【感想・ネタバレ】三月は深き紅の淵をのレビュー

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Posted by ブクログ

初めての推理小説でした。
何時もより丁寧に読み進んでいく中で展開が予想もつかない流れの中、読書で得られた初めての読後感でした。
凄く良い時間をありがとうございます!

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

この小説、本が好きな人なら、みんな好きなんじゃないかと思った。
個人的には文章がとても心地よかった。

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2024年03月09日

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ネタバレ

第四章は筆者視点と小説部分が交互に出てくるのが読んでて苦戦したけど、先に麦の海を読んでいたので麦の海との違いを楽しんで読めました。
一章から三章も本探しに女の子の死の真相に、といろんな謎解きの話で一気読みしました。欲を言えば探してる本が見つかって欲しかったかな。
一日で読みきれるかわからないけど、私も「三月は深き紅の淵を」を読んでみたい!

話の大筋とは関係ないけど、出てくる料理やおつまみが美味しそうで読んでてお腹空いてくる。おぼろ昆布とマーマレードをあえて…ってどんな味?

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2024年02月28日

mac

ネタバレ 購入済み

創作について

一部ご紹介します。
・「人類の歴史は掃除の歴史なんだって。
ちょっとでもさぼると、文明なんてすぐに埃に埋もれてしまう」
・「誰でも一生に一冊の本を書けるというのは本当よ。あたしたちは毎日書いているでしょう」
「いいものを読むことは書くことよ。
うんといい小説を読むとね、行間の奥の方に、自分がいつか書くはずのもう一つの小説が見えるような気がするってことない?
それが見えると、あたし、ああ、あたしも読みながら書いてるんだなあって思う。」
・ヘンリー・ダーガーという人がいた。病院の清掃員を生涯の仕事にしていた。地味で目立たぬ男だった。
彼の死後、彼が生前書いていたおびただしい小説が発見された。
それは、子供たちの国。たくさんの子供たちが血みどろのむごたらしい戦争をしている国の物語。
その世界ではヘンリー・ダーガーは子供たちを救い出す救世主であった。
彼は美術の勉強をしたことはなく、広告や絵本や雑誌の絵を写しては組み合わせて、
このグロテスクでいつまでも終わらぬ世界を夜な夜な一人で描き続けていた。
彼はその世界に完全に生きていたのである。
・大量のストーリーが消費されている現代、結局のところ、ゲームの中の虚構は一つのテーマに統合されつつある。
英雄伝説、もしくは英雄になるための成長物語。最も古典的なテーマに立ち戻ろうとしているわけだ。
ゲーム制作者という吟遊詩人が作り出す、古典的なストーリーから派生した様々なバージョンをそれぞれのゲーム機でプレイヤーたちが聞いている。
彼らが聞きたがっているものは、大昔から変わっていないのだ。
・なぜ人間は「よくできた話」に感銘を受けるのだろう。
その感動は収まるところに全てが収まったという快感である。
おそらく、人間には何種類もの物語がインプットされているのだろう。
インプットされた物語と一致すると、ビンゴ(!)状態となる。
フィクションを求めるのは人間の第四の欲望かもしれない。
たぶん、想像力という他の動物にはない才能のためだろう。

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2022年09月30日

購入済み

同作者の中で一番好きなのがこれ。
厳密には、特に2章が素晴らしい。

登場人物二人の、編集者としてのスタンスや
仕事への取組み、物語に対するちょっと過剰な
までの思い入れ、こういったものがギュッと
つまっているシーンがとても好きだ。

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2019年11月20日

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2023.8.25 再読

○*○*○*○*○


作者のわからない、幻の1冊をめぐっての4つの中篇。
その本は、『三月は深き紅の淵を』。

第1章【待っている人々】
10数年もその本を探し続けている読書愛好家に招かれ推理していく男性のお話。
ダイニングメッセージ、そしてキーワードは「ざくろ

第2章【出雲夜想曲】
昔父が一晩だけと貸してくれた本の作者を突き止め、同じく読んだことのある人を誘って、作者に会いに行く。
待っていたものは、予想をはるかに超えた事実だった。。。

第3章【虹と鳥と雲と】
異母姉妹の存在を知り、お互い仲良くなった2人だったが、父の過去を知ってしまうことで歯車が狂いだす。
二人の葛藤が切ない。

第4章【回転木馬】
彼女という恩田本人の構想と、『黄昏の百合の骨』の主人公理瀬の過去。

理瀬が知りたかったのだが、ますますな謎が深まってしまった。。。
でも、それが恩田ワールド。

恩田さんのトランクには、いったいどれだけの構想が詰まっているのだろう。

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2023年08月26日

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面白かった。
四つの物語。それぞれ不思議な世界観。
内容が難しいという訳ではないのだが、でもなんだかよく分からない。これはミステリ?なんだ?という気持ちのまま、どんどんと先を読みたくなる、そんな内容でした。

ずっと付きまとう赤い表紙の本
「三月は深き紅の淵を」

不思議でとても引き込まれる。

して、最後の最後に書かれた、
不思議な学園物語。
次に続くシリーズ物だという事なので次も読みたい。

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2024年06月06日

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ネタバレ

タイトルに惹かれて手元に置いた『夜明けの花園』を読む前に、シリーズ順に読むことを勧められた。

「本に作者ってものがいるってことに気付かなかったのね」
ここまで無頓着では無いが、タイトルや装丁で小説を選ぶことが多い。そして読んでいる途中で、なんとなく文体と作者が結びつく。そんな感覚的な読み方で果たして良いのかと、ごくたまに思うことはある。けれども、彼女の言葉で多分良いのだと、まあ良いかと思えた。

理瀬シリーズの最新刊を目指し、四章を目当てに読み進めていたので、純粋に本筋を追えていた自信はない。故に着眼点はズレているかもしれない。けれども、本の所在を早く知りたいと、気がつけば当初の目的はすっかり片隅に追いやられていた。

この物語の物語を読んでいた。前置きが長い上に抽象的な感想だが、これがしっくりきている。
しかしながら、第三章では迷子になりかけた。三章終盤まで純粋にストーリーにハマり、本の所在の意識は消えていたからである。
そして四章。待望の理瀬シリーズに辿り着いたものの、意識は幻の本にあった。そう、あったけれど。ゲーム最中に空気も天候も荒れているが、真隣では気持ちの良さそうな森が広がっていて。描写の対比にしばし読む手が止まる。この場面転換は誰の視点?それとも記憶?と、なんとなく読み進めた。

結局“三月は深き紅の淵を”については分からなかった。でも、物語の物語を読んだという、この感覚的な所感はズレてはいないと思う。しかし自信はないので、いずれかに読み返す所存である。


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2024年04月30日

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読書沼にハマったら、ぜひとも読んで!と、推したい1冊。
草原に広がる1本1本の草が本だとして、その無量?無限?から、出逢えた1冊。当時の自分へ「見つけてよかったね!読めてよかったね!」って思わず褒めてしまう(笑)

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2024年04月11日

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一冊の本を巡る四つの物語。

不思議さを内包した、独自の世界観に魅了されました。

それぞれの物語の雰囲気が違うところも、作者の引き出しの多さを感じます。

ミステリ的趣向が楽しめる中、異彩を放つ最後の「回転木馬」が印象的でした。
賛否が分かれそうな物語ですが、作者自身が投影されたかのような内容が断片的に挟まれ、風変わりなエッセイと捉えることも出来そうです。

後に発表される、『麦の海に沈む果実』や『黒と茶の幻想』との繋がりがあるところも見逃せません。

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2024年04月07日

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「麦の海にしずむ果実」に出てきた本、”三月は深き紅の淵を”にまつわるエピソード集。でも、読み上げると一つの筋が表れてなるほど!と思わされます。時系列というか、目線がぐちゃぐちゃになってもう一度読み返したくなります。
一番最初のお金持ちの会長が本好きの若手社員を家に招いて三月は~の本を探させる話が一番面白かったです。
このシリーズはすこし艶っぽいシーンなどもあり、小学校には向きません。

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2024年04月02日

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ネタバレ

不思議な小説でした。
三月は深き紅の淵を、を巡る4つの物語がそれぞれ独立しているようでゆるく繋がっていて、物語が繰り広げられる箱の中にまたそれぞれの世界を持つ箱が複数並んでいて、それを俯瞰して空から眺めているような変な感覚になりました。
物語を読むにつれて三月が読みたくなるのに、それはどうやっても叶わないというもどかしさに胸が痒くなりました。
個人的に第一章の「黒と茶の幻想」が一番読んでみたいと思いました。
この本としては第二章と第三章が好きでした。
特に第二章の、じわじわ真相に近づいていき、終盤になるにつれて一気に加速するところが読んでいて疾走感があり、先が知りたくて息が浅くなる感覚を久しぶりに感じました。
初めは同じタイトルの、同じ内容の本を巡る、全く違う世界の話なのかと思っていましたが、ところどころにふらりと登場する帽子を被りコートを羽織った男性の存在がそれぞれの世界を繋げているような不穏な雰囲気を漂わせていました。
第四章については頭の整理がついていません。
まったく違う話が縄を編むように交互に語られ、一人称や二人称が交錯するのは混乱しました。
もともと理瀬シリーズに興味がありこの本を手に取ったので、これからどのようにシリーズが続いていくのか楽しみです。

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2024年03月26日

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理瀬シリーズの新刊『夜明けの花園』が出たので、それを読む前に、最初どんなんやったかな〜と思って再読。
いつもながら全然覚えていなくて、新鮮な感動。
(いいのか、悪いのか。笑)
なんでこんなにグイグイ読めるんだろう。
本好きにはたまらない世界観。

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2024年03月20日

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幻の本『三月は…』を巡る4章からなるミステリ。各章は独立しているものの微妙に関連している。第4章は著者の理瀬シリーズの序章であり、作家として姿勢、考え方も垣間見える。
新聞のインタビュー記事で、恩田さんが四半世紀近く書き続けているゴシックホラーの理瀬シリーズがあることを知り、手に取りました。ホラーは少し苦手ですが、恩田さんの作品なので読み進めます。

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2024年03月17日

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同タイトルの本が作中で登場し、尚且つ同じく四遍からなる連作短編集。メ小説好きなら引き込まれる独自の世界観やメタ的構造が光る作品。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

皆さんが理瀬シリーズを挙げて、
気になり、一作目を読んで見ました。

第一章、第二章からタイトル作の推理かと思っていたら、第三章では二人の少女が死の真相の推理となり、最終的にどうなるか気になりながら、読み進めました。

そして、最終章!
最初、著者の話かと思っていたら、これが理瀬!

自分的にはこういう類の内容は苦手ですが、
何故か引き込まれてしまいました。

早速、この続きが気になります。

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2024年02月21日

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知人の紹介にて

読み手によって評価が大きく分かれそう
読書が好きであればあるほど受け入れやすいのでは。

記憶が薄れた頃にまた読み直すと、新しい発見に出会える気がします
今から楽しみです。

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

読み終わると、黒と茶の幻想と麦の海に沈む果実を読み返したくなって永遠に再読してる。1章のパワフルな感じとても好き

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2024年02月06日

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面白かった。特に2,3,4章
2のどんでん返し、3の不思議な空間、4の構造の面白くテンポ感が良い所、しかしえぐられる話というのがよかった。

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2024年01月24日

Posted by ブクログ

凄い。こういう作品に出逢ったのは初めてかもしれません。感想は、なかなか言葉にするのは難しいんですが…「初恋の人とは結ばれない」って感じに近い気がしました(笑)1冊の本がどうしようもなく気になって、読み進んでいく程魅力的に思えるけど、その実態は掴めない。読み終えても、こちらはまだその本に魅了されたまま、片想い状態です。忘れられない1冊になりそう。

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

恩田さんらしい作品です。第四章はイマイチ理解できませんでしたが、リセの作品を読むきっかけになった作品です。

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2024年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「三月は深き紅の淵を」という本の存在そのものが1章と2章では微妙に異なっていて、読みすすめていくと、「三月は深き紅の淵を」が各章独立して存在していることに気づくけれどどこか重なる部分が見え隠れして始終わくわくしながら読みすすめた。
ストーリーとしては3章が印象深くて好みでした。ますます「三月は深き紅の淵を」を読んでみたくなるけれど、存在しないんだよなぁ…となる。2章においてはその作者が最後明かされる形となっていたけれど、「三月は深き紅の淵を」は全て明かされることを望むのではなく、明かされない部分や謎が散りばめられているからこそより一層面白く、皆が手を伸ばしたくなるような本になるんだなと感じた。

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2023年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「三月は深き紅の淵を」という一冊の本に纏わる物語。
四部作になっているこの話を読み始めた時から何となく違和感は感じていたのだけど、読み進めれば読み進めるほど違和感は確信に変わった。

この中には四つの話が収録されている。
四つの話はそれぞれ独立しているけれど「三月は深き紅の淵を」という赤い表紙の本、それからとある男が出てくることが共通している。
けれど、どんなに読み進めても「三月は深き紅の淵を」の本編を読むことは出来ない。

あれだけしっかりあらすじが語られるのに、しかもとてもとても面白そうなのにその本編を読むことが出来ないなんて!!!

最後まで読んで「ないのかー!やっぱりないのかー!!!」と悔しくなったものの、やはり稀覯本というのは読めないからこそ価値があるのだろうか。
読めないからこそ断片で聞いた話を自分勝手に想像しては面白そうだなー読んでみたいなーという気持ちが膨らむのだろうか。

ちなみに四つの話それぞれがテイストが違っていてとても楽しめたのだけど、どれか一作をと言われたら私は「虹と雲と鳥を」を選ぶかなぁ。
2人の少女が崖から落ちて亡くなった事件は果たして事故か殺人か?というストーリー。
色々な人を巻き込みながら徐々に真実が分かっていく展開になっている。
これがまた人の怖さみたいなのが凄くて……途中で凄く嫌な予感がして何度もページを閉じようかと思っていたのだけど、その予感からちゃんと一捻りしてあって救われた気分になった。
よかった。最後までちゃんと読み切ってよかった。
話としては暗いのかもしれないけれど、私はこの話がとても好き。

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2023年09月15日

Posted by ブクログ

今回の作品は「三月は深き紅の淵を」。
タイトルからして意味深淵。
四章から成る構成で、ミステリアスな雰囲気で話は進む。
読者によって、第四章を読み終わった感慨は、人それぞれに受け取り方は変わるのだろうか。

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2024年06月03日

購入済み

麦の海にハマってこちらも読みました。
正直、麦の海が内容も世界観もベストだと思いますが、こちらも関係性があるので読んで良かったです。

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2020年02月14日

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「麦の海に沈む果実」が面白かったので、リンクしているという本書を読みました。

第一章~第四章まで「三月は深き紅の淵を」という本を主題にしているのに、章毎に全く違ったお話。

第一章:
屋敷のどこかにあるという幻の本「三月は深き紅の淵を」を探し出すことを課せられた主人公。
幻しの本を聞き伝えながら、語る老人達の話が面白い。


第二章:
「三月は深き紅の淵を」の作者を求めて夜行列車に乗って出雲にいく女二人。
それぞれの推察で話はすすめられ最後はちょっとした怖さも。

第三章:
崖から転落した女子高校生の姉妹。
なぜ死んだのか。姉妹の一人が書いた「三月は深き紅の淵を」をもとに二人の過去をさかのぼる。
ミステリー調で面白い。

第四章:
「麦の海に沈む果実」とリンクする話とその筆者(?)ナレーションが折り重なる。
正直よく分からないけど、理瀬シリーズでなんだか引き寄せられる。

よかったです

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2023年08月31日

Posted by ブクログ

分からないところがたくさんの本でした。
解説サイトを見てやっとおぼろげに理解した感じ。話と話の間に別の話がはさまれていて、同タイトルの別の話が出てきたりと、難しいです。
実は、かなーり前に読んだ本だけど、ある程度覚えていると思って再読したら…こんな話だっけ。理解度がかなり落ちて、意味が分からない、繋がらない、頭で映像化できないところが多かった。昔は、この感じをわくわくしながら読んだ気がするのだが、今は困惑するばかり。
本の内容より自分の変化に驚いた。

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

4章で構成されており、それぞれが異なるテイストの物語。ある一冊の本を巡ることが共通している。他の人のレビューにあったように4章が曲者だった。ただ、理瀬の話は引き込まれたのでシリーズを読んでみたいと思った。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

恩田陸流のノスタルジアを感じられる作品。
本への郷愁に浸れる。
恩田陸が好きな人ならハマるかも。

題材がとても魅力的。
一冊の本にまつわる4つの話。
全体的に雰囲気が魅力的。

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2023年12月29日

Posted by ブクログ

4章についての立ち位置がわからない。
4章を読む事で3章までの不明点がわかったけどなぁ。
理瀬は、「私」が生み出したのもなのか?「私」との関係は?
理瀬はこのシリーズで、今後も出てくるようだけども。
もやもやする。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

これまで2回チャレンジしたが、第一章を読んだところで「面白いけど、読み続けるのはちょっとしんどいな」と思いしばらく放置していた。三度目の正直で今回は読み切った。

全体を通してみるとそんなに悪くないような気がしているが、第二章あたりは正直「長いな…」と思いながら読んでいた。しかしその後の第三・四章では打って変わってスラスラと読み進めることができた。
第三章は不穏で重く苦々しい青春小説だが、儚く煌めく美しいものも感じられる。
第四章は作者の地の部分も出てきながらも、幻想的な雰囲気の物語も展開される。また作者側の場面であっても、深夜に執筆をしている場面、出雲に取材旅行にいった場面と分かれているため、やや慣れが必要かもしれない。

各章での感想が結構異なっているため、本全体を通じての感想や印象を決めるのは難しい。ただやはり恩田陸は面白い作家だと思ったので(これが自分にとっては初の恩田陸の本だった)、『ユージニア』や『中庭の出来事』、『六番目の小夜子』、『私の家では何も起こらない』なども読んでいきたい。

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2023年08月26日

Posted by ブクログ

独特の雰囲気。これが恩田さんの作風なのかな?
一章が好きでした。四章は『麦の海に沈む果実』を読めば分かるのかな…

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2023年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は「麦の海に沈む果実」と「黒と茶の幻想」を読んでからこれを読んだので、この小説内にちょこちょこっと出てくる話が「ああ、あれのことだ」とわかって、それはそれなりに楽しめたのですが、後から先述した本を読んだ方が「これがそうかぁ」とワクワク感があってよかったような気がしました。
残念。
でも、話は4話とも楽しめました。
「三月は深き紅の淵を」という本のことだけで、これだけバリエーションにとんだ話が書けるなんて。
どの話もおもしろかった。
確か2番目の話で、お菓子の「アスパラガス」ってどうしてアスパラガスって名前がついたのか、とか言ってるところで「そうそう!」となってしまいました。
私も常々そう思ってます。
食べ始めるとくせになる、おいしいお菓子なんだけどね。

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2023年09月20日

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