感情タグBEST3
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最初はなかなか話に入り込めず…でも粘った甲斐があった。途中からはページをめくる手が止まらないくらい面白かった。すごく不気味な雰囲気で、「あなた」と書かれているのが余計に怖かった。まだまだ上巻ではわからないことばかりなので、下巻でどのように展開するのか楽しみ。
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どうも出だしで物語りに入れず、他の本に浮気して読み進めなかったが、弟が出てきた辺りから、とりとめのなかった登場人物が繋がりはじめ、後半は一気に読み終わった。続きが楽しみです。
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突然東京から失踪し別の土地で暮らし殺された市川吾郎とその不思議な土地
そこに興味を持ち真相を探しに行った若い女の人
その人の章になると彼女とかじゃなく、あなたはになるのがわくわくした
3本の塔、水無月橋、雨の日にだけ喫茶店に現れる猫、駅の案内板、双子の老婆が拾った地図、、とか不可解なことが沢山でてくる
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ひとりの特殊な記憶力の持ち主が見知らぬ町で殺された。何の為にあるのかわからない塔がある町を調べていた殺されたその人の目的とは?
「あなた」はその事件を調べているうちにいくつもの謎が見えてくる。
下巻も楽しみです!
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ミステリーのようでおとぎ話のような作品。
黒い塔、謎の地図、鬼、姿の見えない気配、鋏と亀と天の川…そういった不可思議なワードが次々と出てくる。
物語全体から不気味さが漂っている。
その一方で、一体これがどう繋がるんだろう。と思いながら読み進めるのは、見知らぬ土地を探検するようなロマン心をくすぐられた。
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上司の送別会の最中に突然姿を消した男が、1年後遠く離れた田舎町で死体となって発見されます。
田舎町は、水路があり目的の分からない塔が立っています。
犯人探しから明らかになっていく不思議の数々に驚く一冊でした。
読み進めると、まるで不気味な雰囲気の中、追い立てられるような感覚に陥り、主人公に感情移入していまいます。
お天気がずっと曇りの中、何かを探して夢中で歩いているような気分になります。
謎が謎を読んでわからないことや不可解なことが入り乱れて、独特の不気味で不思議な世界観が体験できる内容でした。
どきどきしながら先を読み進めても謎が深まるばかりで、不安な気持ちでいっぱいになる上巻です。
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久しぶりに恩田さん。
恩田さん独特の世界が好きです。
どこからやってくるんだろう、この空気感は?
突然失踪した会社員の彼が一年後、遠く離れた町で遺体で見つかる。単なる事故か、それとも他殺か。
取るに足らない事件が次々に展開されていくのを
読み進めていると嫌でも期待値が上がっていき、楽しい。
各章のタイトルに「~事件」とついてるのもお気に入りです。
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突然失踪し一年後に遺体で発見された、瞬間記憶能力を持つ市川。市川は何を探していて何を見つけたのか、謎の塔のある町にはどんな秘密があるのか、市川の死の謎を追う「あなた」とはいったい誰なのか。そっくりな二人の符牒、雨と動物の関係、ステンドグラスの謎、思わせ振りなストーリーはどんどん頁をめくらせる。舞台装置は最高に整っているので、あとは風呂敷が畳まれることを祈るのみ。
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塔と水路の町で起きた殺人事件にまつわる人と町の物語。
世界観や文章は間違いなく恩田さん。
いろいろな登場人物に観点から物語が語られ、それぞれが関連をもちながら進んでいく手法は本当に楽しい。
上巻はぐいぐいと引き込まれていく。
なぜ上巻なのか。
世界観、文章、手法は最後まで本当に面白かったが、下巻に入っての、殺人事件の顛末、町の秘密など、伏線の回収がしょぼく感じてしまった。
もう少しミステリー色の強い結末の方が個人的には好きだった。
自然の怖さと、先祖の知恵と、ファンタジーの融合という感じで、それはそれで面白いのだが、ちょっとピンとこなかったなぁ。
月の裏側のようなホラーっぽい方が良かったような。
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再読。なのに、細部には記憶があるが、結末は全く思い出せないまま、読み進めた。徐々に不安感をあおりながら、物語の種をまきつつ、下巻へ。
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遺跡マニア真骨頂!とでもいうべきか。
「塔と水路の町」が舞台、というより主人公。
上下巻通して読んだ後でも第一章の町案内が印象的。
特に上巻は短編として読んでも良い章がたくさんあったんじゃなかろうか。
「溺れかけた猫」と「焚き火の神様」の章が好き。
この町に行ってみたい。端役でいいから登場したい。
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塔のある街を舞台とした、無機質でホラーな面もあるミステリー。いつ何のために建てられたか分からない塔、どこか閉鎖的な街、双子、狐火、神様。雰囲気がとても好き。
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上司の送別会から姿を消した男が、一年後に遠く離れた町で死体となって発見された。失踪から亡くなるまで彼が過ごした塔と水路がある小さな町。犯人は町の中にいるのか・・・
彼は一体どんな人物でなぜ失踪したのか気になって読んじゃいました。
作品のジャンルとしては『ユージニア』や『Q&A』みたいな感じかな。
下巻も楽しみ。
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上司の送別会から忽然と姿を消した一人男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。
「あなた」という表現の仕方から、自分の考えを、刷り込まれてるような気分なになる。一緒に謎解きをしているような・・・
まだまだわからないことばっかりの点の情報。
下巻で線で繋がるのだろう。
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上巻を読み終わってすら物語の骨子が見えてこない、何とも不思議な作品。現実社会のようでいて少しズレたな空気にじわじわと引き込まれているので、後半への期待感が持てますね。
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恩田氏独特のクロスオーバー的作品だった気がします。
殺人事件、地方史伝奇風味添え、そして最終的に死者のエンディングスピーチ。みたいな。
・・・
前半部分はやや入り込めなかったです。
まるで催眠術師に語られるかの如く「あなたはふとそこで気づきます。何かがおかしいと」、という感じの自分の行為を第三者に説明してもらうかのような描写はすこし取っつきづらかった。
また視点が頻繁に切り替わるのは、思考の一貫性をやや妨げるきらいはありました。ただしあとがきで本作が新聞連載であることを知り合点がいきました。
・・・
謎の殺人事件も、とにかく前半はモヤモヤしますが、何とか頑張って頂きたく。後半はもう少し視界が晴れてきます。なかなか面白くなりますよ。
ただ言ってしまうと、やはり恩田ファン向けの作品かなあと思います。
Posted by ブクログ
「殺人か事故か」という帯に惹かれてミステリーだと思い込んで読み始めた本。
ミステリーと言われると、少し違う。
謎を解き明かすというよりは、死んだ人間の生い立ちを少しずつ覗き見る感じ。
あらすじ
上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。
一年後の寒い朝、離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。
殺人か事故か、どんな形でそこまで至ったのかを丁寧に綴られているお話。
Posted by ブクログ
分からないことだらけ。。
でも、謎に吸い込まれるように読み進む。
会社の送別会で忽然と姿を消した男は、なぜその土地へ渡り、殺されたのか。
事件との関わりがありそうで動向が気になる人物はこの後いかに。。。
島には何か秘密があるのは間違いなさそう。
それらがどう展開していくのか、『下』へ続く。
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3つの古い搭やそれにまつわる言い伝えが残る、不思議な町で、よその町から来た男性が殺された。彼は何を探っていたのか。なぜ殺されたのか。
いろんな人からの聞き取りのような情報が小出しにされるが、上巻だけではまだ全体像が見えない。恩田ワールドだなぁと思いつつ、後半が気になる。
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「あなた」はどんな人なんだろうと読み進めていった。なんとなく女性なのかなと思った理由は未だにわからない。
日本であるはずなのにだいぶファンタジーな世界を思い浮かべながら読んでしまった。
ちょっとホラーになるのかな?と思っていたのですがね…
Posted by ブクログ
「あなたは〜をしている」といった書き方のため、自分がその場にいるような感覚となる。
自分の行動って、自分が思っていることと、他人から見た自分って違うから、あなたはとしたほうが描写は正確になるように思う。
話の展開としては、地図にない塔が3つあって、その地域で人が殺されて、殺された理由を調べてると、殺された男の弟が登場して、殺された男は見たもの全てを暗記できる能力を持っていたっていう伏線が色々ある感じ。
どの辺が昨日の世界なのかは下巻でかな。
Posted by ブクログ
久しぶりの恩田陸。一章ごとに目線が変わって色々な人が語り手になるんだけど、語り手が「あなた」なのが、ん?!ってなる。何の為に市川吾郎は殺されたのか、まださっぱりわからない。下巻に続く。