【感想・ネタバレ】繭、纏う 1のレビュー

誇り高い女学園で繰り広げられる、淑やかで甘美な群像劇。

明確な主人公が存在しない本作の最大の魅力は、女生徒たちが影響しあうことで交錯する心、揺れる気持ちです。
例えば「王子様」と呼ばれる少女・佐伯。昔から同性にも「かっこいい」と言われてきた彼女ですが、学園に入ってからは向けられる視線が少し変わったと感じています。その違和感は次第に増し、周囲の視線や言動によって王子様に「変えられていく」という苦しさに変わっていきました。
そんな佐伯の前に突如現れるのは、滅多に学園に姿を現さない深窓の令嬢・星宮です。窓から飛び降り「ずっと遠くに逃げられるような気がしたのだけど」と言う彼女に、佐伯は一緒に逃げないかと提案。ふたりの少女による、ささやかな逃避行が始まります。

このエピソードはほんの一例で、他にも魅力あるキャラクターが次々にフィーチャーされます。
表紙で本作に惹かれた方も多いと思いますが、作中ではストーリーの深みと相まって、魅了させられるシーンが多いです。
ピンときた方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

表紙に一目惚れして購入しました。とにかく髪に力を入れている方だなと思い、その妖艶なほど美しい髪の描き方に惚れ惚れしています。女子校に通う少女の心理描写がとてもリアル的で、読めば読むほど惹きこまれていきました。私は少女だけが集う場所で、少女同士の友情や恋情が好きなので、読んでいてとても幸福感が凄かったです。是非一度でもいいから、手に取ってほしい作品です。

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2023年01月16日

KF

ネタバレ 購入済み

どのシーンを切り取っても美しい

どのシーンも美しすぎる。細かくて見とれてしまう作画。そして、どこまでも耽美な百合。重めの、感情重視の百合が好きな方にはきっとはまると思います。

#切ない #エモい #深い

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

随分と久しぶりに、一切余分の無い純粋な百合を読んだ気がする。1巻だけなら、最近ロクに頭を使わず読める百合に浸っていた僕には刺激が足りない、と言う感もあったけれど、2巻冒頭で「ああ、してやられたな」と思わされた。間違い無く「とりあえず読め」と言える作品だと思います。

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2019年10月19日

Posted by ブクログ

私が求めているのはこんな作品だったんだ、なんて、陳腐だしありきたりだけど心からそう思えた。美しくて清らかで、儚さと危うさを孕んだ少女たちの髪と青春が愛おしくて仕方がない。いっそ苦しさを覚える。
どうしてこんな世界観が描けるのだろう、本当に純粋な疑問。作者さまには感謝しかないし、二巻が出るのが待ち遠しい。

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2019年06月18日

購入済み

素敵です

絵のキレイさに魅了されて読みはじめました。
絵が、特に髪の毛の描写が繊細過ぎます!
少女達の心のストーリーも素敵です☆
続編も出て欲しいなと思います。

#胸キュン #エモい #深い

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2021年10月11日

ネタバレ 購入済み

絵がキレイ

絵がキレイ。3.5ってかんじ。
内容はこれから動くのかな。
髪の毛から制服を作るって…無謀にも程がある。

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2021年04月13日

Posted by ブクログ

表紙で一目惚れ。
髪で制服を作る学校、長くて艶やかな髪の少女、髪で繋がる絆、神秘的な物語を詰め込んだ、そんな一冊。

すぐに好きになり何回も読み続けてる。
自分の髪には無頓着だったが、他人の髪はくしでとかしたり、可愛く結いあげたりするのが好きだから、この作品の少女たちの心理描写にはいたく共感できる。

作者さんは、髪を描くのが凄く綺麗ですね。

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2020年07月22日

Posted by ブクログ

雑誌「月刊コミックビーム」で連載されている原百合子の「繭、纏う」の第1巻です。色々なところで話題になっているコミックです。特別な制服を纏う星宮女学園に通う生徒たちを描く百合作品です。この作品のもつ独特の雰囲気が繊細なタッチの絵柄とマッチしていて素晴らしいです。普通の女の子、王子様、深窓の姫君などなど、1巻は雰囲気を楽しむ感じです。しかし、最近の百合作品にはない、艶めかしさを感じました。

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2020年01月12日

無料版購入済み

独特の世界観です。幻想的で、思春期の少女たちの危うさが張り詰めた雰囲気で表現されていて、胸に迫ってきます。

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2022年09月28日

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