【感想・ネタバレ】首都感染のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

とてもフィクションとは思えない

先日、ついに非常事態宣言が出た。コロナで毎日世界中で感染者や死者が増えていくのを目の当たりにすると、あまりに現実とダブる部分が多く、とてもフィクションとは思えない。同時に、小説に描かれた世界と現実のギャップを感じた。未曾有の国難に不退転の覚悟で立ち向かい、リーダーシップを発揮する瀬戸崎首相とその息子でWHOにいた感染症のスペシャリストの優司、首相の親友で医者でもある厚労大臣の高城と登場人物は非の打ちどころのないキャスティング、この手の小説にありがちな悪玉も出てこない。現実のコロナ対策ではすべてが後手後手で、水際作戦では失敗し、オリンピックや経済優先で首都を封鎖することもできず、この期に及んでまともな救済策も打ち出せていない。本作のように致死率60%の伝染病が本当に入ってきたらどうなるのだろうか?そう考えると恐ろしい。

1
2020年04月12日

Posted by ブクログ

まるでコロナを予想していたかのような内容で驚きました。
こういう事態が起こった時に、専門機関やトップの指揮がとても大事になると思うけど、的確な指示にぐっときました。

医療関係者の、頑張りにはただただ尊敬と感謝です。

0
2022年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まるで今の現状のコロナ禍を語っているかのようで一気に読んでしまいました。
最後ハッピーエンドになってくれて本当によかったです。この現実の世界も早くハッピーになってもらいたいものです。

0
2022年10月08日

Posted by ブクログ

自分の語彙力で表現できるような内容ではありませんでした。
コロナ禍を経験している全ての人に読んでほしいお話です。
本当に10年前の話・・・⁉と疑いたくなるほど今(2年前から)の状況がリアルに描かれているようで、ずっと鳥肌ものだったし人間って本当に無力なんだなって虚無になりました。私のような人間にはどうもできない未曽有の感染症に対して、自分の身を危険にさらしてまで感染者の方の治療や看護にあたってくださっている全国の医療従事者の方達、危険だってことを知りながらも医療従事者を目指している友達や後輩たちに尊敬の念しかわきません。大感謝の日々です。
人が語るのも大事だけど、この悲惨さをよりリアルに伝えるための補助教材としても後世に残ってほしいほどの大作でした。

0
2022年04月09日

Posted by ブクログ

最初の緊急事態宣言が発令された夏に読んだ。
コロナ禍になるとは誰も想像しなかった約10年前の著作なのに、描写がリアルで実際に目の前で起こっていることそのものであることに驚いた。

が、あれから2年経ってみると、この小説に(カミユの『ペスト』も同様)一つだけ足りなかった要素がある。「変異株」だ。
「変異株」に振り回されずに、この小説のエンディングのような世界を迎えるのはいつになるのだろうか。
と同時に、「変異株」という要素を取り入れたとき、こういった小説がどのように変化するのかにも興味がある。

(2022年1月19日 記)

0
2022年01月19日

Posted by ブクログ

すごいなぁ。コロナ前に読んでても、SF世界だなーで終わりそうだけど、今読むとすごい。PCR検査とか濃厚接触とか今や一般化したワードがズラリ…

0
2021年12月01日

Posted by ブクログ

今だから読む本
今読むとさらに恐怖を感じる本

首都封鎖の可能性
ここまでリアルに、そして、希望の方向性が示されている内容

読み応えがあった。

0
2021年09月14日

Posted by ブクログ

まさに予言の書でした。
日本がかっこよく描かれているのはストーリー上当然なわけで、リアルジャパンだとバッドエンドだろーなー。
いまのコロナ禍を考えるとちょいちょい対策が甘いと思ったりするのもまた楽しいね。

0
2021年07月30日

Posted by ブクログ

流行しているコロナウイルスのような状況を10年前に再現しているのはすごいと思った。
ちょうど一年前の雑誌にこの本のレビューに「総理大臣もこの本読めばいいじゃないか?」と書かれてたが、本当に読んでたら今の世の中も変わったんじゃないかと。。。?

0
2021年04月29日

ネタバレ 購入済み

あくまでも物語でした

物語はハリウッド映画的です。
発症の2日前にはウイルスを撒き散らすという事は、医学的には想像の範疇だったのだろうかと今の世界の状況を見て改めて考えさせられます。
現実世界にも決断力のある政治家がいてほしいな〜と思いました。

0
2021年03月07日

Posted by ブクログ

20210222

初めて読んだ高嶋哲夫氏の作品。

コロナに振り回されているこの世界を10年前に予言したよう。

フィクションなのに、しっかりとした情報収集に裏打ちされた作品は、もはやノンフィクションの域。

他の作品も読んでみよう。

0
2021年02月22日

購入済み

一気に読んでしまいました

面白かったです。描写も細かく 本を読んでいる気がしなく映画を見ているような感じでした。久しぶりに 本に没頭しました。

0
2020年04月27日

購入済み

リアルすぎてひく

今読むと怖い。。今後こうなるかと思うと。
一応ハッピーエンドだけど、このコロナはどうだ?

0
2020年04月18日

Posted by ブクログ

2010年に書かれた小説ですが、今回のコロナ禍のようにウィルスの感染によるパンデミックの歴史(人間とウィルスとの戦い)は繰り返される。忘れてはいけない、ということか?

0
2023年12月20日

Posted by ブクログ

コロナの前に、昨今のコロナで起こっている事態を書かれていてとても没頭して読むことができた(一部、日本にしては過激すぎたりコロナの時よりも突飛な行動はあったがそれでも読み応えはあった)。

0
2023年07月01日

Posted by ブクログ

コロナの前に書かれたとはとても思えない。よげんのしょかよ。
さすがにリモート会議の急速な発達・浸透は描かれていなかった。

0
2023年06月11日

Posted by ブクログ

主人公が元WHOで総理の息子というトンデモ設定に冒頭は興ざめ気味でしたが、コロナ渦の経験からリアリティが増して結構楽しめました。
コロナを経て思うと、致死率60%ってなったら実際には日本人ならもっと自主的に警戒しそうな気もします。

なんで日本人同士の子供にジョンなんて名前つけた?w
そして中国がワールドカップベスト4ってのが一番のトンデモ設定でしたねw

0
2023年06月08日

Posted by ブクログ

1.著者;高嶋氏は、大学・大学院で機械工学を学び、通産省で核融合研究した技術屋。「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞を受賞し、作家デビュー。東日本大震災の6年前に「TSUNAMI 津波」を発刊し、2010年には「首都感染」を発表。今回の新型コロナウイルス感染症拡大を予言した内容が話題となった。本書の解説には、「高嶋さんの作品は、日本を繰返し襲う天災を忘れさせない為の警告の書」とある。
2.本書;中国で発生した毒性インフルエンザによるパンデミック(感染症の世界的な大流行)を描いた小説。2010年に出版されたフィクション。「感染症の拡がり~国の対応」まで今のコロナ感染と酷似。主人公の瀬戸崎医師と総理大臣(父)が連携し、空前絶後の東京封鎖作戦で日本を救う。「人類の敵は、肉眼で見る事が出来ず、意思も持たない、ただひたすら自己増殖を続けるウィルス」。対策の効果で世界を震撼させたパンデミックが終息と結ぶ。4章構成;第一章(対策)~第四章(拡大)。
3.個別感想(印象に残った記述を3点に絞り込み、感想を付記);
(1)『第二章;感染』より、「人間のやる事だからさ。情に流され、怠慢に満ちている。だがどんなに注意しても、どこかでミスは起きる。針先程のミスも数秒後には鉛筆になり、バットになり、人が通れる位の穴になる。最初のミスを責めたり詰るのではなく、ミスを共有し検討してよりミスのない方向に導く。謙虚になれという事さ」
●感想⇒「人間のやる事だから、どんなに注意しても、どこかでミスは起きる」は、理解出来ます。ミスは影響が小さいうちに、対策しなければなりません。失うものが大きいからです。経済的損失は言わずもがな、信用という財産を失います。ミスを未然に防ぐ方法の検討、原因分析と対策(チェックのリスト活用、組織体制の見直し等)の徹底に尽きます。話が反れますが、最近のニュ-スで大企業の不祥事が頻発しています。ミスではなく、嘘のデータ報告だけに、罪深いと思います。品質を蔑ろにした会社ぐるみでの法令違反(うその報告)は、H社・M社・・と、枚挙に暇がありません。日本の真骨頂、品質第一は何処へ。経済重視の弊害でしょうか。事実の前には謙虚になる事が求められます。
(2)『第三章;封鎖』より、「“・・・情報の公開と正しい説明、それが封鎖の成功に繋がります、”東日本大震災の原子力事故では初期対応がでたらめだった。その為、国民が以後の政府の言葉を信じなくなった」「東日本大震災、それに続く原発事故はすべて後手に回った。政府の対応のまずさが被害を拡大し、復旧、復興を妨げ遅らせた」
●感想⇒原発事故の問題点の振返り。事故調査委員会の指摘です。①政府と東電は複合災害を想定せず対策も講じず(15.7メートルの津波リスクが判明したのに無視) ②東電現場は原子炉を冷却する為の、非常用復水器の作動経験なし ③❝首相官邸×原子力安全・保安院×東電❞間で情報共有が出来ていなかった・・・等。これを読めば、「原子力事故の初期対応がでたらめ、続く原発事故はすべて後手に回った」事は自明の理です。東電は、津波対策には巨額の費用が必要なので、投資を見送ったのでしょう。企業人であれば分からなくもありませんが、人命尊重こそが安全文化の頂点です。経営者が保身に走り、中長期の視点でものを考えずに、当座の問題に終始した結果でしょう。代表的企業の経営の杜撰さに怒りを覚えます。また、口頭指摘だけで、対策工事を求めなかった監督官庁には呆れます。第二章の文章「非常時のリーダーシップの欠如、判断の誤りは国民の不幸を倍増し国を滅ぼす」は至言です。
(3)『第四章;拡大』より、「僕の知らなかった医者や看護師の姿を知りました。僕は頭はあまりよくありませんが、最先端医療だけが医者の仕事ではない事を知りました。患者に寄添い、共に治ろうと努力する事も医療だと。僕なりの、患者の助けになる医者になるように努力します」「医者は患者の身体を救うと共に心も救う事が出来る。神聖でやり甲斐のある仕事だ」
●感想⇒世の中には様々な仕事があり、職業に貴賤はありません。人々を幸せにする為にあるのです。ここで言う、医者は人命を預かるだけに重要です。だからこそ「患者の身体を救うと共に心も救う医者」になり、患者はもとよりその家族にも接してほしいものです。蛇足ですが、教師には、❝読み書きソロバン❞だけでなく、人生の道標を教える師を期待します。私は永年モノづくりに携わってきました。製品が❝世の為人の為❞になると信じ、仕事にやりがいを見出しました。プロと言われるように、多くの人や書物に学び、頑張ったつもりです。仕事にはもちろん生きる為のお金を稼ぐ意味もありますが、それ以上に、自分なりのやりがいを持ち、刻苦勉励骨身を惜しまない人生を送りたいものです。
4.まとめ;本書を読んでの最初の感想は、本当に2010年の本かという驚きでした。コロナ終息の今こそ読んでおきたい本です。「インフルエンザウィルスは非常に頻繁に変異を続けている」「手洗い、うがい、マスクをする事を徹底」等、コロナで言われてきた事そのものです。常識の対策と言うかもしれませんが、私のような素人には新鮮です。コロナはようやく沈静化しましたが、医療関係者の昼夜を問わない対応に敬意を払うと共に、多くの犠牲者に哀悼の意を表します。高嶋氏は言っています、「歴史と科学を調べれば災害は起きるものだと分かります。これから首都直下型地震も南海トラフ地震も必ず起きます」と。これを、悲観的に捉えず、有形無形の準備を心掛ける為の警鐘と考えたいものです。(以上)

0
2023年03月23日

Posted by ブクログ

強毒性新型インフルエンザのパンデミックが発生。世界で12億以上の死者が出たが、日本は早期からの鎖国政策と首都東京の封鎖による感染封じ込めによって感染者・死者を少なくすることに成功した。2010年の作品だが、現実のコロナ初期をみるようで驚いた。由美子さん、良かった。

0
2022年10月26日

Posted by ブクログ

コロナが出た時に首都封鎖してたらもっと早く落ち着いたのかなと思うと悲しくなる。
でも、このような政策が出来なかったのが事実でこれからも同じような事が起きた場合にできるかと言われたらわからないと思うので、結局理想論で終わってる感じがしました。

0
2021年11月18日

Posted by ブクログ

これはもう現代の預言書レベル。コロナ禍において、このような意思決定、決断がなされていたら、今頃は平穏な暮らしが戻ってきていたのだろうか。
危機に直面したとき、自身と他者のリスクを冷静に見極め、行動できる人でありたいものだ。説明責任と質問責任、どちらも大事だなぁ。

0
2021年09月28日

Posted by ブクログ

「予言の書」
そうとしか思えない。
10年の前に描かれている作品が今の新型コロナ禍をそのまま語られています。
しかし、現実は本書のようにうまくいかない...
そこはエンターテイメントストーリということで..

ストーリとしては
中国にて開催されたワールドカップで世界中のサッカーファンが集まる中、発生した致死率60%の強毒性インフルエンザ。
中国当局の封じ込めも失敗し、事実を伏せていたことで、罹患したサッカーファンが帰国し世界中にウイルスをバラまくことに。
日本では、空港での検疫体制・隔離体制で、水際対策を行います。
ここまでは、新型コロナ発生と同じ経過をたどっています。
さらには、予防として手洗い・うがいの徹底・蜜を避ける・移動制限など、今私たちが行っている行動がそのままこの時代に語られています。
しかし、その水際対策も破られ、都内にて患者発生。

ここから、リアルと小説で対策が分かれます。
本書の中では、首相をはじめとする主人公たち決断、行動が早い。そして、東京を封鎖しウイルスを封じ込めます。
現実世界では法整備が無いことからロックダウンはできません。おまけに行動制限もできません。

そして、封鎖された東京でウイルスと戦う主人公たち。
ワクチンは間に合うのか?
抗ウイルス薬は作られるのか?
といった展開です。

物語はハッピーエンドで終わってよかった

現実世界では、2020年に発生した新型コロナで、今日現在2021年9月では、2回のワクチン接種済が国民の53%。政府は8か月の間をあけて3回目のワクチン接種実施を決めました。
国内感染者約167万人、死者1.7万人

0
2021年09月18日

購入済み

予言

コロナウイルスの蔓延を予想してたかのような話の構成で、びっくり。日本では感染拡大しなかったサーズやマーズの他国での状況から、もっと強いウイルスが出てきたら・・・という最悪の想定で書かれたと思うが、今の状況に余りにも似過ぎて怖くなった。早く特効薬が出来ることに期待したい。

0
2021年08月31日

Posted by ブクログ

最後の終わり方が急にスピードアップ
す~って終わっていった(ウイルスものって終わりが限られていて難しいよね)
でも、話全体は詳しくて面白かったです。
読む価値あり

0
2021年07月29日

Posted by ブクログ

決断力がある総理や、
ワクチンや抗ウイルス薬を日本が先端をきって開発したり、
よその国に比べて感染者や死亡者がすくないなんて夢のまた夢の話だな〜

ラストは主人公が感染者とのキスで感染死して
「やはりマスクは必要や〜」とオチがあれば良かった。
なんかあのキスシーンは
なにやってんねん!って腹立つんですが…
(ワクチンは効きますと立証したわけですが)

0
2021年07月06日

Posted by ブクログ

まずは作者の徹底的な取材に基づいた専門知識に圧倒されました。

あとがきにも有りましたが、「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」。
パニックを起こさないための理解の必要性をつくづく思い知りました。
他の作品も読んでみようと思います。

0
2021年05月26日

Posted by ブクログ

・最高責任者には、責任感、判断力、高いリーダーシップが求められる。その能力を持った人が率いる組織であれば強力なチームとなる事が再認された。
一方で、日本人特有の優柔不断、判断の先延ばし、他人からの意見ばかりを気にすることなどの描写は非常に同感できるとこであった。特に政治家の描写は現実的で、国民の為というキーワードを盾に、実際には自分の立場の事しか考えていないところ、エビデンスを求める癖に自分の言う事は支離滅裂であること、など強く共感した。そんな中でも優秀な人材は必ず存在しており、結局、リーダーの裁量が、彼らを活かすかどうか、組織力を最大限に発揮させるかどうかを決定させると感じる。

・殆どの人間は自分の立場や利益しか考えられないと客観的に感じた。特に生死を分けるような状況だと色濃く現れる。誰もが自分が可愛く、他人を第一に考えられる人は限られている。COVID-19 でも自分は感染しない、万一かかっても重症化しないなど根拠のない決めつけで鷹を括り軽率な行動を撮る事は、ウイルスから見ると非常に愚かと感じる行為であり、格好の餌食となることと思う。
死は誰にでも平等であり、いつかは生涯を終える。その時に自分を捨てるとは言わないが、他人を最大限に思いやれる人達の部類に入っていたいと感じた。
・緊急時になればなるほど、やはり情報量、知識、そして判断力が運命を左右するのは間違いない。生涯勉強を怠ってはならないと感じた。

0
2021年05月15日

Posted by ブクログ

現在のコロナ禍と比較しながら、一気に読み終えた
10年前の作品だが、恐ろしい位今に当てはまるようで
政府の政策や医療の逼迫、それを乗り越える人々の熱い思いが交錯して感動した

0
2021年05月15日

Posted by ブクログ

高嶋哲夫の小説。
伝染病が普及して、パンデミックを起こす前に首都封鎖する
という話。

現在のコロナ渦の中で、どうしても現実世界と比較してしまう部分はあるものの、リアリティを持って読むことができた。

0
2021年02月21日

Posted by ブクログ

首都閉鎖までの流れはコロナの抑え込みの流れと殆ど同じでまさに予言書かよって思ったけど
首都閉鎖からの「日本の中からワクチン、薬ができる」「愛する者が病魔に倒れる」っていうのがフィクション感満載で少し興醒めしてしまった
でも解説で「リアリティあるシュミレーションの中でスーパーヒーローが活躍し解決アイテムができて万々歳になるが、実際に起こった時は都合よくいかないもの。だが、小説として楽しみながらシュミレーションしておくことで、そんな非常時のヒーローは作れる(意訳)」とあり、なるほどと思った。
新型コロナ襲来にも教科書的役割であっただろう
新型コロナが新型インフルより弱いことが、逆に抑え込みを難しくしてしまっているような気がしている。

0
2021年02月09日

Posted by ブクログ

成毛眞が解説で、筆者は『預言者』だと書いているけど、これを読んだらあながち的を得ていると思う。
ところで成毛の解説には日付がないが、コロナ以前かどうか気になる。
以前だとしたら、成毛も預言者だね。

0
2021年01月25日

Posted by ブクログ

10年も前に書かれている物語だが今、感染拡大中のコロナと重なり、恐怖を感じながら読んだ。コロナワクチン接種と治療薬が一刻も早く出来るのを期待したい。
印象に残った文章
⒈ その気になれば、どこだって安全です。要は、家にじっと閉じこもっていればいい。しかしそれが一般には出来ないことです。
⒉ 致死率は五十パーセント以上です。
⒊ 医師が感染するほどみっともないことはない。

0
2021年01月11日

Posted by ブクログ

コロナ禍の日本、2022年12月に読むと「事実は小説より奇なり」ということばをかみしめる。登場人物がみな現実離れしすぎていてストーリーの良さを損なっている。

0
2022年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年に書かれた新型インフルエンザパンデミックを描いたフィクション。

濃厚接触者、PCRなど、今となってはお馴染みのワードが出てきて、今のような事態はある程度予測可能であることが分かる。
物語のインフルエンザは致死率がかなり高く、悲惨な状態となるが、もし今のコロナもこのような強毒性のものであれば、物語のようになっていたのかもしれない。

物語では、東京都封鎖によって感染症を都内でほぼ封じ込め、最終的には日本で開発されたワクチンと治療薬によって、あっさり収束する。これらの点に関しては若干見通しが甘いような気もするけど、10年前にコロナ禍を正確に予測することはやはり難しいのだろう。

0
2022年05月24日

Posted by ブクログ

10年も前に今と同じこと、三密の回避や、ロックダウンなど、基本的なウィルス対策が描かれていたところはすごい。
しかしながら、ロックダウンや、政府の対応

ワクチン開発などは、満点の対応が描かれているところが、リアリティが薄まってるのが残念
もっと混乱して、うごめくところを描いてほしかった。

0
2021年05月30日

「SF・ファンタジー」ランキング