【感想・ネタバレ】考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門のレビュー

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Posted by ブクログ

自分の人生、ベルトコンベアーに乗って、進んできたように思う。
自分の足で歩いて行きたい。
今日一日、よかったなぁと思って布団に入りたい。
そんな自分の手がかりになる。
哲学対話に参加する。
やってみたい。

山田ズーニーさんの本も読みます。

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2023年02月10日

購入済み

電子会議でもやりたい

自由な対話による哲学思考、今の世に必要なことです、電子会議でも是非活用したいです。

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2020年05月25日

Posted by ブクログ

哲学対話を主宰するにあたって、これは読んでおかねばな、と思って読みはじめた。
著者の言葉の扱い方に「誠実さ」のようなものを感じ…、それだけで感動した。
特に現在の教育システムへの批判的な話は深く頷きながら読んだ。

哲学対話の基本的なルールや効用については、オンライン哲学対話を何回か体験していたので、既に知っている話が多かった。

哲学対話を主宰するにあたり、最後の章はとても参考になり、この読書体験を活かして、よい哲学対話が出来たらいいなと思うが、初めから成功させようなんて思い上がりだ、とも思うし、そう書いてあったような気もするし、身を引き締めよう。

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2020年05月21日

Posted by ブクログ

「哲学」とは、「考える」ということを通して、誰もが自分の生きる現実をほんの少しでも変え、自由と責任を取り戻していきるための小さな挑戦である。

まさしく、その通りだとも言える。
本書は哲学対話の説明を中心としながらも、
哲学とは何か?対話とは何か?
どうしてそれらが大切なのかということを簡潔に、だがとても力強く書かれている。


学校関係者で哲学対話をしてみたいと思う方には、
この一冊が理念的背景、スキル、考え方の入り口として
オススメできる。

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2019年11月15日

Posted by ブクログ

 考える事について、どのように(how to)するかがテーマの本。

 本書においては、その手段として哲学対話をツールとして挙げている。

 普段している挨拶・信号を交換する会話ではなく、考える為・事象を突き詰めていく為の対話、との事。

 プラトンの対話や、孔子の問答の系譜に属するのかもしれない。

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2019年07月27日

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世の中には「自分で考えろ」という主張が多いが、じゃあどうやって?という続きがない場合が多い。
本書は哲学対話という切り口から「考える」とはどういうことかを本質的に、わかりやすく記した本。

自由と責任という観点は、自己責任を求めすぎることなく、自由と思考をうまく結び付けてくれる。「自由と責任を一緒に取り戻す」「自分自身の人生を生きる」という言葉はとても共感できるし、納得できる。
また、他者との関わりがあるからこそ、個人の自由が可能になるというとらえ方は、他者と生きていくうえでの希望を与えてくれる。

考えることがなぜ有用なのか、危機感で迫るでもなく、ビジネススキル的に捉えるでもなく、自分で人生を生きていくために、そして他者と生きていくためにいいことなんだよと教えてくれている。

「他者を意識しない思考は、いつもの自分自身の枠の中にとどまり、自らと向き合い、顧みることがない」の言葉は逆説的で、はっとさせれる。
他者を意識するからこそ、他者に語り掛けるからこそ、自分と向き合える。

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2019年04月15日

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哲学者による著作で「0歳から100歳までの哲学入門」という副題だが、哲学的対話を実践することをススメている本。「考えるとはどういうことか」の問いかけも、哲学や思考そのものの意味(答え)ではなく、考えるという活動の意味や方法を問うもの。
自由かつ自己責任の、しかも多様性をもった人々との対話がいかに視野を開き、問い思索するという哲学的行為に結びつく可能性を秘めてるのかが熱く語られている。
周囲の空気を読み、期待されるものに沿って発言する、あるいは黙るというコミュニケーションとは真逆の行動なり意識なりの方向性はとても魅力的だ。
対話というシチュエーションを超えて、相手を否定することなく、常識や権威に囚われるだけではない柔軟な自己思考を大切にしたいと感じた。
19-28

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2019年03月09日

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ひさしぶりに定期的に再読したい本に出会った。
「考えること」の大切さを感じる、思い出す一冊。
堅苦しい知識としての「哲学」ではなく、『哲学する = 問い、考え、語り、聞く』ことで自由に生きることができる、と。
そのための手法としての『哲学対話』。問いを自分たちでつくり、答えを求めず自由に対話する。いいなぁ。やってみたい。

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2019年02月27日

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梶谷真司さんの対話には多く学ぶ所がある。

最近哲学対話なるもの、それに関連する事柄が盛んに取り上げられている。会社等のだけにとどまらず、子ども、高齢者の教育福祉にまで広がっている。

以前、あーだこーださんの講義を聴いたことがあるが梶谷真司さんの意、系統を受け継いで推し進められているのではないかなと思ったりもした。
また、個人的にも哲学に関する内容はとてもおもしろかった。対話に関しては人と話すのが嫌いだからなぁ、、

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2024年03月09日

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良い本と思います。
哲学対話について、その意義と普段の生活で得られない効用を示しています。また、実際のファシリテーションについて具体的な提案もあるため、やってみたい人の役にも立つ内容と思いました。

目の前の人と対話する能力は簡単に見えて意外とできないと理解しています。属性で決めつけたり、わかった気になったり、自分の得意なことに籠ってしまったり。
相手の話を聞いて、相手にわかりやすく話す、それだけのことがいかに難しいかは意外と無視されている事実なのかなと思います。答えが結果的に得られるかも大事な目的かもしれませんが、自分の思った通りにならない展開も、自分の自由な発言をすることも、なかなか得難い体験になるのではと両面からの価値を感じました。同じ場を過ごすことの大切さについても同様に共感するものです。

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2023年10月19日

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相手の意見を理解するのではなく、受け止める。理解できないことは拒絶に繋がりやすい。また、受け止めることは受け入れることではない。ただ受け止めて、観察する。そんな感じかなと思った。

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2022年09月28日

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家族の食卓で本書で紹介されている「哲学対話」がもてたら良いなぁと思いつつ、下手に哲学的にしようと抽象度上げにかかると鬱陶しがられるだけだから、ただ「問う」「考えの補助線を引いて待つ」そして「聴く」ことなんだろうなぁ。

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2022年07月07日

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ネタバレ


・対話の時間は物足りないくらいがちょうどいい、終わるとモヤモヤする、いろんな立場や考え方に出会ったせいで自分の考えが揺らぎ頭が混乱する
終わった後に家族や友達と、自分と対話する
自分の中の他者が増えている

・明確な答えの出ない問いが良い

・語ることで考えに形を与える、通じる言葉にすることで自分にとっても明確になる

・普段口に出すこととは、良いとされていること、正しいとされていること、相手の意向に合うとされていること

・教師も1人の人間として参加する
ファシリテーターはルールを率先してやってみせる

・子ども 大人が当たり前だと思っていることに疑問を投げかけてくる

・考えるためには問うことができなければならない。問う力を育てるためには何でも問うて良い環境が必要になる

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2022年02月18日

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この本は「考えること」に焦点を当て、考えることの重要性、やり方について書いてある本です。
普段の生活では、考えているようで考えておらず、ただ反応しているだけのことが多いように思います。
「考えるとはどういうことか」を考える機会になりました。
ぜひぜひ読んでみて下さい

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2021年11月29日

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考えることでいろいろなしがらみから解放され自由になるよ。自由になるために考えよう。一人だとむずかしいから、みんなでやろうね→対話哲学
哲学とは、というより、身の回りのあらゆる事象に問いを立て続けて、それをシェアしていこうぜ、という思考術的な本。

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2019年09月14日

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幼稚園児ノ子どもとの会話に役立つことがあるのではないかと興味を持ち購入。
哲学対話が、他のディベートや哲学等とどう違うのか、その違いを説明するために、筆者が、考えていることを全部文字にしたいという感じで、少々回りくどく、わかりずらい部分があった。つまりどういうことなのだろう?という問いがずっと頭の中に浮かびながら、読み進めることになった。最後まで読まないと、筆者のことを誤解するんじゃないか?という気持ちが常にあった。スパッと、もっと削ぎ落とした文章にすることもできたろうにと感じた。

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2019年09月01日

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ネタバレ

この本を読んで思うに、考えることは普段からできていると思う。
ただ、対話は難しい。
わからないから質問しても、帰ってこないからだ。
本筋とずれていると、そんなの関係ないとか、わからないとか。
この本に出てくる哲学対話も自分の性格だと結構つらいかも。

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2019年06月30日

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道徳はもちろん、社会科の単元の導入ー学習問題づくりーなどでも使えそうなかな。

対話の良し悪しを求めるばかりに、教師が介入度を高め、ファシリテーター然とすることで参加者が消費者化するなど、ドキリとする記述あり。

問い、考え、語り、聞くことの自由度をあげつつ、それを内容の哲学性のアップにいかにつなげるか、という思考自体がよくないのか、など、いろいろ考えさせられる。

なかなか現場では評価されない価値だろうけど、とても大切だとおもう。というか、こういうところで考えられなきゃダメなんじゃないか!

と自戒をこめて。

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2019年06月24日

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タイトルとはあまり関係のない哲学対話(P4C)の解説書。しかし滅法面白かった。
まず「哲学者としてのひねくれっぷり」が痛快だ。「数学なんて何の役に立つの」とはよく言われることがあるが「哲学なんて何の役に立つの」とは言われもしないようだ。
学校教育への批判も痛烈でかつ鋭い。その通り。「よく考えなさい」とは「何といったら私が喜ぶか考えなさい」という意味に過ぎない。自由に考える練習なんてほとんど教育課程の中ではなされないのだ。

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2019年03月27日

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哲学対話というものを初めて知った。全然文脈は違うが、それに相当するようなスタイルで?男性の育児についてというテーマで区民センターとかで短時間やったことがあったが、面白かったし、少し刺激的だった。哲学テーマでも数人とかでやってみたい。
概して、この本で考えるとはどういうことかを哲学する、というより、そういうのをメタで考え直す機会として哲学対話というものがありますよ、こんな感じでやります、という著者の専門分野の解説本な気がした。確かにそんな基礎的でかつメタな深遠なテーマを書物で表面的に知ろうというのは傲慢で、自ら動いて話して考えろ、ということなのだろうと納得。

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2024年02月11日

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考える事の概念が覆された。
確かに自分の思いをストレートにありのまま伝える機会って、日常生活においてほぼ無いよな。
哲学対話に参加してみたくなったよ。

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2023年04月08日

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考えることで、主観的な感覚としての自由を得ることができる、というのは新たな視点。普段仕事に忙殺されてると何か考えたくもない気になるが、何か別のことを考えることで『自由になる』ことができる、というのは実感できた。
あとは適当に読み飛ばしました。

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

哲学対話のノウハウを知ることができる。
初心者向けの本。
それ以上でもそれ以下でもない。
少し期待しすぎたようです。

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2021年09月19日

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ネタバレ

近い人が哲学カフェを面白がっていたので。うん、これは面白そうだな。しゃべっている間待つのは結構大変だよね。マインドマップだと自分だけだから、こういうのいいかも。

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2021年07月09日

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哲学対話を数多く実践する大学教授である著者が哲学対話を通して考えることについてや哲学対話の実践法について書いた一冊。

問い、考え、語り、聞くという4つを対話の中で行う哲学対話についてその効用と実践法を本書で知ることができました。
老若男女誰でも参加でき、10から15人で行うことや輪になって行うことなどルールを作り、何を言っても否定せず参加者で考える場をつくるという普段の生活の中ではなかなかない場面で参加者にとって有意義な機会となるだろうと感じました。
また、モヤモヤした状態で終わり、対話後も考えることが大切と言うのは印象に残りました。

コミュニティボールや否定せず受け止めるために進行役、普通にいない人を入れることや質問ゲームを行うことなどディベートや会議とは違う仕組みを取り入れることも対話を盛り上げることにつながると感じました。

答えのない問いを考え語って聞いてもらうことで様々な考えを知ることにつながり、自身の視野を広げていく機会となる哲学対話の素晴らしさと共に自信を深く見つめ直し、人として成長もできる機会でもあるとも感じました。

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2021年04月24日

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ネタバレ

タイトルは「哲学対話のすすめ」の方が適切と感じた。考えるということへの本質には触れてくれなかった印象。

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2020年08月15日

Posted by ブクログ

哲学対話についての効用、やり方が丁寧に書かれた本。

個人的には哲学対話を深めるための方法、すなわち5W1Hや未来・過去・現在の時系列、なぜなぜを行うことで疑問を広げる方法に実践の価値があると思った。思考をめぐらすだけではドミノのように積んでは崩れ、考えがまとまらないが上記のフレームワークとそれを記述することで考えをまとめあげ、思考の整理をすることができるなと読みながら共感した。「ゼロ秒思考」にも同じようなことが書かれていたのを思い出した。おそらくこのトレーニングを哲学対話の場や職場で実践することではるかに深い思考を得られるはずだ。そうと思えればやるのみである。

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2020年06月29日

Posted by ブクログ

考えることを哲学の専売特許みたいにみなしてしまうのはどうなんかな。あと哲学に限らずの専門家を批判するときに内容ではなく態度みたいなのを問題にしてしまうとやっぱりそういうのに関心ある人の社会運動だなと思ってしまう。そりゃそうか。

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2020年02月09日

Posted by ブクログ

人と話すことで、自分の考えが整理されたり、他の考えを取り入れることが出来て議論が前に進む。
色んな立場の人や子どもなども含めて話すことが、考えることに繋がる。

私の場合は、つい正しいこと、正解を考えながら話してしまう癖がついてしまっているので、どこまでが本心で、どこまでが理性的な想いなのかが分からない。。
また、自分を曝け出すことの怖さもある。

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2019年12月29日

Posted by ブクログ

考えるための場としての哲学対話。

対話は輪になって椅子だけで行う。机は会話の壁。受け身になる。
きれいな円をつくる。間隔はできるだけ詰める。
4~5人だと反対意見を言いにくい場合がある。
10~15人程度が意見を言いやすい。
相手に否定的なことは言わない。黙っていてもいい。
知識ではなく、自分の経験に即して話す、を制限にする。

他者は自由の障害ではなく、自由の前提。他者がいるからこそ個人の自由が可能になる。

自分のための哲学に徹する。
問うことではじめて考えられる。問いを展開する。
問いは疑問形で。機械的に問いの形にする。
抽象的な問いは具体的な問いにする。大きな問いは思考停止ににある。
他者に言葉に出して語ること。語ってから考える。

コミュニティーボールを持った人が話す。勝手な発言ができない。誰が話しているかわかる。

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2019年07月07日

Posted by ブクログ

正直言って哲学の領域は自分の弱い領域と再認識した。話し合う時の注意事項など理解できる部分は多数あったが、いまいちピンとこなかった。 もう少し哲学を勉強してから再読してみたい。

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2019年06月07日

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