【感想・ネタバレ】鈴の神さまのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

やさしい想いに満たされる、ほっこりファンタジー!
疲れた心にじんわり効きます。

四国の山間にある小さな町・高野町を舞台に、さまざまな時代に生きる人々と、
愛くるしい男の子の姿をした鈴の神さまのふれあいを温かく描いた短編連作。

中学生の冬弥は春休みに訪れた四国の祖父の家で、不思議な男の子・沙耶に出会う。
甘いものが大好きな可愛い子どもにしか見えない沙耶は、実は「鈴の神さま=鈴守」だった。
ずっと続けてきたピアノとの向き合い方に悩んでいた冬弥は、沙耶と過ごす時間を通して
やわらかな気持ちを取り戻していく――表題作「鈴の神さま」のほか4編を収録。

おじゃる丸を想像しちゃう笑
最後泣けます。゚(゚´Д`゚)゚。

ブックサンタに♪

0
2023年11月25日

ネタバレ 購入済み

感動的

四国の、高野町(愛媛県の山間部かな?)の鈴を守る神様、安那と、彼が、見える人々との話。とても、感動的だった。その社を守って来た有川家や雛田家、14年ぶりに帰った冬弥を、ずっと待っていてくれた安那との再会は、じんとした。何となく、安那の物言いが、おじゃる丸を、彷彿とさせるのも、ご愛敬(笑)久々の星五つ

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心がほっこり。おじいちゃんが急に亡くなったときは、その後の展開がとても不安でした。でも、神様の時間と人の時間の歩みの違いが、最後に楽しい時をもたらせてくれる。それが、とても嬉しかったです。私も沙耶様に会ってみたいです。
出来れば、冬弥と沙耶様の過ごした夏休みを、読んでみたいです。

0
2023年03月29日

購入済み

素晴らしい

書店で立ち読みし、あまりの内容の良さにハードカバー版を買いました。何回読んでも飽きない、その後の話も知りたいと思わせる一冊です。いつでも読めるように電子版を買いました。初めて読むような新鮮さと懐かしさで大事に大事に読みたいと思います。

0
2021年06月19日

ネタバレ 購入済み

連作短編、5篇。物語の主人公達の目の前に姿を現す『鈴の神様』の安那様がめっちゃ可愛いです。他の作品でもそうでしたが、この著者さんの描く無邪気な子ども(人外?が多め)は可愛くて癒されます。そして、安那様(神様)とそれが視える人々の交流も素敵です。どの話も良かったですが、特に1話目と最終話での冬弥と安那様(沙耶)の友情は可愛くも素敵でとても大好きです(冬弥のお爺ちゃん・夏彦さんも好きでした。物語の流れ上仕方ない事かもですが、退場は寂しかったです)。ほっこり、心が温まる1冊でした。

0
2021年03月19日

Posted by ブクログ

 鈴守なる子供の神様を巡って繋がれる様々な人間模様を描くファンタジー小説だ。神様は人間の住む世界のすぐ隣りにいながら、別の秩序、時間の中で生きている。でも、一部の人間とは交流が可能であり心を通わせることもできる。神というより、精霊とでも言うべき存在であるが、それが最後には時間と空間を超えて人や場所をつなぐ鍵となっているという話だ。
 構成がうまく、引き込まれる内容である。日常とは別の世界で生きる存在を軸にするモチーフは他にも色々あるが、いつまでたっても成長しない子どもの神様をそこにおいたことによって緩和をもたらす存在として機能しているのがこの話の特徴だ。
 産土神の信仰がどんどん薄れていく中にあってこういう物語はむしろファンタジーの素材になっていくということを痛感した。日本の神々は別の形でわたしたちの精神世界に棲み着こうとしているのかもしれない。

0
2018年07月24日

「小説」ランキング