【感想・ネタバレ】『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白く、一気に読み終えた。
妻として、嫁として、女として。いつまでやるのか、どこまでやるのか。
男の自分が何を考え言ったところで、所詮他人事でしょ?と思われそうだけど、妻に寄り添える人間になりたいと思った。
父親がとてつもなく頼り甲斐のある男だった。カッコいい。理想だ。
ただ、工藤。俺は最初からお前の事信用してなかったからな。

0
2024年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夫を脳溢血でなくした妻が主役の物語。下町で育ち、品のない親に育てられた夏葉子。名家に嫁ぐも、夫ともそんなに仲がよいわけでもなく、そんな折、40代で旦那を亡くしてしまう。義理の父や母は、自分の親と比べると立派で尊敬していたが、夫の死後も嫁として、将来自分達やひきこもりの義理の姉の面倒を見るように期待される。
夫の浮気相手が出現したり、新たな恋人ができるが、ろくでなしだったりと様々なことが続く。 
そんなこともあり、嫌になるが、自分の家は気に入っているから、ここは離れたくはない。そんな時に助けてくれたのは、実家の父だった。また、姻戚関係終了届なるものが、役所で提出すれば姻戚関係をリセットできることを知る。
この作者は、身近で起こりそうな事をリアルに書き、最後には一番いい選択肢を選ぶ主人公が多いと思います。とても面白く、小気味よいです。

0
2024年04月22日

Posted by ブクログ

最近ハマっている垣谷さんの小説。今回も面白かった!
実際にどこかでありそうなお話。読みながら主人公と一緒にイライラしたり、モヤモヤしたり…続きが気になって一気に読んだ。

0
2023年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

嫁という立場、その他同じだなあというのが色々あって頷きながら読みました。つぶしてもよい人間、と言うセリフには嫁の立場の人にははっとさせられるでしょう。嫁の役割、とかキレイな言葉でうまく言われますが、このセリフは一番的を得ていると思います。気付かされた、と言ってもいいかも。

0
2023年10月07日

Posted by ブクログ

いつも通り前半は嫌なやつのオンパレードで見ててイライラするけど後半はスッキリとした展開になる。必ずしも勧善懲悪ではなくみんな分かり合えない中で苦労してる者同士だよねって思える展開がいい。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

ある晩、46歳の夫がホテルで急死。東京に出張に行くと言っていたが、亡くなったのは地元のビジネスホテル。
子どもは居ない、自宅は団信保険のおかげでローンは無くなった。これから一人で自由気ままに暮らせると思ったが…自宅の合鍵を持つ姑が勝手に家に入り込んだり、謎の女サオリが現れたりと思い通りにならない。
夏葉子は自由を取り戻せるのか?
早くに夫が亡くなるとこんなにも面倒があるのか…
「姻族関係終了届」覚えておかなくちゃ
解説も勉強になりました!

0
2023年06月10日

Posted by ブクログ

40代なかばで夫に急死された夏葉子。仕事人間だった夫とはまともな夫婦関係を築けていなかったため、亡くなっても悲しいというより自由になった、という感想をいだく。しかし現実は真逆。姑や親戚からの「嫁として夫の親族の世話をしてね。」という圧力がリアルで怖いっ!
夏葉子の感じる閉塞感にこちらまで息が詰まりそうで、一気読みしました。
お父さん、グッジョブ!
「姻族関係終了届」覚えました。

0
2023年02月25日

Posted by ブクログ

子供のいない40代夫婦、夫がある日突然急逝してしまう。

ーーーお線香を上げさせてください。
その優しそうな一言が、まるで他人の家に自由に出入りできるチケットてあるかのようだった。
葬儀が終わって一週間ほど経った頃から、様々な人が家に出入りするようになった。

まるで嫁はその家の従属物であるかのような接し方をしてくる舅姑。
このままでは義両親を始め、引きこもりの義姉の面倒まで見させられるのでは…と思い悩んだ主人公が選んだのは、姻族関係終了届。

そして新たに生まれた人と人との関係。
配偶者の姻族で悩んでる人はすごく参考になるかも。

0
2024年05月09日

Posted by ブクログ

単に夫が嫌いなのかと思ったら、残された嫁や周りの人達にはいろいろあるって気付かさせる。垣谷美雨さんは、読みやすくて知らない現実を教えてくれるので、お気に入りです。

0
2024年04月09日

Posted by ブクログ

昭和?の常識を覆し続けてくれる垣谷美雨さん。さすがです。
旧家に嫁いでしまった方、ご近所の方という監視カメラに縛られている方、是非読んでください。

0
2024年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすい。どの本も家族のいやな部分を再現しててイライラします笑
お父さんが頼りになるのが主人公にとってとても良かった。
私も経験があるが、どんな良い関係で亡くなると本当に揉める。
主人公のお義母さんは本当に良い人だったからこそこれからもご縁が続けていける流れになれたのだと思う。
義姉も一歩進もうとしてるのが良かった。

0
2024年02月14日

Posted by ブクログ

近くに居過ぎると嫌な所がたくさん見えるのに離れてみると良い所が見えてくるのが物凄く同意。ある一定の距離って必要なのだなと感じた。いざって時のお父さんが頼りになって格好良かった!

0
2024年01月11日

Posted by ブクログ

お父さんの世間知が深いところに共感。頼れる父が素敵。見習いたい。それにしても姻族関係終了届は知っておきたい知識だね。

0
2023年12月04日

Posted by ブクログ

垣谷美雨による小説。

文字通り、死んだ夫の墓に入らない未亡人の話。
死んでからも家族との付き合いに縛られるのがリアリティがあった。

0
2023年09月24日

Posted by ブクログ

夫婦間の会話ってやっぱり必要なのかな、と考えました。主人公ほどじゃないですが、うちもあまりしゃべらないので、、重ねて見てしまいました。

ひとそれぞれいろいろあって、何歳だから悩みがないなんてことはないんだな、年取ったらとったで悩みができる。未来の自分はどの立場になってもおかしくないんだな、と考えながら読みました。

0
2023年04月20日

Posted by ブクログ

同じ嫁の立場で読んだ。とても共感した。義父母がいい人達だっただけに封建的な考え方をしていた事が、やっぱりそう思っていたのかと唖然とした。姻族関係終了届なるものを出し、夏葉子は嫁から解放され第三者としてかつての義父母と付き合っていくのだろう。

0
2022年11月03日

Posted by ブクログ

タイトル変わりすぎだし、元のタイトルで良いのにと思った。話は嫌な感じに始まり、そんなうまくいくなぁと思ったけどまあそっちに転んで。
面白く読みやすかった

0
2022年09月03日

Posted by ブクログ

しかし垣谷美雨先生の本の序盤から中盤までは基本胸糞悪いなw いや、描写が上手だし話を作るためにもちろん必要なんだけどさ。大体夫がクソ。まともな夫っていないのかねw これもよくあるパターンだけど本人もちょっとどうなんっていう。奥さんのほうね。気が弱いんだか、目が節穴なんだか、遠慮しすぎなんだか。色々むかつく。本人も十二分に悪い。

実際読んでみたら夫はクソではあるにせよ、思っていたようなクソではなかったようで。しかしなんか今回のはそこまでスッキリしなかったです。結局理不尽に理由を付けたみたいな。もうちょっと改心があってもよかった感が残ります。

0
2024年05月15日

Posted by ブクログ

読んでて痛々しさを感じた。自分には舅姑はいないから、本当の意味では分かっていないのだろうけど。

「夫の急死=自分の自由」ではなかった。死後自分の知らなかった夫の姿があらわになり、本当の意味で自由になるために奔走する夏葉子。姻族関係終了届を出してもご縁があった人だから。
嫌いにならないうちに距離を置くという考え方は嫌いではない。何より、敬遠していた実家の父が活躍していたのはよかった。

0
2024年04月11日

Posted by ブクログ

一気に読み終わる
主人公の父の言葉が響いた
いい人ねと言われながら、実は便利に使われている、軽く見られてんだ
相手を非難せず、自分がどう感じたか、どんなに嫌な思いをしてきたか、何が悲しかったか、そういうのを淡々と正直に言えばいいんだ

夫も他人だけど、義実家はもっと他人
だけど家族なんだなと思うと
自分が選んだ人の家族は自分で選んではいないのになぁと思う
そういう感覚にちょっとしっくりきた

0
2023年12月16日

Posted by ブクログ

12月-07。3.0点。
長崎に住む44歳の主人公、夫が脳溢血で急逝。近くには夫の実家があり、引き続き「嫁」の役割を期待される。夫には愛人の影もあり。。。

一気読み。読みやすい。ラストは前向きな感じで良かった。

0
2023年12月15日

Posted by ブクログ

垣谷美雨さんの話は他人事とは思えない身近な設定の女性が主人公で自分ごととして読んでしまう。
ハッとしたフレーズ→悪人でなければ許容範囲、捨てても良い人。

0
2023年10月13日

Posted by ブクログ

未亡人になってからの身の振り方を考えさせられる本。しかし、夫が死んでから夫のことを知るのは寂しいと思う。

0
2023年07月19日

Posted by ブクログ

会話のない、心を通わせ合えなかった夫が急死。更に女の陰。40過ぎてるからって再婚はないと勝手に思われて義実家にら縛れるなんて恐ろしい!前半私まで息が詰まりそうで中々ページが進まなかった。
後半になって心強い味方ができて、一気に色々解決してスカッとした読後を迎えられたけど…みんな心から悪人じゃない、色んな方向から見つつ、周りの人といい付き合いをしていきたいなー。

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

夏葉子は40代という微妙な年齢で突然、夫を脳溢血で亡くす。ずっと夫婦間の会話が少なく不満を抱いていただけに、解放されてひとりの人生・自由を満喫できると思っていたところに、夫が生きていた頃よりも舅姑と引きこもりの義姉との関係にがんじがらめにされ、「つぶしてもいい人間」として扱われる。読み進めるごとにモヤモヤ感、イライラ感がつのり、そこらのホラーよりももっとえも言われぬ怖さを感じた。最終的には丸く収まるんだけど、自分だったらと色々考えさせられた。

0
2022年12月30日

Posted by ブクログ

嫁ぎ先で突然夫を亡くした主人公・夏葉子が舅姑の思惑から自由になるいきさつが描かれた作品。夏夏子の父親の活躍が面白く、カッコいい!と思った。

0
2022年12月29日

Posted by ブクログ

冷めた夫婦の夫が急死。
亡くなってからわかる夫の人間性に愕然とし、夫の墓には入りません!となるフューマンドラマ。
まあ、最後にはその夫がどういう人だったのかわかってくるんだけど、それもほんとかどうか?
おもしろい小説ではあるんだけど、感動、感激が今一つだったので星三つ。

0
2022年11月16日

Posted by ブクログ

つぶいてもいい存在、便利に使われてるとか怖いなと思いながら読んだ。最後はとても頼りになるお父さんの登場で安心した!
長崎弁や市内の風景を懐かしく感じた

0
2022年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自由になるどころか、真綿で首を締められるような生活が苦しくて読んでるこちらもストレスが溜まる
お父さんが頼りになって良かった

0
2022年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地方の周りの見る目がこんなにもあるとは、怖くなる

亡くなる順番が年齢順ではないと相続など厄介な問題も出てくる

夏葉子の身に共感し過ぎて辛くなった
姑が家の鍵を持っているなんて考えられない
悪い人じゃないから余計対応が難しい

夫婦で言いたいことを言い合えるような関係の方が絶対にいい

工藤のような人懐っこい男性に引っかかる、人恋しい女性はたくさんいるのだろうなぁ

夏葉子のお父さんがとても頼もしく救いがあった

0
2022年10月02日

「小説」ランキング