【感想・ネタバレ】家族写真のレビュー

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ネタバレ

どの話もとても楽しかった。
主人公たちの空回り具合が笑ってしまう。
でもどの話も優しい家族の話で暖かい気持ちになった。

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2024年01月22日

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色々な、家族に関するお話。
結婚しようよ… 娘の結婚を機に、ありし日の妻に想いを馳せ、再度人生の再スタートを切る
磯野波平を探して…歳をとっても、無理に肩肘張る必要はない、と言ってくれるような話
肉村…ダイエットの話
住宅見学会…見栄を張ってもしょうがない、というかどこのお家も何かしら悩みは抱えている…という話
しりとり…小君よく話が進み、面白い。なんだかんだで愛されてるお父さん。
家族写真…ほっこり

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2021年06月20日

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以前「神様からひと言」「なかよし小鳩組」に笑わせてもらい、力をもらった作家さんの短編集。電車で読んでいて、やはりクスクス笑ってしまった。あっさり面白く読めるお話ばかりで、一つずつ違ったタッチで良かった。順番がまた良かったかも。
また長編が読みたくなった。

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2018年07月04日

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荻原浩氏にしては、少しシリアス系で重松清氏を思わせる構成だった。
実家が写真家の3兄弟がそれぞれの生活の中で父親に触れあってゆく。
荻原テクニックが少し少ないと思われたが、面白く読めました。

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2017年11月24日

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安定の荻原浩。お父さんのキャラがどの話も面白い。ただ、ほかの登場人物はテンプレート感が否めない。『しりとりの、り』に出てくる雅之くん、地雷すぎます。ちょっと気持ち悪かった、ごめんなさい。また『住宅見学会』も貧乏家族=幸せ&裕福家族=難あり不幸…な図式がちょっとデジャブーでした。
ただし、プラスチックファミリーは面白かった。菜実子さんと雪乃ちゃんとお父さんに幸多かれ!最後少しウルっと来ちゃいました。

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2017年05月29日

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全7話からなるいい感じでダメなおやじの話

前半5話はダメダメでこりゃアカンてな感じで笑えるが6話で色が変わり7話で感動します

7話それぞれ別の話ですがなんか繋がってる感じがしました。

萩原さんのコメディーは笑えます。

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2017年05月28日

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たかが家族されど家族。世界レベルでは小さなコミュニティである家族でも、事が起きれば大事件。そんな家族の笑って泣ける七つの物語。
まずは直木賞受賞おめでとうございます。デビュー当時から愛読している私にとって、本当にやっとという気持ちです。本作も荻原さんらしい、あったかい気持ちになる短編集です。小春日和の日に日向ぼっこしている感じ。いい時間を過ごすことができました。

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2016年11月07日

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 様々な家族の姿を描いた短編集

 祝直木賞! ということで久々の荻原浩さんの小説を読みましたが、ユーモラスな話も、シリアスな話も、どちらも登場人物の心理描写が相変わらず丁寧でそしてリアルです。

 この荻原さんの心理描写のリアルさの根底にあるのは、様々な登場人物の、それぞれの情けなさをしっかりと描いているからこそだと思います。

 シリアスでいえば、男手一つで育てた一人娘の結婚に複雑な心情を抱く父を描く「結婚しようよ」

 古くからの写真館を営む父に反発し家を飛び出し、独自で写真の仕事を続ける息子。しかし父が倒れたという連絡を受け、その息子や娘たちが写真館に集うことになる表題作の「家族写真」

 こうしたシリアスなドラマの完成度の高さはもちろんなのですが、やはり個人的にはユーモラスに人間の情けなさを描いた短編こそ、荻原さんの真骨頂だと思います。

 一家全員太っている内村さん一家のご主人のダイエットを描いた「肉村さん一家176kg」

 奥さんから聞いた効果があるかどうかわからない、怪しげなダイエットに精を出す様子や奥さんとのやり取りなど、どこかにありそうな光景が、荻原さんの手にかかるとついついクスリとさせられます。

 終わり方のなあなあな感じも、またリアルです。

「住宅見学会」は、マイホームを夢見る主婦が、家族とともに、実際に住民が住んでいる様子を見学できるモデルルームに行く話。

 モデルルームに住んでいる若くてきれいな奥さんについつい嫉妬したり、自分の家族と相手の家族を比較してしまったり……。書きようによっては、グチグチしてしまいそうですが、荻原さんが書くと、どこかカラッとした雰囲気に仕上がります。こういう書き方はやっぱり荻原さんらしいですね。

 一番印象的だった短編は、「しりとりの、り」

 家族でドライブに行った最中、父がいきなり「会話が足りない」と言い出し、家族全員でしりとりをすることになるのですが……。

 全編会話だけで進む作品なのですが、やりとりが秀逸! 空気の読めない父、しりとりに乗りきらないほかの家族の面々。それが会話だけで映像として浮かび上がってきます。

 そして展開も一筋縄ではいきません。単に笑わせるだけでなく、会話が進むごとに、この家族の違った一面が浮かび上がってきます。構成や書き方もうまい!

『明日の記憶』や『砂の王国』といったシリアスな大作ではないですが、それでもしっかりと荻原さんらしさがつまった短編集だと思います。

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2016年08月13日

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20160506

久しぶりに読んだ荻原作品。

やはり目のつけどころと表現方法が面白い。
家族のあり方を考えさせる短編集。

今度は長編が読みたくなったなぁ。

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2016年05月06日

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いろいろな家族の話たち。

どんな状況でも家族は家族。
それでもずっと同じじゃなくて
変わっていく中でその時々のいい関係であればいいですね。

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2016年04月10日

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予想通りのキタコレ短編集。いきなり泣かせ、いきなり笑わせ、俺の感情弄ぶなや!とブラマヨ吉田もきっとこう言うだろう。昔と今の家族事情は違うのだがやっぱり家族は家族なのだ。なんやかんや言ってもそこには家族の絆があるのだ。縁があって家族になったんだから。しかしこの人のコミカルでテンポのある文章で描く中年男性の悲哀は秀逸。本当に哀しいと思うし、1周回って笑えたり出来るのだ。加齢臭さえ感じるのだ。家族ならではの心にじんわり染み込むアノ気持ちを存分に感じられるオススメの家族小説です。

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2016年03月07日

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 2015年4月に文庫化されたのが、荻原浩さんが書かれた「家族写真 (講談社文庫)」という一冊。7つの家族のそれぞれの思いを綴った、心温まる短編集だ。

 男手ひとつで育てた娘が、いつのまに大人になって結婚することになった。彼氏を自宅に連れてきて結婚の挨拶をさせようとするが、話を巧みにすり替えたりはぐらかしたりするのが、父親の最後のささやかな抵抗だ。亡き妻の遺影とかすかに残るテープレコーダーの声を聞きながら、妻との出会いや結婚してからの生活、娘との家庭生活を淡々と、そして大切に思い出す父の姿があった。(「結婚しようよ」)
他にも、妻に先立たれて町の小さな写真館を営みながら子ども達を育てた父親が、突然の病で倒れたことで家族の絆が蘇ってくる表題作の「家族写真」など、笑って泣けてしんみりとして、最後にはどれも心が温かくなる7つの短編が詰まっている。
 萩原浩さんといえば、最近では「花のさくら通り (集英社文庫)」が書店の平台を飾っているが、その他にも数々の心温まる作品をいくつも世の中に送り出している作家さんだ。

 デビュー作から続く「ユニバーサル広告社」シリーズは、ユーモア溢れる展開の中にどこかほろっとさせるものが随所にちりばめられていた。その作風は「家族写真」にも引き継がれているとともに、全体的にいわゆる「さえない家族」が主人公となっている。だからこそ共感を感じる部分が多いのかもしれない。

 また、7作品中6作品の主人公が中年以降の男性で、それぞれの主人公が揃って健気に生きているという点も特徴的な短編集だろう。普通の家庭で起こり得る普通の出来事が、世の中にある様々な家族の在り方を教えてくれて、読み終わった時にはしみじみとした温かさを感じた。

 主人公達と同世代の私だからこそ「しみじみとした温かさ」を感じたが、これを若い人が読んだらどのような感想を持つのだろうか。そういった意味でも実に興味深い一冊だなと思う。

家族写真 (講談社文庫)
家族写真 (講談社文庫)
作者: 荻原浩
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2015/04/15
メディア: 文庫
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読んでいて気持ちが楽になる小説もまた良い

 今回ご紹介した一冊は、家族の在り方や人生の悲哀、家族とのほろ苦い交流や温かい出来事など、だれの人生にもあり得る内容をある意味では淡々と綴った短編集だ。そういう意味では肩肘を張らずにゆったりと読むことができる一冊だし、読み終わった時に心の中にじんわりとした感動を得ることができる。

 イギリスの詩人バイロンは「事実は小説よりも奇なり」という言葉を残しているが、一人一人の人生にはそれこそたくさんのドラマが繰り広げられているだろう。それが「家族」という集合体になればそれだけ繰り広げられているドラマは多種多様で、だからこそ絆の大切さが必要となるのだろうと思う。

 「家族」という言葉に対する感じ方もまた人それぞれだと思うが、「大切にする」という言葉とセットになることが一番幸せなことだろう。

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2016年01月17日

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家族をテーマにした7つの短編集。
さらっとすぐに読める反面
すごく物足りない感じがしました。
最後の「家族写真」は ほっこり。

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2015年10月22日

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表題作が1番でした。もっと笑わすとかほのぼのさせるとかできたかも。奥田英朗さんや重松清さんだったらどんな風に書いてただろうね。

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2015年06月09日

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どこにでも居そうな家族の7つの短編ストーリー
大きな事はおきないけど、クスッと笑ったり、ホロっとしたり萩原さんの手にかかればどんな家族も主人公になれる。私的にはしりとりの、りが好き。車中だけの間でテンポ良く変わっていく感じが面白かった。

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2023年11月26日

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7編の短編集。どれも荻原さんらしさがとても出ていました。
ウイットに富んだ文章、何気ない会話から感じる愛情や温もり。読みながらクスッと笑えて、小さな幸せを噛みしめてるようでした。
私の中では、家族を描かせたら“荻原浩さん”、“重松清さん”です。

特に好きだったのは、
「結婚しようよ」、「しりとりの、り」、「家族写真」

短編で「プラスチック・ファミリー」だけは、ちょっと怖かった…。
でもそこは荻原さん、希望を感じるラストでホッとしました。

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2022年09月24日

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家族を題材にした短編。特によかった作品はなかったけれど家族が題材となると身近であり他の家族をのぞき見できるようでつい手に取ってしまう。平凡な家族にもそれぞれに物語があるものだと改めて思う。

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2021年10月13日

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「家族」をテーマにした短編集。

「結婚しようよ」「磯野波平を探して」「内村さん一家176kg」 「住宅見学会」「プラスチック・ファミリー」 「しりとりの、し」「家族写真」
これら7編が収録されています。

どこかノスタルジック、昭和の家族を感じさせる様なストーリーで微笑ましく読む事が出来ました

個人的には森浩美さんの描かれる家族シリーズの方が好みですがこちらも読後感は「やっぱり家族って良いな」と思わせてくれる後味の良い作品集です。

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2021年02月04日

購入済み

いまいち

お父さん おじさんを主人公にした短編集。当然のことながら表題作が一番の自信作なのだろうな と思ったがピンとこなかった。古い写真館が舞台に設定された段階で、同じ設定が多い浅田次郎とどうしても比較してしまう。二人共語り口が達者ところは同様だが、浪花節 浅田節が効いている分、次郎さんの方が私にはぴったりくる。
他の作品では、お父さんモード全開の第一話と、ストーリー設定がユニークな第五話かな。

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2020年09月06日

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20200220
様々な家族の形を描く短編集。
どの話も温かく、不安なく読める。喧嘩したりいがみ合ったりすることもあるが、やっぱり家族は大事にしたいと実感する。そう思えることはとても幸せだと思う。

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2020年02月29日

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著者には大変失礼だが、よくいそうな家族のありそうな話。なのに…。男親のツボに優しく柔らかく命中する。心穏やかにこの物語が読める今の日々に感謝。

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2019年09月09日

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やっぱり最期の家族写真が良い。遠く離れた地元で頑張る父親、病気で倒れたのを境に家族が1つになる。良い。
他は磯野波平のやつな。楽しく読ませてもらった。

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2018年08月08日

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ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞー男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。あの主人公が同年代の54歳と知って愕然とする「磯野波平を探して」。もはや見ないふりできない肥満解消のため家族でダイエットに励む「肉村さん一家176kg」他。短編の名手による、笑って泣ける7つの家族の物語。

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2018年06月17日

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短編集。印象に残ったのは「磯野浪平を探して」と「プラスチック・ファミリー」、「しりとりの、り」、「家族写真」。特に表題になっているだけあって「家族写真」はほろりとするお話。

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2018年02月24日

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家族をテーマにした短編小説集。
「結婚しようよ」
「磯野波平を探して」
「内村さん一家176kg」
「住宅見学会」
「プラスチック・ファミリー」
「しりとりの、り」
「家族写真」
以上7編を収録。

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2017年12月04日

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短編集か。長編が好きだから短編苦手。
最初と最後がお母さんが亡くなってる家族で、我が家だと自分がいなくなる設定になるからいい話だけど辛かった。

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2017年04月26日

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最初の方の収録作は、ユーモラスな展開の話だったが、後半は哀愁漂うストーリー。
家族に起こりがちな諸々を小説にした作品。

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2015年08月11日

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クスリと笑える箇所が数ヶ所。

「肉村さん」は、以前うちの次女がウッチャンのことを「肉村」と読んでいたので懐かしかった(笑)

一番好きなのは「しりとりの、り」。
会話だけで話が進んでいって、だんだんいろんなことが明らかになって。
おもしろかったです。

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2015年05月28日

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家族って、
積み重ねた時間の集大成。
だれよりもの長く、普通に、いとおしく。
なににも替えがたい。

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2015年08月15日

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特に印象に残ったのは、住宅見学会とプラスチックファミリー。一見幸せそうだけど抱えている問題のある家族と、孤独だけど自分の中に心の拠り所を見つけた男の話。

女性作家さんの恋愛小説を多く読んでるので、とにかく男性作家さんの本を読もうと手に取った。なぜこの小説を選んだのかというと、割と好きな作家さんだったということと、家族がテーマだったから。

家族もののフィクションって、人ん家の事情を覗いてるような感覚の面白さがあるのと、あたたかい気持ちになれてホッとするから好き。

男性作家さんの文章から感じたのは、読者が浸れるような感情描写があまりなく、起こった事柄が順序よく展開されている感じ。男性が少女漫画が読めないって理由がちょっとわかった気がした(笑)

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2015年10月26日

Posted by ブクログ

様々な家族をテーマにした7編の短編。
「結婚しようよ」「磯野波平を探して」「肉村さん一家176kg」「住宅見学会」「プラスチック・ファミリー」「しりとりの、り」「家族写真」
主人公の年齢が私に近い最初の2編が印象的。身につまされるというより、前向きな話で心地良く。
特に「何かがある」といった作品では無いのですが、ほんわかと楽しめます。

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2016年05月15日

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