【感想・ネタバレ】完全版 猪飼野少年愚連隊 奴らが哭くまえにのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

いろんな人の人生を読んだ気分

作者と仲間達ワルガキ小学生達の生活感のある描写が生き生きして面白い。
それと明友会と呼ばれる終戦直後の愚連隊についての綿密な記録が交互に出てきて、続きを引き込まれて読んでました。
案外作者は仲間達と適度な距離を置いていてワルガキでもない普通の子だったからこそ、仲間達と良好に続いたのかも。
街の変貌とか、在日朝鮮人・韓国人コミュニティーの変貌とかも書かれてます。
読む前、哭くとは吠えるとか暴れるとか雄叫びとか想像してました。
読んだ後、複雑でやるせない境遇の人達が苦しみ泣いているのかな、とも思いました。
内容は過激ですが、表現はそこまでえぐくないです。
仲間でも立場の変動により、その後の人生が各人大きく変わった様子とか、一言で言えない感じです。
おもしろかった、というか読んで良かったです。

0
2020年02月12日

Posted by ブクログ

自分より少し古い時代の少年たちの記録だ。友人同士で基地を作ってそこがたまり場になるあたりは重なっていて懐かしい。かなり暴力的な内容おを想像したが、それほどひどいものでもなかったように感じた。

1
2016年10月11日

Posted by ブクログ

戦後からの生野の雰囲気がよく分かる。
ここに出てくる少年なら非行に走る構造は、実感では今もあまり変わらない。つくづく罪を憎んで人を憎まずなんやなと思う。
近いようで遠いの生野。

#読書 #読書記録 #読書倶楽部
#猪飼野少年愚連隊
#黄民基
#2016年95冊目

1
2016年10月21日

「ノンフィクション」ランキング