【感想・ネタバレ】隠密 味見方同心(七) 絵巻寿司のレビュー

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いよいよ物語が佳境に入る

味見方同心だった兄、月浦波之進が殺された理由を探してきた弟の魚之進がだんだんとその確信に近づこうとしている。
波之進が残した言葉、「おいしいものの裏にある悪」とは。
おいしいものは「ケイク」であることが判明。
特に「まぐろの千切り」の段では、料亭「おくやま」の板長・丁次が殺される。
その犯人「出島屋」の修二郎は西方の美味神で丁次を誘惑する。
当時は得体の知れないバニラを丁次が修二郎から盗んだがか、食べしまい殺された。
物語のこの辺りが微妙でとても面白い。香料が思わせる話しだ。
そして、さらに北谷道海こと河内山宗俊と向島に住む中野石翁が抜け荷に絡んでいることが浮かび上がる。
もう少しで波之進が殺された動機が判明するのだが…
物語が続いていく。

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2018年01月11日

Posted by ブクログ

前に千葉県の久留里に行って絵巻寿司を作ったことがあります。
なので、今回の「絵巻寿司」は途中で絵が変わるとあったのが斬新!
今度はそれに挑戦したいと思いました。

あとは、昔は洋菓子が本当にお高かったんだね!
カステラが3切れで今のお値段で2万5千円って描写があったので、それに比べたらはるかに安いと思い、近々福砂屋のカステラを買ってこようと思いました。

それと、当時はまぐろは下魚で、かつをのほうがはるかに価値が高かったとのこと。
今でもかつをの消費日本一が高知(土佐)で、二位が水戸。
ともに尊王攘夷と神道が武士の間に浸透していた土地柄というのが、なんだか面白かったです。

庶民はまぐろを早々に食べ始めたけれど、武士の間ではなかなか浸透しなかったらしいので…。

そう言えば、全国でも高知と茨城の一部にはいまだに土葬の風習があるのも共通項があって面白いな。

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2018年07月20日

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何時もわくわくしながら拝読

 問題か経穴の切り口が,斬新でわくわくしながら読んでいます。

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2017年02月27日

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