ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。<解説:ロバート・ハリス>
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
これはおもしろかったですよ! 今まで中国と台湾と日本のことを知らないで、のほほんと生活してました。 いろいろな面で勉強になりました。
たまたま台湾旅行後に台湾が舞台のこの本を父から薦められました すっかり台湾ファンになっていたから作品の舞台の台北の街の熱気も、登場人物たちのパワーも鮮明に浮かんできて、また今すぐ台湾行きたくなってしまいました 生きる力強さ、大好き!
中国語の名前が厄介だが、一応おもな登場人物が最初に記載されているので助けになった 時代背景も見事に描かれて表現力も高く、ユーモアもたっぷり 他の人に勧めたくなる
祖父の死の謎や様々な伏線でリーダビリティを確保しつつ、超自然的な現象で展開コントロールした上で、歴史、国、血脈と「私」といった文学上のテーマをぶつけてくる。巧みだし面白かった。
戦後の台湾を舞台にしており、歴史小説かと思いきや、主人公の秋生の成長を描いたジュヴナイル小説であるなと感じた。 台湾と中国との関係の複雑さを効果的に用いられるのは、作者東山氏が、中国人の両親を持ち、台湾で生まれるというルーツを持っているからだろう。
初めて読んだ作家。直木賞の選評で絶賛されていたから。 最初中国名がなかなか手強くて、ページが進まなかったんだけど、中盤からぐいぐいと面白くなっていった。 祖父殺しの犯人探しという大きな話しの中に、主人公の青春時代の恋やけんかや兵役があり、家族の騒々しい生活がごったまぜになって、でもその背景には大陸と...続きを読む台湾と日本の歴史の大きなうねりのようなものが感じられる。んだけど、やはり細部がとてもいきいきと鮮やかで、映画的というか。台湾の湿度とか夜市の猥雑な感じとか思い出した。 とても贅沢なものを読んだなあという読後感。
面白かった!文句なしの青春小説。軽快。登場人物の名前の読み方が覚えられない点だけ文句をつけたい。70-80年代の台湾が舞台なのもなんだかエネルギーに溢れててよかった。
抗日戦線やその後の国共合作の崩壊を掻い潜って生き延びた祖父を持つ主人公が、ヤクザな友達や幼馴染み、近所の年寄りたちなどに囲まれて成長していく話。 この祖父が何者かに酷いやり方で殺されてしまって、その犯人探しをするようなしないような、大学に行くような行かないような…の若者特有の「もうあんたはいったいど...続きを読むうしたいんじゃ!」な感じがいい。 祖父殺しの犯人がなんとなく分かってきて、主人公のモラトリアムに終わりが見えて、中国本土に向かうところは勢いがあってぐんぐん読めた。 そして最終章でプロローグの場面に戻ってきてはっとする。 台湾が舞台で、戦争も絡んでいることから、甘耀明の『鬼殺し』を思い出した。
1975年以降の台湾を舞台にした若者の青春小説であり、祖父を殺した犯人を巡るミステリでもある 以下、公式のあらすじ ----------------------- 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツ...続きを読むをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)と言わしめた直木賞受賞作。 ----------------------- 冒頭、台湾出身の主人公が中国の山東省で、祖父が村人50人以上を惨殺したという石碑を訪れる場面が描かれる 昔から父に、その土地を訪れたら殺されると脅されていた そんな折、村人から「あいつの息子か?」と尋ねられる 果たして、じいちゃんは一体何をしたのか? 時代は遡って、物語のメインは1970年代の台湾を主な舞台にした時代小説 1975年 蒋介石が亡くなった年 主人公 葉 秋生(イエ チョウシェン)の祖父が自分のお店 布屋で殺される じいちゃんは昔から破天荒な人だった 日中戦争、中国側では抗日戦争のときには、人を殺しまくり 日本人のスパイとして動いていた中国人の家族を殺したり 報復合戦のようになっていた中、義兄弟の家で助かった息子を自分の子として育てたりという義理堅さ 義侠心を持ち合わせていた また、孫の自分には優しかった そんな、生き方だったので人の恨みを買っている可能性はあるが、それでもこの場所でこのタイミングで殺された謎 そんな祖父を殺した犯人を見つけようと躍起になる若者の話 だけど、物語の大部分は無軌道な若者の馬鹿な所業が描かれる 幼馴染みのチンピラ趙戦雄ととつるんだり、喧嘩したり 小遣い稼ぎに替え玉受験したらバレて学校を中退したり、軍隊に入ってしごかれたり、また、2個年上の幼馴染の毛毛と恋仲になったり、ヤクザと揉めたり、 当時の台湾の情景が見えるよう 政治的な背景など詳しいともっと面白く読めるのかも知れない 土着の内省人、大陸からやってきた国民党の外省人 共に、中国共産党の動きに神経を尖らせる社会情勢 当時の台湾の空気のを知らない自分でもまるでその世界を知っていたように、それほどまでによく書けている あと、文章を読んでいて猥雑な匂いを感じる 食べ物の描写もそうだし、街の描写もゴチャゴチャとした雰囲気が伝わってくる その分、暴力的な描写や家に大量発生するあの虫の描写があるので、そっち系が苦手な人は注意 マジでアレのエピソードは読んでいて気持ち悪い でも、一応本筋に関係のあるヒントが隠されていたりするので、読み飛ばしてはいけないジレンマ 葉秋生視点で語られているけど それは未来の自分が過去を振り返っているため、作中の時点より少し未来の事について言及されていたりする なので、物語のその後にどうなるのかというのを、読者は途中で知ってしまっているわけで あの終わり方、それはそれで面白い味を出している 著者の東山彰良さん 台湾に生まれ、9歳で日本に移りむ そして日本に帰化せず、中華民国の国籍を保持しているらしい 祖父は中国山東省出身の抗日戦士 筆名の「東山」は祖父の出身地である中国山東省からとっている 父親も作中と同じく教師みたいだし、この作品に自身を重ね合わせている面が多いのではなかろうか? あと、小説全般に言える事だけど、外国作品は名前が覚えにくい問題 漢字だったら大丈夫かというわけではないようだ 字面だけで読んでいけばそんなに変わらないのかも知れないけど 脳内でもちゃんと本来の読み方で読もうとしたので、今作も名前は覚えにくかったですねぇ
面白かった。 中国と台湾、戦争と今、青春、血、 など色んな物が出てきて飽きなかった。 大陸の人達の気質はやっぱり違うのかなぁ。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
流
新刊情報をお知らせします。
東山彰良
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日
宮辻薬東宮
愛が噛みつく悪い星
ありきたりの痛み
イッツ・オンリー・ロックンロール
女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。
怪物
【合本版】NARUTO―ナルト― 忍伝シリーズ 全2冊
「東山彰良」のこれもおすすめ一覧へ
▲流 ページトップヘ