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Posted by ブクログ
カリスマ総理大臣を告発する売れないライターと警察の特別組織の物語。
免許制度に骨抜きにされているマスコミが気骨を見せるシーンは良かったけれど、今のテレビ局の様子を見ていると、とても現実には起こりそうにないな。。
仕事には志を持たなければと思わせられる一冊でした。
Posted by ブクログ
現代のマスコミの状況に対し、「もはや新聞社に木鐸としての存在は期待できない」とか、「硬派のキャスターも反骨のコメンテーターも官邸の圧力に負けて次々に降板に追い込まれ」とか、あるいは現代日本の政治状況を暗喩し「中国韓国を挑発して強い日本をアピール」とか、作中人物に言わせ、ノンフィクションライターだった著者の本領が発揮されるサスペンスフルなエンタメ。
右傾化を隠そうともせず独裁者への道を歩む総理大臣。
経済的徴兵制を計画するその総理に一矢を報いんと、彼のスキャンダルを手にしたフリージャーナリストが立ち上がる。
婚約者にも逃げられた臆病者で弱気な彼を支援するのが、結成されたばかりの新橋署刑事課治安室(NEO)。
「警察官に正義のひとがいなきゃ、この国は終わりだ」と、NEOの黒沢。
副題ともなっているNEOは、シリーズ化されるとみていいのだろうか。