお話だったのでしょうか。
(すみません 著者の真意が汲み取れてないかも。。。)

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2022年06月11日

Posted by ブクログ

各登場人物のエピソードに混じるコミカルな描写は、韓国映画を観ているみたいな感じ。幽霊が出てくるところとか、ちょっと『百年の孤独』も思わせる。
台湾と中国の関係、国民党と共産党の歴史的関係が少しだけわかるかもしれない。
どんな経緯でこの作品が直木賞になったのか、興味深い。

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2022年04月07日

Posted by ブクログ

人間の単純には割り切れない感情とか、自分の中でも既に埋もれて忘れてしまっていた衝動が突然沸き起こる感じとか。そーゆー事考える話だった。
子供の成長を見守る目が多い点にノスタルジーを感じた。

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2022年02月11日

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