感情タグBEST3
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三人の王子の一人が主人公。三人の登場からこのなかから一人が主人公になるとしたらこの人かな?と思ったらそのとおりだったのが、作者の好みというか方向性がわかりやすくて個人的には好き。他の王子もそれぞれ成長したり変化した…ようなしないような。
物語が終わったあと、主人公も含め彼等がどんなふうに生きていくのか想像するのが楽しくなった。
「オーリエラントの魔道師」シリーズに出た地名と似た地名(言語による読みの違い程度の違い)がでてきたので同じ世界の話なのかも。
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坊ちゃん王子達の成長譚かと思いきや、第二王妃カトラッカと腹心エスクリダオの陰謀譚かもからの、転生しても繰り返す呪いのような業のようなもの、最後はそれぞれに成長した王子様方でした。
それにしてもティラン女神様は恐ろしい。怒らせると怖い神様ってあんまり神っぽくないような気がする。
Posted by ブクログ
第二王妃カトラッカと腹心のエスクリダオのふたりが、いきいきと陰謀を進めている姿が印象的でした。
箱入りで世間知らずの王子様たちが、このふたりを止める事なんて出来るんだろうか? とやや不安ではありました。が、王子様が成長して行く所はさすがの展開だと思います。
オーリエンラントシリーズに比べたら優しいお話であったと思います。
Posted by ブクログ
第二王妃カトラッカと、腹心(且つ愛人)エスクリダオのドSっぷりに戦慄しつつ、王子達が成長していく姿が頼もしく思いました。(あくまで、アラバスとジャフルの事。ネオクはクズになってしまったので。)
人は誰しも闇を抱えているものですが、それを受け入れることが辛いけど大切なのかな、と考えさせられました。
Posted by ブクログ
オーリエラントのシリーズを思えば
まだまだ救いのある物語。
予想外だったのは…まさか冒頭から
駄目っぷりを晒していた王子たちの中から
主人公が育っていくということ。
人間の裏と表、陰と陽、闇と光。
王子たちは確かに人としてどうなん?と
思わせられたけれど…大きな闇も持たず
いわば無垢の子どものままであったことが
かえってよかったのかもしれない。
ともあれ、苦い経験からよくぞ成長したものだ。
三者三様の成長ぶり、楽しませてもらいました。