【感想・ネタバレ】白衣の嘘のレビュー

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Posted by ブクログ

6つの短編。
どこの病院でもあり得るかも?みたいな身近な話で、サラッと読めた。

1番はじめの「最後の良薬」のオチ?で、あぁそういう感じの本なのね〜と後は一気読み。

面白かった。

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2021年05月07日

Posted by ブクログ

好きだなあ。1作目と、「小医は病を医し」が好きだな。
優しい悪党が出てくる。
普段接している人たちもあんがい脛に傷があったりするのかなあと下世話な勘ぐりをしてみたり。
舞台装置のディテールが細かくてきっちり調べてあるところも好き。教場では警察学校を、今作では病院を。どこへでもいける作家さんですね。

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

短編6作収録
医療系の短編でしたが警察絡みもあり
いずれの作品も楽しめました
ここまで数冊読んでますが人気作家なのもうなずけます

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2023年05月18日

Posted by ブクログ

医者と患者の微妙な関係、患者同士のやり取り を扱う短編が6本.読破の後、「白衣の嘘」という題名は少し違うなという感じを持った.登場する医師はどなたも素晴らしい技術を持ち、人間的にも優れており、「嘘」というより「葛藤」かなと思った.「小医は病を医し」が良かった.角谷の心を純真なものに変えた喬木の行動の背後にあるやさしさと仕事に対する誠意が絡み合った素晴らしい短編だ.どの作品も最後の最後に解答が現れる構成で、非常に楽しめた.

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2022年07月02日

Posted by ブクログ

短編集は長岡さんの得意技ですね。短い中に無駄なく込められた伏線が、分かってても心地よく結論づけられている。私はそんな手法が好きな自分が好きなのかもしれない。死と隣り合わせで、緊迫感があり、臨場感満載の舞台が病院。些細な嘘が事件になり人生を変える話が幾つも連なり、それを端的に纏めたのがこの作品でしょうか。

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

捻りが効いた医療ミステリ短編、6編!
単なる謎解きではなくヒューマンドラマが盛り込まれて、どれも楽しめました。

■最後の良薬
地方の個人病院に勤める内科医。末期がんを患った女性の担当になります。
しかし、その治療には非協力的。
そんな彼女の過去の犯罪歴が..
ラストの驚く真相が..
これは、びっくり。やられました。

■涙の成分比
大学のバレーボール選手がトンネル事故に遭遇。同乗していた医者の姉は涙を流す彼女のほほにキス。そして、彼女を救いますが、結果、片足切断。
自暴自棄になった妹は入院先で姉に当たり散らしますが..
これも、刺さりました。

■小医は病を医し
相部屋になった二人。それぞれの過去、正体が徐々に明らかになります。
これは、あまり好きじゃない。

■ステップ・バイ・ステップ
うつ病を発症した研修医が病院に来れる様に、病院までの道のりの目標を決めて、徐々にその距離を伸ばしていく。
病院までのルートで明らかになる真相。
いろいろ不自然さが最後に結びつきます。

■彼岸の坂道
医療センター長の退職に伴って、後任のセンター長候補となる二人。どちらが後任となるのか?そんな最中にセンター長が大けが。誰がセンター長を傷つけたのか?
これは、あまり好きじゃない。

■小さな約束
腎不全の女性刑事。警察官の弟は腎臓を提供したいと彼女の主治医に申し出ますが、不一致。一方彼女は主治医とよい仲になりそうな感じ..
しかし、弟と一緒に釣りに行った主治医は海に落ちてしまい..
これはよかった。
真相が明らかになるとともに、そういうこと!?って驚きました。

ということで、
最後の良薬、涙の成分比、小さな約束
が好きな物語。
こうしたベタな展開、わりと好きです。

お勧めです!

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

サクっと読めましたが少々退屈してしまった
面白いことは面白いが、わかりやすい伏線を回収しました感が拭えない

病院モノは面白いのが多いのでハードルが上がっってしまったかもしれない
教場くらいクセが強かったら良かったなあ

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2023年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*苦手な縫合の練習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。2人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集*

一話一話が無駄なく引き締まった医療もの短編集。
医療ものですが、そこまで重たくならず、どことなく清涼感の残る読後感。

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2021年08月16日

Posted by ブクログ

短編医療ミステリ6編。
医者、患者など視点は様々で、描写文体はとても静か。
なのに、ものすごく激しい葛藤を感じて息苦しささえ覚える。
伏線を回収してバッサリ解決するというミステリ要素よりも人間ドラマの色合いが強く感じた。

誰しも間違えることがある。迷うことがある。踏み出せないことがある。悔いることがある。
「その先」に何を為すか、を見送るような物語たちだった。

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2021年04月14日

Posted by ブクログ

既読が多かったけれど、プレミアムさは常に新鮮だ

 警察、消防だけではなく今度はお医者さん。

 未読は一作品だけの気がするけれど、それでもすべてが美しい上質なミステリーだった。文庫本で読んだんだけれど、もしかしたらハードカバーで読んだかな?ま、いいか。とにかく真夏の暑さを忘れるすっきり感で満足。

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2020年08月09日

Posted by ブクログ

短編集みたいな感じで、すべてが医療に関するもの。
医療業界を知っている人間からすると、小説の内容で「エーッと、こういう事態は現実では起こりえないんじゃないかな・・」っていうポイントがけっこうあったりします。
まあ、そういう違和感を抜きにすると、お話としては面白い部分も多く、サラサラっと一気に読める感じで、本を読んで気分をリフレッシュしたい、という方にはたぶんヨイです。

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2020年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は3.

内容(BOOKデーターベース)
苦手な縫合の練習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。2人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集。

短編集。最初の頃は最後の落ちに「お~こりゃ~気がつかんわ」と思ったが、途中から正直飽きてしまった。最後の医者は事故起こして逃げて・・・挙げ句に偽造夫婦になって腎臓移植・・・あかんだろう。

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2019年10月01日

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