【感想・ネタバレ】奇面館の殺人(上)のレビュー

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ネタバレ

今回は割と殺人起こるのがあとの方だった!
島田さん居るだけで安心。笑
顔が分からないのって怖いなと。

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2024年06月11日

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面白かったー!!館シリーズ読んでるって感じ。
前シリーズの暗黒館の殺人もすごく面白かったけど鹿谷さんもあまり出ないし、いつもの館シリーズとは違う雰囲気だったし!しかもめちゃくちゃ長かったから…(笑)
奇面館はこれこれ!と思いながら読んでました
果たして首無し遺体は誰のものなのか?
館にはどんなカラクリがあるのか?
次巻が楽しみです!!

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2023年02月18日

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ネタバレ

鹿谷さんの正体がわかったところで、謎が深まる上巻でした。
6人もの人間がそれぞれ仮面をつける奇妙な状況で起きた殺人事件。

早く下巻が気になります!

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2022年10月04日

Posted by ブクログ

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暗黒館とはうってかわって、ストーリー展開が軽快で読みやすい!し、十角館と似たような雰囲気でザ、新本格って感じ!
今のところ誰が怪しいかわからんけど、死体がそもそも主人のか?ってのは早い段階で思ってたから嬉しい

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2022年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

〇 概要
 鬼面館の主人「影山逸史」が主催する奇妙な集いに,6人の客が招かれる。季節外れの大雪で館は孤立。そして,頭部と両手の指が消えた死体が発見される。関係者の大半は,鍵の掛かった仮面を被らされて素顔が見えない。前代未聞の状況の中,探偵鹿谷門実が真相を解き明かす。

〇 総合評価 ★★★★☆
 よくも悪くも綾辻行人らしい作品。登場人物が全員「影山逸史」だったことが分かるシーンはインパクト抜群だし,2代目と3代目の「影山逸史」を混同させる叙述トリックもさすが。作中の殺人の「死体の首を切った」意味が,死体の首がつけてた仮面が,館の秘密の通路を開くためのカギだったという点も独創的と言える。半面,登場人物に仮面を被らせた動機や,死体の爪を切り,ぐしゃぐしゃにした理由が,「被害者から抵抗を受けた跡を隠すため」というのは平凡。そもそも,上下巻合わせて700ページ近い作品にするほどのアイデアでもない。この半分くらいの長さで書き上げれば,中盤の中だるみもなく,なかなかの傑作に仕上がっていたと思う。週刊の漫画雑誌の作品みたいなもので,評価が定まっていない作家であれば,この作品は途中で投げ出されないようなスピーディな展開の作品になっていただろう。綾辻行人の館シリーズであれば,固定ファンもいるし,このワンアイデアでどこまで引き延ばせるか…という視点で描かれたと思える。つまらない作品ではないし,久しぶりにミステリを読んで驚くことができた点は素直に評価したい。★4で。

〇 サプライズ ★★★★★
 この作品の最大のポイントは,「影山逸史」が主催する奇妙な集いに招待された6人の客が,いずれも「影山逸史」だったという点。この点が,現在の鬼面館の主人である「影山逸史」と,2代目の鬼面館の主人である「影山逸史」を混同させるというプロットにつながっている。正直,何かおかしいとは思っていたが,6人の登場人物が,いずれも「影山逸史」という名前だったというところまでは考えが及ばず,この点は素直に驚くことができた。本格ミステリとは意外性だけが魅力とは思えないが,やはり,小説を読んでびっくりするという経験は面白い。★5で。

〇 熱中度 ★★☆☆☆
 冗長である。殺人事件は1件しか起こらず,発生するのは第7章。上巻の200ページを過ぎたところである。そこから,丹念といえば聞こえがいいが,だらだらと捜査が続くことになる。解決編も,死体の頭を切断したのはなぜか,死体の指を切断し,ぐちゃぐちゃにしたのはなぜか,全ての客に仮面を被せ,鍵を閉めたのはなぜかといった謎ときがだらだらと続けられる。登場人物が全て「影山逸史」という名前だったことが分かるシーンのサプライズはさすがだが,もう少し短く,コンパクトにまとめることができたと思う。熱中度はそれほど高くない。

〇 キャラクター ★★☆☆☆
 探偵役の鹿谷門実を始めとし,鬼面館の主人である影山逸史に招待された客,創馬社長,マジシャンの忍田天空,建築家のミカエル,降木矢算哲の生まれ変わりという男,元刑事のヤマさんは,それなりには個性的である。しかし,全員の名前が影山逸史であるということを伏せようとしたことと,創馬社長が2代目の鬼面館の主人であり,真犯人だったことを伏せるという制約から,個々のキャラクターは十分に描かれていない。使用人の長宗我部,鬼丸,新月も,いかにもミステリの使用人というステレオタイプ。やや新月が,格闘家であるという個性があるが,これもプロットを成立させるための設定に過ぎない。キャラクター性は低い。

〇 読後感 ★★★☆☆
 この作品は,登場人物が全て「影山逸史」だったという事実に驚くためだけの作品であり,読後感はよくも悪くもない。一応,2代目の鬼面館の主人だった創馬社長のトラウマなども描かれているのだが,薄っぺらい。

〇 インパクト ★★★★☆
 登場人物が全て「影山逸史」という名前だった小説とか,登場人物が全員仮面を被って捜査する小説といったところはインパクトがあり、なかなか忘れられない作品といえる。もっとも,全体に冗長な上,それ以外の点の深みはないので,インパクト抜群とまでは言えない。

〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
 綾辻行人の館シリーズの1冊として,長く読み継がれそう。少なくとも,絶版にはならないと思う。

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2016年12月18日

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