『デザイン思考の教科書』
【購読動機】
デザインもデザイン的思考についても、まったくもって得意ではない分野です。だから、そのまま放置していいはずもなく、少しでも知っておきたい領域です。
そこで、デザイン思考って何だろう?という基本的なことから学んでみることにしたのでした。
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【本書
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ハーバードビジネスレビューに寄稿している論文が複数記載されています。学者の理論系とペプシのようなビジネス界での実践系の2種の論文が1:1の割合で記述されています。
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【読み終えて】
デザイン思考とは、言葉のとおりに解釈すれば「デザインを思考する」となります。また、このデザインは、形式的美を指しているようにも思いがちです。
本書を読むことで、上記の考え方に「偏り」があると理解できます。
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【学び・理解】
1)デザイン思考の定義とは?
①ユーザーが何を欲し、必要としているのか?
②製造、マーケティング、営業そしてアフターフォローまでのプロセスを通じて、ユーザー側の好き・嫌いを鑑みた体験を提供すること。
2)誰に働きかけて「機会」をつくるのか?
①顧客に対する観察、洞察を通じて、顧客が片づけたい用事を見つけること。
②顧客になっていない、見込み客への監察、洞察を通じて、片づけている用事、片づけることができていない用事を見つけること。
※②が、(新)市場を大きく取ることにつながる。
3)どのように実現するプロセスをつくっていくのか?
デザイン思考とアジャイル思考の違い。
デザイン思考は、アイデアを対象。具体的には、アイデアを広げて深くすることに重きをおく。自社組織内+外部組織との協業含む。
アジャイル思考は、プロダクトを対象。いかに早くパイロット版をリリースして、フィードバックを獲得していくか?に重きを置く。