【感想・ネタバレ】こぼれ落ちて季節はのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

すごい何重もの関係。点と点がつながる。このA-sideとB-sideが好きだなあ。ずっと読み返していたい。人と関係がつながって、最後時を経て出てくるの、いいなあと思った。人生もこんな奇跡が連なっていますように。

と、時が経って何年後かに読み返すと何も響かなくて、人生こんなもんだよって思っちゃって、それが悲しいなあ

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2020年05月10日

Posted by ブクログ

読み進めていくうちにそれぞれの登場人物の関係性がわかってきて、ページを捲る手が止められなくなる。
「この時本当はこう思ってたんだ」が答え合わせのようで楽しい。
登場人物みんなに共感できるポイントがあって、首がもげそう笑
何もかも輝いて見え希望に満ちていた時間、不確かな未来への不安、そして「過去に思い描いていた夢や希望が、必ずしも叶うわけじゃない。」の切なさ。この絶妙な甘苦のコントラストが、「ハニー ビター ハニー」や「さよならの余熱」、「ハッピー⭐︎アイスクリーム」を思い出させて、これぞ加藤千恵さんの作風だなと感じました。
登場人物みんな幸せになってくれ〜。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

カトチエさんの本を久しぶりに手にとった。
学生の恋模様を描いた一冊だけど、すっかり大人になった自分が読むと懐かしい気持ちに。
そんな今の自分も、好きな人に対して感じる「愛おしい」感覚を大切にしようと思いました。
そして痒いところに手が届くような絶妙な表現は、さすがです。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

この著者の本は初めて手に取りましたが冒頭から惹きつけられて6編をあっと言う間に読み終わりました。

各短編は二人の主人公をそれぞれの立場から描く構成になっておりとても新鮮で各主人公の気持ちに感情移入しやすかったです。

そしてその短編が他の短編ともシンクロされていて凝った構成になっています。

何より登場する女性たちの繊細な心理描写が丁寧で女性ならば一度は感じた事があるであろう気持ちが随所に散りばめられていて共感出来ます。

読後感も爽やかで他の作品も読んでみたくなりました。

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2021年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

加藤千恵さんらしい作品だったー。
恋愛だったり、友情だったり、いろんな出来事を2人の視点から描く連作短篇集。
1番頭に残ったのは、姉妹の話を描いた「逆さのハーミット」。周りから愛される可愛い姉、そして対照的な妹。そんな姉を妬ましく思う妹が、姉が不幸になるようタロット占いの結果を伝えるという…。
怖い!怖いけど、わかる!人間って他人が不幸になっても自分は幸せにはなれないのに、なんで人を不幸にしたがるかね…。
それ以外にも加藤さんらしい、報われない恋がたくさん…。恋愛って楽しい時より、苦しい時の方が長いものかなー。

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2017年03月13日

Posted by ブクログ

楽しい連作短編集。3.5くらいにしたいところ。
いろんな視点から書かれているのがなんとも楽しい。
最後の章は、たぶん真貴ちゃんの一人語りだと思うけど、こういうカタチにしたのはなんでだろう。これがマトメというわけではないと思うけど、真貴ちゃんで終わるのはなんかなぁ。他の人がよかったな。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

色んな登場人物の視点で書かれた短編集。
登場人物も交錯。
帯に相関図が書いてあったが、それだけでは足りない。
どの人がどの人か、整理した上で、もう一度読もうと思う。

人間関係って、こんなんだよな。

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2017年04月04日

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