【感想・ネタバレ】新装版 匣の中の失楽のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、ストレートなミステリーではない。
ミステリーとしてではなく、一種の文学として読むべきだ。

溢れる蘊蓄、幻想的な世界観、メタ的趣向にアンチミステリー。
と、日本三大奇書のエッセンスを凝縮したような作品である。

冒頭から不確定性原理を全面に押し出していて、入れ子細工になった構造も美しい。
みを分ける作品だとは思うが、一生に一度は読んでもらいたい。

最後に、
これを読んだ時には「虚無への供物」は未読だったのだが、文庫版解説でまあまあなネタバレを喰らった。初読の人には注意していただきたい。

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2024年03月21日

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