感情タグBEST3
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共感に関する複数の論文や記事を集めたもの。部下に思いやりを示して忠誠心を高めることの重要性は今身をもって実感してるし、同じ立場を経験し克服した人は意外にも共感できないとか、権力を握ると思いやりが薄れたり自己認識があやしくなったり、共感は無限ではなく同時に使うには限界の量があることなど、示唆的な話が多かった。
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ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された「共感 Empathy」関連の論文や記事をまとめた本。
多くの専門家による様々な場面の主張なので、全体として一貫性がないとか、「共感」の意義も統一されていない点は感じられるが、逆に、共感を巡るビジネス、傾聴、教育、ネット、宗教などでの展開に触れることができた。
優れた傾聴とはトランポリンのような役割を話し手に対して果たすことという主張になるほどと頷いた。
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共感はゼロサムゲームという記述を読み、宮台真司氏の「誰のために何をするか」という書籍名が頭に浮かんだ。
そして宮台真司氏の唱える世界観はまさに共感であり、この本で問題とされている「共感は倫理観を蝕む」については、「法外の仲間」に読めた。
現代人は共感を失い自己利益のために動くから、倫理観を犯す行動を取らない。つまり「法の奴隷」となるのだろう。
他には、
・過去に同じ状況を経験した人ほど共感力を示さない
・共感しすぎると共感疲労を起こす
あたりが新しい知見になった。
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①共感には、他社の視点、感情、自分に求めているものを察知することがある。
②良い傾聴は相手の自己肯定感を高めるようなやり取りを伴う。
③チームの共感力を高める場合、外からの人材採用と他チームとの協働という手段がある。
④共感しようとする場合、人々がどのように感じているかを想像するよりも、その経験について当人と話した方が良い。
共感とは理解、慈悲とは思いやり。
自分の視野を狭めているものは何だろう?
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物足りなさは確かにあるけれど、トレーニング目的のビジネス書籍はこれくらいの「ハイライト集めました!」感はあるような気がするからこんなもんだと思う。
「知る」ための本ではなく、あくまでトレーニングきっかけのための本としてでしょう。
今回この本を取った理由は大体のところ2つ。
・大学卒業間際、知人の社会人(おそらく当時30前後)がブログで社会人になったら読んでおくといい本でEQ関連を勧めてたから。それから何年か経って、私が同じ位の年齢になったのでこのあたりで読んでおこうと思ったから。
・森岡さんの「マーケティングとは組織革命である」を読んで、内容捕捉のためにと。ジャンルとして似ている訳ではないけれど、繋がりを持たせて、「人と組織」「組織の中で私ができるアプローチ」を考えたかった。
購入時点でシリーズ4作出ているうち、2作を購入した。
本作、「共感」に関しては、日本人は平均的に見てレベルが高いんじゃないかなぁと思った。輸入版なので実例やその反省などを身近には感じられなかった。
ただ、ほんとに共感について考えるきっかけ書としては丁度良い量。