【感想・ネタバレ】銀色の霧 女性外交官ロシア特命担当・SARAのレビュー

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Posted by ブクログ

めちゃくちゃ面白いし取材量がこれまたハンパないだろうなと思わされた。文章の細かいところにつっかえたが、そんなことはどうでもいいほど面白かった。
専門職の外務事務官雪村沙羅、夫でウラジオストク総領事館の副領事の隼人が突然失踪。ロシアの退役した原潜を解体する事業が間もなく完了しようとしており、その祝賀レセプションを2週間後に控えてであった。沙羅が現地に赴くことになり、レセプションの最終調整と並行して隼人の失踪に関する調査も開始した。結局、FSB、チェチェンゲリラ、北朝鮮、ロシア軍、海上自衛隊まで巻き込んでの原潜強奪事件となり、最後はロシア軍が制圧、日露の実践的な救難訓練中に事故で原潜が沈んだことにされて解決した。隼人の失踪は、チェチェンゲリラの脅迫に屈せず、その部下に殺されていた。信頼できるように見えた多岐川が出世のために最も醜い行動をとっており、感じの悪い次席の奈良岡が実は沙羅の味方だったみたいなひっくり返し方。

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2022年04月14日

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