白衣の嘘

白衣の嘘

660円 (税込)

3pt

苦手な縫合の練習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。二人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集。

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白衣の嘘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月07日

    6つの短編。
    どこの病院でもあり得るかも?みたいな身近な話で、サラッと読めた。

    1番はじめの「最後の良薬」のオチ?で、あぁそういう感じの本なのね〜と後は一気読み。

    面白かった。

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    Posted by ブクログ 2020年02月10日

    好きだなあ。1作目と、「小医は病を医し」が好きだな。
    優しい悪党が出てくる。
    普段接している人たちもあんがい脛に傷があったりするのかなあと下世話な勘ぐりをしてみたり。
    舞台装置のディテールが細かくてきっちり調べてあるところも好き。教場では警察学校を、今作では病院を。どこへでもいける作家さんですね。

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    Posted by ブクログ 2023年05月18日

    短編6作収録
    医療系の短編でしたが警察絡みもあり
    いずれの作品も楽しめました
    ここまで数冊読んでますが人気作家なのもうなずけます

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    Posted by ブクログ 2022年07月02日

    医者と患者の微妙な関係、患者同士のやり取り を扱う短編が6本.読破の後、「白衣の嘘」という題名は少し違うなという感じを持った.登場する医師はどなたも素晴らしい技術を持ち、人間的にも優れており、「嘘」というより「葛藤」かなと思った.「小医は病を医し」が良かった.角谷の心を純真なものに変えた喬木の行動の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月26日

    短編集は長岡さんの得意技ですね。短い中に無駄なく込められた伏線が、分かってても心地よく結論づけられている。私はそんな手法が好きな自分が好きなのかもしれない。死と隣り合わせで、緊迫感があり、臨場感満載の舞台が病院。些細な嘘が事件になり人生を変える話が幾つも連なり、それを端的に纏めたのがこの作品でしょう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月08日

    捻りが効いた医療ミステリ短編、6編!
    単なる謎解きではなくヒューマンドラマが盛り込まれて、どれも楽しめました。

    ■最後の良薬
    地方の個人病院に勤める内科医。末期がんを患った女性の担当になります。
    しかし、その治療には非協力的。
    そんな彼女の過去の犯罪歴が..
    ラストの驚く真相が..
    これは、びっく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月17日

    サクっと読めましたが少々退屈してしまった
    面白いことは面白いが、わかりやすい伏線を回収しました感が拭えない

    病院モノは面白いのが多いのでハードルが上がっってしまったかもしれない
    教場くらいクセが強かったら良かったなあ

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    Posted by ブクログ 2021年04月14日

    短編医療ミステリ6編。
    医者、患者など視点は様々で、描写文体はとても静か。
    なのに、ものすごく激しい葛藤を感じて息苦しささえ覚える。
    伏線を回収してバッサリ解決するというミステリ要素よりも人間ドラマの色合いが強く感じた。

    誰しも間違えることがある。迷うことがある。踏み出せないことがある。悔いること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月09日

    既読が多かったけれど、プレミアムさは常に新鮮だ

     警察、消防だけではなく今度はお医者さん。

     未読は一作品だけの気がするけれど、それでもすべてが美しい上質なミステリーだった。文庫本で読んだんだけれど、もしかしたらハードカバーで読んだかな?ま、いいか。とにかく真夏の暑さを忘れるすっきり感で満足。

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    Posted by ブクログ 2020年06月25日

    短編集みたいな感じで、すべてが医療に関するもの。
    医療業界を知っている人間からすると、小説の内容で「エーッと、こういう事態は現実では起こりえないんじゃないかな・・」っていうポイントがけっこうあったりします。
    まあ、そういう違和感を抜きにすると、お話としては面白い部分も多く、サラサラっと一気に読める感...続きを読む

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