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Posted by ブクログ
書き下ろしでシリーズ第3作。
中編のコワサレタショウジョタチは、ルカの同級生の女子4人がこっくりさんをして、予言どおりにリーダー格の子が事故で死んでしまった話。ルカは打ちひしがれた残された子たちの力になって真相を解明しようとし、危険を冒して正体の分からない子の家を訪ね、死んだ子に会う。
怪異が見えてしまい、巻き込まれるルカの血筋がわかってくるが、少女たちには何の解決にもなっていない後味の悪さが残る。
短編のヤマノヨビゴエは、怪異に巻き込まれるルカの弱さを治そうと、天狗である渚さんはルカを山に連れて行くが、遭難した遺骨を発見し、渚さんは遺骨のそばに結界を張ってから、警察を呼びに下山する。
ルカは遭難した霊の側で、遭難させた霊に結界に入り込まれながら持ち堪える。
前2冊に比べて怪異が前面に出過ぎて、ホラー小説になってる。