【感想・ネタバレ】笑い犬のレビュー

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Posted by ブクログ

メガバンクの支店長・芳賀は、ある日突然上層部に裏切られて、刑務所に入れられてしまう。会社をかばって沈黙を守り、精神的に追い詰められた芳賀は、自分も知らないうちに笑っていた。その「笑み」が、卑怯で狡猾な「勝ち組」をおののかせる―刑務所小説と企業人小説と家族小説を、革新的に融合した力作。




世の中には関わらないほうがいいようなときも多々あるのでしょうね。。。

そして、意味がないというか必ず何かがあるときにはそこに理由があったりするものです。
真実やその理由を理解することができればきっと自分にとってプラスに働くことも多いような気がします。。。

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2010年04月28日

Posted by ブクログ

大部分が刑務所内の生活描写で占められている。
これがリアルなのか創作なのかも分からず、肝心の復讐譚がほんの少ししかなく、何がメインなのか良く分からなかった。
腐敗権力に立ち向かう市井の弱者という構図は西村氏らしかったけど、このモヤモヤはオダケンのようなスーパーヒーローがいないせいか?

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2013年06月17日

Posted by ブクログ

守っているつもりでいた銀行に裏切られたエリート銀行員が刑務所に入れられ、すべてを失っていく。身についたのは「笑い顔」。まあどうしようもない状況に陥った時に人は笑うしかないとよくいうけど、その笑い顔が固定されてしまうわけ。エリートの転落が上手く表現されている。刑務所内でその不気味な笑い顔がやくざの親分に気に入られて、人間としての誇りを取り戻していく。出所後、自分自身を取り戻す戦いを始めて、銀行の闇をさらけ出すことに成功。失っていった物を取り戻していく。人生のやり直し小説でもある。こう書くと面白そうなんだけど、なんかいまいちツメが甘いんだよなあ

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2009年10月04日

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