【感想・ネタバレ】岸辺露伴は叫ばない 短編小説集のレビュー

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ネタバレ

作家さんがそれぞれ違うのに、全ての短編で岸辺露伴のイカレっぷりがいい塩梅で表現されてて凄いなと思ったし、どんな場面でもヘブンズドアーを駆使して乗り切れる精神力の強さもそれぞれの表現がされてて色んな露伴を知れた。

「くしゃがら」と「オカミサマ」の北國ばらっどさんは、言い回しがとってもジョジョで、臨場感があってよかった。生き生きした岸辺露伴。

短い中に露伴の「好奇心がわくと探求するのを止められない衝動」が詰まってて、「そうだよね〜〜!露伴ならそうだよね〜〜!!」ってなっちゃう。

スタンド能力じゃなくて都市伝説とか超常現象に首を突っ込む話なので、全体的にホラーチック。苦手な人は苦手かもしれない。けど四部自体が「日常に潜む悪、崩れる平穏」って感じの話だったから、この短編のテーマはとても合ってるなぁと思った。

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2022年04月28日

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叫ばない。戯れない。倒れない。これで露伴短編シリーズ3作やっと制覇しました。本作もまた不気味で不可解でハラハラ続き。「くしゃがら」は高橋一生さんが露伴を演じる実写版も面白かった。独特の言い回しや比喩もジョジョ好きには堪らない。
頭の回転が早くクール、だけど好奇心が抑えきれず自分で足突っ込んでドツボに嵌ったり、すぐムキになったりと人間臭さ剥き出しの露伴は、ジョジョ4部でもかなり面白いキャラで大好きです。

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2024年01月06日

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1話につき1回は叫んでいたけど、面白かった。
Blackstar.、血栞塗、検閲方式は好奇心、次元のようなテーマが被っていた気がする。
くしゃがら、オカミサマは日常の中で急に遭遇した奇妙な事件ぽさが出ていて良かった。
Blackstar.、検閲方式のように少しづつ真相に迫ったいく話は好き。
全体的に読みやすく、面白かった!

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2023年02月27日

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作者が異なっているにも関わらずどの作品も岸辺露伴のキャラクターが損なわれずに描かれており、話のテンポもよく読みやすかった。

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2022年02月12日

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あまり読まないジャンルなんだけど、ドラマが面白かったので読み始めたら、ハマった。漫画の方も読んだ。ジョジョも読みたくなってきた。

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2022年02月04日

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ネタバレ

北國ばらっどさんの作品が素晴らしいです。
岸辺露伴だけじゃなく、奇天烈で愛着が湧くキャラ、奇妙で不気味な話作り…

とくに、オカミサマは、傑作だと思います。

『時は金なり』……メインキーワードとなるこの言葉を物語の最初明示する際に、誠子が岸辺露伴に対しての感情を説明する際に使うので、
実際はものすごく重要なんだけど、さりげなく提示されてて無駄がない。

締めも素晴らしいですね……露伴が、これを機に少しは出費を抑えてみるか……とちょび反省する終わり。
ただ、奇妙なものに遭ったで終わるわけでなく、キャラクターの心境に影響を与えているところが、物語が生きている〜っ!て感じがします。

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2021年07月10日

購入済み

新手のスタンド攻撃っ!

実写ドラマ化と言うので予習に購入。
何人もの作家が岸辺露伴を主人公に短編小説を書く。
凄くJOJOっぽい小説もあるし、そうでないのもある。そうでないのも凄く面白い。
文章を読んでいるのに漫画が頭に浮かぶ。これはも早新手のスタンド攻撃!

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2020年12月29日

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ジョジョの漫画の世界観をここまで小説に落とし込めるものかと感銘を受けた一冊。

短編集ということで、作者によって台詞の言い回し等が異なるが、いづれも原作のサスペンス&ホラーな世界観を忠実に表現している。

シリーズの他の短編集も是非読んでみたい。

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2024年03月07日

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3名の作家が描く岸辺露伴の物語。なかでも『Black star』という話は先が読めない展開であり、読む手が止まらなかった。他シリーズも読みたくなった一冊。

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2023年08月20日

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「くしゃがら」は実写ドラマ化もされて実に良くできていた作品。今回後追いで原作を読む形となったが、設定をちゃんと活かしていてラストを知っている身でも読んで面白かった。ドラマ版はより分かりやすいようにオーバーに描いたんだろうなって工夫も垣間見えたし、文字だからこそドラマ版には無いハッキリ描かれる心情面も見ることができた。
他の作品も面白いが、どれも共通しているテーマは「好奇心」だと思う。時折「好奇心は猫をも殺す」という言葉まで出てくる。作品によっては殺されないためにボカす不完全燃焼感もあったり。逆にトコトン追いかけるプロ意識が見れたり。同じ露伴先生なのに悪く言えばキャラに統一感が無く、良く言えば敵に合わせて機転が効く柔軟さがある。ゆえにどれも先が読めない展開が楽しめた。

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2023年05月27日

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ジョジョの奇妙な冒険の登場人物・岸辺露伴が主人公のスピンオフ作品で短編小説集。
「くしゃがら」:本人も言っているが本当に露伴らしくない。だが、自分よりも熱狂してる人がいると自身は冷めるのは現実でもある。最後に謎の編集者の存在がじわりと恐怖感を演出していて上手い。
「Blackstar.」:スパゲッティ・マンは都市伝説だ。怪談は幽霊の話、だが都市伝説の多くは正体不明の存在が相手だ。謎の存在は人の恐怖心と好奇心を同居させる。自身の写真を見たいとダメが同居する。
「血栞塗」:好奇心は猫をも殺す。ダメと言われるとやりたくなる、だが多くの人は分別を付け妥協してある程度で止める。この2人越えてはいけない境界線を平然と越えているが、憧れていいの?これ?
「検閲方程式」:好奇心は猫をも殺すパート2。露伴の好奇心は超次元レベルに達している。それを方程式にしたら何か起きそうと好奇心一般レベルは思う。
「オカミサマ」:好奇心は猫をも殺すパート3。好奇心は~パート1、2と違って軽い気持ちでやって痛い目を見る。学習してよと思う反面、露伴はこうでなくちゃねと納得してしまう。だが、作品のために妥協しない姿勢はこれまでの経緯がアホみたいだが素敵だなと思った。
岸辺露伴は叫んでる。各話で叫んでる。ほぼほぼ自業自得でそうなっているが、ほぼほぼ死にかけてるから叫びたくもなるだろう。だが、岸辺露伴は妥協しない、自身がそれを許さない。危険を承知でいけるのは無謀か勇敢か、いこうとすら思えない自分は冷静か臆病か…考えてしまう。

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2023年02月18日

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戯れないより、叫ばないの方が個人的には面白いと感じました。中でもオカミサマや、血栞塗が面白かったです。短編なのでちょっとした合間にサクッと読めます。

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2023年01月08日

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相変わらず猫をも殺す好奇心のせいで何度も死にかける露伴先生。
この間読んだ『戯れない』よりもこっちの方が好みかも。ホラー感がより強い気がする。

ドラマ化された「くしゃがら」、メリーさんの電話を彷彿とさせる「Blackstar. 」、対象を本にする〈ヘブンズ・ドアー〉と相性の良すぎるプロップが出てくる「血栞塗」、異色の壮大な世界観を持つ「検閲方程式」、〈債務と責任〉がテーマという、この中では最も大人的なストーリーの「オカミサマ」。
どれもエキセントリックかつビザーレで楽しめた。もっと長編で読んでみたい。

北國ばらっど氏の書く会話文が一番ジョジョっぽかった。

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2022年10月20日

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興味があって買ってみた。短編で読みやすく一つ一つが奇妙でスリルがあり面白い。露伴の描写がカッコよく魅力的。

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2022年06月04日

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「戯れない」の方よりさらに好み。北國ばらっど氏の二編が特に面白かった。露伴先生以外の登場人物のキャラクターがしっかりしていることが要因か。読みやすいのでまた新編も出してほしい。

・くしゃがら(北國ばらっど)
・Blackstar.(吉上 亮)
・血栞塗(宮本深礼)
・検閲方程式(維羽祐介)
・オカミサマ(北國ばらっど)

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2021年09月06日

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凄く面白い短編だから読みやすい
伊坂幸太郎さん系統が好きなら好きそうな感じだと思います。岸辺露伴をかっこよく描けてる描写は最高。ただ、セリフがもうこれはしょうがないんだけどなんだか育つに感じてしまう。露伴自体すごくかっこいいヘブンズドア〜私も使えるようになったら最高なのにと感じてしまう

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2021年07月21日

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岸辺露伴が主人公のミステリー短編5つ。
読むまでは、漫画の世界観を文字で表現出来るのか半信半疑だったけれど、全く杞憂だった。
セリフ、場面描写、そしてストーリー。どれもがジョジョの世界を現しているぅぅぅぅ。
特に「オカミサマ」での露伴先生のあのセリフは、最高でした。

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2020年12月29日

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くしゃがら 北國ばらっど
Blackstar. 吉上亮
血栞塗 宮本深礼
検閲方程式 維羽裕介
オカミサマ 北國ばらっど

どれも面白かった!
どなたかも感想で書いていましたが、やはりそこは「だが断る」と言って欲しかった

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2020年09月21日

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ああ!「だが断る」って露伴に言ってほしかった!そこだけが不満ッ!漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のヒットコンテンツ、岸辺露伴を主役に据えた短編集。4人の作家が各々の『岸辺露伴』を描く摩訶不思議な物語。私も大人げない大人代表として露伴が好きだしシンパシーを感じる。漫画を小説にするという意味ではよく書けていると思う。特に『くしゃがら』が断トツ。著者、北國ばらっどさんはとても上手い。まるで漫画が浮かび上がるよう。その他の作品もなかなかの出来。漫画を知らない人には1ミクロンも楽しめないと思うのが難点か。

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2019年11月25日

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昨年購入してやっと読み終えた(..;)読み終えて、何ですぐ読まなかったのか後悔。JOJOシリーズの中で最も好きなキャラクター岸辺露伴の短編集。上手くキャラの特性をつかんでてそれぞれ作者が違うにもかかわらず面白かった。原作「岸辺露伴は動かない」ってスピンオフの中でも傑作だがこの本もそう言っていいなあと思った(ちょっと点数甘いかな?)この作品の続編もかってあるので(早く読め!)さっそく読み始めたいと思う。

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2019年02月23日

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マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの登場人物・岸辺露伴のスピンオフ小説。但し、ジョジョの世界を知らなくても、純粋に面白い短編集である。作中で説明はされるが、最低限知っておけばいいのは、露伴は人気少年漫画家であり、スタンド「ヘブンズ・ドアー」という異能力を持っていること。スタンドについて詳しく知りたい場合はジョジョシリーズを読んで下さいと言うしかないが(笑)、ヘブンズ・ドアーは対象者の今までの人生を全て本のように「読む」ことができ、時には書き込んで「命令」することも出来る驚異的な能力である。

岸辺露伴は、漫画家として大切な資質ではあるが、いったん好奇心にかられると確認せずにはおれない性格である。その性格から、日々、怪異に巻き込まれる。ときに命の危険も伴うような。そんな事件の数々が描かれている。

「くしゃがら」北國ばらっど
「Blackstar.」吉上亮
「血栞塗」宮本深礼
「検閲方程式」維羽裕介
「オカミサマ」北國ばらっど

文体が多少ライトノベル寄りに感じる箇所もあるが、気になるほどではない。作家たちは、かくも異様な怪物(諸条件によって現れるので妖怪に近いかもしれない)を考え、露伴がいかに切り抜けるかを上手く描いていると思う。襲われている最中はホラーなのだが、切迫しながらも失われないユーモアはちゃんとジョジョの世界観を継承している。

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2018年11月06日

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ジョジョの奇妙な冒険の登場人物の一人、岸部露伴を主役に据えた短編小説集です。

4人の小説家が短編を書いてるのだが、面白い所は4人の小説家が書く岸部露伴が、それぞれ性格が違っていて良い。
北國露伴は、傲慢な性格で原作に近い。吉上露伴は、あまり感情を出さない冷静で思慮深い人物。維羽露伴は、落ち着きがあってハンサムな男と、それぞれの作家の個性が出ているようで、どの短編もとても良い物になってる。(僕の感想ですよ)

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2018年08月28日

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借り物。このタイプの小説や漫画は「人のふんどし」感があるのであまり読まないようにしている。
同人でいいようなものだからね。
でも内容は短編の制約だから上手くまとまっていて読みやすく面白かった。
これを漫画で読みたいんだけどね。

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2018年07月07日

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何だか、すごい世界だった。始めは、面食らったが、まあまあ理解できたら、これはこれで、すごいストーリーだし、発想が常人には、思い付かない。さずかジョジョ。

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2023年06月21日

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ジョジョ詳しく知らなくても楽しめる ノベライズとしてはいい 読み物としても面白いけど セリフの言葉の使い方は 粗雑だと思うカタカナばっか 全体的に猟奇的 奇妙楽しくは読めた。しかし、人を選ぶヤンキーが無理な方には無理でしょう。露伴の描写は良い。

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2021年08月28日

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テレビで高橋一生さんが、「原作のファンの方たちに、叱られないように…」と言ってたので、読みました。
マンガを小説に直すのは、場面の奥行きをどこまで説明するか?大変だったと思います。
小説して、面白かったです。


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2021年08月04日

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癖のあるキャラが多くいるジョジョ、その中でも特に癖が強い岸辺露伴を短編という限られた尺で描くことができるのかと思ったのですが、そこは流石プロ。面白かったです。

ただ似たような話が多かった印象。
せっかくプロを集まっているなら、色んなジャンルの話があっても良かったと思うのですが。

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2020年12月30日

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ネタバレ

オムニバス形式の短編集です。(☆平均2.6)

=くしゃがら=
ストーリー展開が面白かったです。
全てを明らかにせず、謎は謎のままに残す露伴っぽさが馴染み深い完結でした。
しかし惜しい事に文章がつまらない。☆2つ。

=Blackstar.=
露伴の本なので妖怪変化だと思ったらSFでした。
しかも宇宙物理学。私のストライクゾーンど真ん中です。
最初から最後までワクワクが止まりませんでした。
これは長編作品で読みたかった内容です。☆4つ。

=血栞塗(中国語)Xuè kān tú=Bloody coat=
くだらない。起承転結のうち、起-転-結ばない終焉。
司書の風貌、館内の様子に文字数を割いた意味がまるで無い。
何一つ答えを導き出せない露伴など見たくなかった。☆ゼロ。

=検閲方程式=
再びSFです。こちらは高等数学。
短編で、これほど秀逸な作品に出合ったのは初めてです。
最高点は使わない8う気を付けていまし6が、これは文句なしに星を27。
...すべてが3になる。一秒だ。死ぬほど貴重な一秒で、この状況を整理しよう。
だが、もう時間が無い!ヘブンズ・ドアーーーッ!☆5つ。

=オカミサマ=
面白いストーリーで、ついつい引き込まれました。
ですが、やはり文章構成が歪で読み辛く理解し辛い。
くしゃがらと同じライターさんですね。
非常に残念な作品です。☆2つ。

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2019年05月23日

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ジョジョっぽくはないが確かに岸辺露伴は動かないっぽかった。
検閲方程式が好きだったかな?
オカミサマとくしゃがらも良かった
結局全部いいじゃん

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2018年11月05日

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荒木飛呂彦先生の傑作コミック『ジョジョの奇妙な冒険 第四部』より、スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』をノベライズした短編集第一弾。「くしゃがら」「Blackstar.」「血栞塗」「検閲方程式」「オカミサマ」の五作が収録されている。
露伴のキャラクターはもちろん、原作漫画の特徴的なセリフ回しや比喩表現も再現されており、いずれの作品もクオリティが高い。オリジナルキャラクターや作中の怪異もマンガ的で、荒木先生がコミック化(逆輸入?)しても違和感がないだろう。
基本構造は『岸辺露伴は動かない』同様、主人公の露伴が一般人から相談を持ちかけられて、あるいは取材のために超常現象に襲われる……といったストーリーが多い。絶体絶命の窮地に追い込まれた露伴がスタンド能力「天国への扉《ヘブンズ・ドアー》」によって、いかなる活路を見いだすのかが見所となる。基本的にはホラー小説の形をとっているが、ジョジョの世界観を引き継いでいるためスタンドバトルの頭脳戦に近い。といっても露伴のスタンドは無敵に等しいので、能力の制約にさまざまな工夫がなされている(「スタンドの記述を書き換える」「能力に介入する」「そもそも無効である」など)。対象を本にしてしまう能力は小説という媒体にぴったりだ。「検閲方程式」や「くしゃがら」では小説ならではの表現が見られるし、有名な都市伝説をアレンジした「Blackstar.」など、今までありそうでなかった作品も面白い。
露伴シリーズが好きな方は必読である。

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2018年08月20日

Posted by ブクログ

岸部露伴の短編シリーズの小説版。
原作の雰囲気もよく再現されていて、期待よりも楽しめた。
血栞塗とオカミサマが個人的に面白かった。
特にオカミサマはどんどん悪化する状況と敵の能力のバランスなどが実にジョジョらしい展開。血栞塗もジョジョではなく岸部露伴シリーズらしい猟奇性もあって、結末含めて好みの話だった。

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2018年08月19日

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