【感想・ネタバレ】サイレント・ブレス 看取りのカルテのレビュー

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Posted by ブクログ

迷いも痛みも苦しみも
悲しみも、

すべてここに描かれて
います。

死はゴール。敗北では
決してないと、

くりかえしくりかえし
優しく諭してくれます。

そして、母に伝えたい。

貴方は間違いなく私を
支えてくれている、

何もできなくなっても
生きているというだけ
で。

大切な人が病床にある
方にお薦めしたいです。 

文句なしの星五つです。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

自分も周りも、あがらうことなく死を受け入れることができるのか、本当に難しく、大切な問題だと思います。ぼくも理想はいわゆるピンコロリですが、いざその時が来たら死を怖がらずに受け入れらる自信はありません。そんな時に倫子さんのような人に看取って欲しいなと思いました。

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2024年04月06日

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死にゆく人に何もしない選択があるとは、また、それがその人にとっての幸せかも‥とは、思ってもみなかった。
自分の家族の事を考えさせられる

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2024年03月29日

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フィクションながら現役医師の作家のデビュー作でもあり、作家自身の体験が強く感じられる。「サイレンブレス」というタイトルと「看取りのカルテ」というサブタイトルも率直で好感もてる。作家の真面目さが感じられるとても良い本だ。

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2024年02月21日

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看取り。
必ず最後は誰もが迎える。
頭ではわかっていても、実際に身近な者がその立場になった時、「いつまでもいて欲しい」と思う。
だから、やれるかぎりのことをする。
それが、本人の望みでないとしても。。

意識のない祖母が、痰吸引をされた時の苦しそうな辛さそうな表情。
意識のない祖母の脚が、浮腫んでぱんぱんだったこと。
そんな光景を思い出した。
あれは、祖母が望んだ最期だったのだろうか。。

「一才の延命治療は断る」と書き記し、その通りにホスピスで安らかな最期を迎えた伯母の最後の顔も思い出した。
一人暮らしだったから厳しかったけれど、家で迎えさせてあげたかったな。とも思いながら。

書中で、「自分だったら、この最後を望むか?」と、いう一文があり、ハッとする。
 
本の中のそれぞれのケースは、架空だけれども、それに似たことは、今の世の中にたくさんある。
そして、自分の身近な親族がそのケースを体現するのも、遅かれ早かれある。
その時になって、迷わないようにしたいなと思っている。

終末期医療を考えるにあたり、良い本だった。

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2024年02月18日

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人は必ず死ぬ。

医師は病気を治すことだけでなく、本人とその家族が穏やかに最期を迎えられるような医療や看取りを提供する大切さ、改めて気づかされた。

自分のこれからの生き方や家族との過ごし方や最期の迎え方など、しっかり考えていきたいと思った。

この作品が南杏子さんのデビュー作とは…!

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2023年12月21日

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医療には二通りの目的がある。
病気を治す医療と安らかに亡くなるように苦痛を軽減するための医療。
この小説は後者の終末期ケアを題材にしている。

医療は目まぐるしく発達しているので、どんな状態になっても生かしておくことは可能になってきつつあるが、
ご飯が食べれなくなったり意思の疎通ができなくなったり、自分で動けなくなってまで生きたくない…っていうのであれば、生前に「エンディング・ノート」に自らの希望「ただ死期を延ばすだけの延命治療を一切拒否する」と書き留めておくとよさそう。

「自然体で死に向かう人はほとんど苦痛を感じないと言われている」そうです。

現役医師の書いた医療ミステリー。
知念実希人さんの作品とはまた違った味で、
読みやすかった。

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2023年06月01日

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心が温まる一冊。主人公の周りの人々の温かさに触れ、こんな毎日を過ごせたら充実して幸せだろうなと思った。30代女性で、未婚で、仕事がこんなにも充実している点も女性のエンパワメントに繋がると思う。

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2023年05月17日

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ばり良い 医療従事者読むべき、病気を治療することだけが大切ではないことを痛感。患者の意思に納得しようとすることも大切

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2023年04月10日

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父を亡くした時には延命治療を続けた結果でしたので、本当に本人のために良かったのかわかりません。途中で胃瘻の提案も病院からあったのですが、この本を読んで、それはやらなくて良かったと思います。

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2023年11月12日

購入済み

作者は現役のお医者様なので、介護の描写がリアルです。
私は今まで肉親や自分自身の死について真正面から向き合ったことはなかったのですが、この本を読みながら、主人公の医師、倫子の苦悩や迷いがそのまま自分のものであるかのような思いで読みました。

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2021年09月13日

購入済み

自分に置き換えて考えてみました

現場を経験された方だからこそ書けた作品だと思います。身内の死、患者さんの死、それらを通じて医師としてたくましく成長していく先生と共に読者である私も死についてもう一度深く考える機会をもうけることができました。死とは負けではないのだと自然の摂理なのだとあらためて学んだ気がします。

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2020年09月23日

購入済み

サイレント・ブレス

突然の死ではなく、死を迎えていく人がいて、そこにはそれぞれ物語があり、在宅医療専門のクリニックや先生など多くのサポートする人・家族など送る人がいる。それらを優し文章で暗くならない展開をしていくため、もっともっと読みたくなる素敵な本でした。これから死を送る人にもなり、死を迎える人なっていくであろう私にとって、それらを受け入れる励み、そのための生き様を考える参考になるような本でした。ありがとうございました。

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2019年08月28日

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在宅で最後を迎える患者の訪問クリニックに勤める医師の物語。
日常の中でおだやかな終末期を迎えることをイメージした言葉がサイレント・ブレス。
自分の最後をどのようにして迎えたいか、それは自分だけの思いだけでなく家族の思いもあり、そう出来るか否かの環境もある。
その時を考えて置かないといけないと思う気持ちと、どうなるのか予測出来ないとの思いでやっぱり決めるのは難しい。

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2024年03月31日

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死への向かい方、終末医療について考えさせられる作品。
日本では安楽死が認められていない。そのために昔から「死ぬ権利」や「尊厳死」などが多く議論されてきた。
本作はその手の「こうあるべき」と声高に主張するでもなく、法改正のために社会を動かすべく犯罪に手を染めるミステリでもなく、現場を体験してきた医師の実体験に基づく死に向かい合う医療関係者の話だ。だからこそ荘厳で静謐、心がこもった描写は力強く胸を打つ。

偶然、今自分の母親が似たような状況にあるため、果たしてどうする事が本当に良いのだろうかと思いながら読み進めた。実際の在宅医療が綺麗事では済まない状況も描写されており、現実での難しさをひしひしと感じる。
ただ一つ言えるのは、死に臨んでいる当人が何を望んでいるのか。どうする事が当人にとって幸せなのか。それを考えることでしか答えは出ないように思う。

終末医療と訪問医療の理解を深める佳作だった。

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2024年02月26日

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ネタバレ

在宅医療・終末期医療がテーマになっている小説。主人公の医師が様々な患者と関わり、死が迫っている人々との向き合い方や延命治療だけが医療ではないことを実感していく物語。
年齢や疾患、家族背景もバラバラな患者達との関わりが短編で1ケース事に読めるので、重ためな題材の割には読みやすい印象だった。

医療職についてる身として、考えさせられることが多く読みながら辛くなってしまって読みやすい文体、構成ではあるものの読むのにかなりの時間を要した。一つ一つの事例を咀嚼しながらじっくりと読むことができたので心に残る1冊になったと思う。

最後、主人公が実父を看取る際、“延命治療によって生き続けるのも、自然に看取られるのも、どちらも間違いではない。一番大切にしたいのは、患者自身の気持ちだ。”とモノローグにあり、本当にその通りだと感じた。
死は全員に等しく起こるもので、それを先延ばしにするために生きながら苦しむのであれば、苦痛なく死を迎えられるように環境や治療方針を整えていくことの方がよっぽど大切なんじゃないかと思わされた。

辛いのは、患者とその家族の希望が食い違った時なんだろうなと思う。主人公の母親のように“死んで欲しくない”という想いが強過ぎて患者本人の希望を受け入れられない状況はよくある事だと思う。
大切な人から生き続けて欲しい、と願われたのであれば苦痛を伴ってでも生きていてもいいか、と思えるのだろうか。人にもよるだろうけれど、家族側のエゴでしかないので、家族とは将来何かあった時にどうしたいのか、お互いに話し合ったり決めておくことが一番なんだろうな、と思う。

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2023年12月16日

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人の命を預かった医師だからこそ、このような作品が生まれたのだろう
看取り、看取られる
誰もが通る道
家族の想い、自分の意思
様々な想いが錯綜する
多くの描写が心に響いた

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2023年11月27日

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ネタバレ

いろいろな死の迎え方があってもいいと思いますが、やっぱり本人の意思が尊重された死が理想です。ただ、その人を取り巻く環境や社会的にそれもなかなか難しいよなあと思って複雑な気持ちになります。

看護師という職である以上は医師の指示のもとでしか動けない自分は、今の日本における終末期の過ごし方に少し悲しくなります。そして、多忙な業務と並行しておこなう看取りに対して、心にゆとりを持てない自分の対応も嫌になります。中には急変もあり、患者の最期に責任を持たなければならないこともあります。「医師はふた通りいる。死に向かう患者に関心を持ち続ける医師か無関心な医師か。」という文中に台詞には、正直納得です。その中における看護でどれだけ患者に寄り添えるかを考えるきっかけになりました。

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2023年10月12日

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死にゆく人が主人公の話はよくあるけれど、終末医療に携わる人の話はあまりないので、とても勉強になった。

緩和ケアをお願いしたいと思いつつも、ただ痛い思いは嫌だという気持ちばかりがあった私にも、医療サイドの事情を想像する手助けになった本だ。

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2023年10月06日

Posted by ブクログ

水戸倫子が訪問クリニックの医師として多くの人を看取る物語だが、内容が人の死に係わるにしては何かホッとする筋立てが楽しめた.高尾花子の話は中国の暗部を象徴したようなストーリーだが、現実にありそうなことだと感じた.ゴン先生の場合は、本人が癌の専門家でもあり治療の段階でないことを悟りながら、元患者のことを思いやる素晴らしい話だと思った.人間の死亡率は100%であることを実感できる短編集だ.

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2023年09月20日

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終末期の在宅医療をテーマに書かれた作品。
終末期医療に携わる現役医師でもある著者が書かれただけあって、とてもリアルだった。
私も末期がんの方と関わる事があって"死"について考えさせられた事があった。
治る可能性の低い病気になった時、奇跡にかけて辛い治療をしながら延命するのか、それともそのまま寿命をまっとうするのか。
病気との向き合い方って人それぞれで、年齢とかでも違うだろうし、患者さん自身の気持ちも不安定だったり、治療の中変わっていく事だってあると思う。
それは家族の思いとはかけ離れてる事もあって、そこが難しいな〜と思った。
私は看取る側になった時、本人の気持ちに寄り添ってちゃんと終わらせてあげる事ができるかな?
色々考えさせられる作品だった。
緩和ケアって治す医療とは違うんだろうけど、心身ともに痛みを和らげ、最後まで人間らしく過ごしてもらうための人間味のあるあたたかい医療だと感じた。
知らない事も知れたし、連作短編だけどどの話も良かった〜!
読めて良かった。

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2023年08月02日

Posted by ブクログ

こういう言い方は実に良くない。のだが、この手の話はどうやったって泣ける。ずるい。泣く以外の選択肢ない。

看取り、という題材の中でもクリティカルなのは、親子。そして夫婦。やめてほんと。小説で泣いてから、現実で笑うためのアクションがとれるような人には良いと思う。
同じ作者の、『いのちの停車場』を先に読んでいたが、こちらの方がデビュー作とのこと。確かに駆け出しは荒削りなようにも見えるが、エンディングでは涙腺へのハードパンチが待っていた。

だから、敢えてそのあたりを全て度外視した上で、3人目のカルテに出てくる「胃瘻」について触れたい。
いや、もう読み終わる前から語りたくて語りたくて仕方がなかった。

人は、食べる、という行為を失ったら死ぬと思う。心が死んでしまう。食べることと生きることは、ほぼ同義じゃないかと思う。もし自分の命に、自分以外の強い目的があれば、もしかしたら結果は違うのかもしれないが、胃瘻で笑顔を失う人を何人も見てきた。祖母もその1人だった。この小説の登場人物も、そうだ。それが重なる。

祖母は、誤嚥を防ぐ目的で病院側に処置された。その病院は、地域の人から殺人病院と呼ばれていた。全ては、葬儀が終わった後で知った話だ。

そこに入れてしまった家族の落ち度だと言われれば、その通りかもしれない。ただ、現実的に、咽かえり苦しみ喘ぐ親の歪んだ顔を前に、とりうる選択肢は決して豊富ではない。まるで坂を転げ落ちるように、終末期医療はその先に横たわっている。
奇跡は、、、ほぼ起きない。

その現実を知って、なお、立ち向かう意思をもつ。
作品中でも教えてくれる。死に立ち向かうのではなく、どう死ぬか、を逆算して考えておくのだと。
それが、泣くこと以上に、この作品に価値を与えているものじゃないかと思う。

自分の終末期医療は、今からもう始まっているのだ。

スーパーで、まずは人工甘味料を買わないようにしよ。
グッバイ!スクラロース!
(そういうことじゃない)

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

よき本に出会えた。
在宅で最期を迎えたいと私も思うし、そのような時、穏やかな気持ちで仲の良い家族に囲まれていたいと思う。
人はみな死ぬのだから、自分の人生のゴールに向かっていまの時間と関わる人を大事にしようと思えた。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

看取りはしんどいなと。
でも気切や胃瘻までして無理やり生きるのは
(本人が生きたいと思ってればいいけど)
なんか違うなーとかいろんなことを考えた。
正解がない問題だからこそすごく難しい。

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2023年05月19日

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ネタバレ

さまざまな患者の死に秘められた切なすぎる謎を通じ 人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けをする医療の大切さに気づく 水戸倫子の話

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2023年05月07日

Posted by ブクログ

終末期の在宅医療をテーマとした短編連作の物語。
「いのちの停車場」を読んで、ほかの作品も読みたいと思って探していたら、本作は筆者のデビュー作とのこと。
現役医師としての専門性が本作をよりリアルにしています。

■スピリチュアル・ペイン
大学病院から在宅医療の訪問クリニックに左遷された倫子が訪問診療に戸惑いながらも、最初の看取りの物語。
わがままのように振る舞う元記者の綾子。そして、その綾子の元にたびたび訪れるスキンヘッドの男。
綾子の最後とは?
スキンヘッドの男は?

■イノバン
筋ジスの少年を受け入れたクリニック。
怪しげな行動をとる母親。
そして、少年が亡くなった時に残していたメッセージ。
この少年の想い、強さに心打たれます。

■エンバーミング
亡くなる寸前の母親と、急遽その母親を介護すべく戻ってきた息子。
息子の目的は?
そして母親が残していたモノ。
家族が亡くなるというときに、その本性が出ちゃうんだなぁって寂しくなりますね。

■ケシャンビョウ
高尾山で引き取られた身元不明の推定10歳の娘。しゃべることもできず、引き取られた里親のもと、暮らしていますが、ある日、母親の料理をすべてひっくり返す。
その意味は?
娘の正体は?
これは、ほっこりしました!

■ロングターム・サバイバー
新宿医大の名誉教授の在宅医療に指名された倫子。
延命治療を拒否しながらも、わずか数日治療を再開。その目的は?
名誉教授が逝ったのちに知る、わずかな期間の治療を再開した理由。そして倫子への評価。
これも、心温まる話でした。

■サイレント・ブレス
倫子の父親の看取りの物語。
父親の延命治療で悩んでいた倫子と家族。そして、延命治療について考えさせられる物語

全編を通して、自らの死を目前として、それぞれの患者たちは何を望むのか?
そこに医療はどうかかわるのか?

とてもよかった。
お勧めです。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ


どんな風に死にたいか。どこで死にたいか。

連作短編で様々な看取りの事例が描かれる。
私自身、医療従事者であるため、描かれる事例がリアルで、看取ってきた方、存命だけど終末期の方を思い浮かべては涙が出そうになった。
安らかな死を迎えるための医療の選択。
〜してあげたい。と家族の希望の相違でジレンマとぶつかる事は多々ある。
命の終え方を自分で決めたい。決めさせてあげたいのならば、日頃から意思を確認しておかなければならない。
ターミナルは身近でないと思われてしまう。
患者やその家族で延命の捉え方や、思い描く寿命が違う。切り出すのはタブーのように思われてしまうけれど、安らかな死を願い、患者さんを思うのならば、早めの意思確認や告知って重要だと改めて思った。

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2023年03月30日

Posted by ブクログ

「死ぬ患者も、愛してあげようよ」この言葉が印象的だった。無理なく入り込めて主人公の成長と同時に教訓を得られた。他作品もぜひ読みたいと思った。

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2023年03月05日

Posted by ブクログ

サイレントブレス
あずのおすすめの本。作者である南杏子さんは33歳で再受験した現役の医者。それで小説も書くなんて凄すぎる。この小説は終末期医療を題材としたもので、そのリアリティさは実際に終末期医療に携わる作者の経験が投影されているように感じる。六人の終末期の患者それぞれのエピソードで構成されている。遺体が消えたり、言葉を話さない謎の少女だったりとたまに出てくるミステリーのような部分が物語の推進力になっており面白かった。また僕自身も先日腫瘍内科で実習して終末期医療を直近で見た際、この分野の医師は自分の仕事に非常にやりがいを感じているように見えた。自分の進む道としてもアリだと思った。この作品は作者の第一作であり、二作目の「ディアペイシェント」も出ているので次に読もうと思う。

帯コメ:一度読んでみて考えてほしい!

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2023年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

在宅医療について淡々と語られていく様に最初は付いていけなかったが、それぞれちょうどよい長さの短編で、題材についても興味深く、半ばくらいから釘付けに。
在宅医療、死の間際の延命治療について考えさせられた。

切なく辛く感じたのはALSの患者さんの母親。
彼女をあそこまで追い詰める前に周囲はもっとできることはなかったのだろうか。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

訪問医療に携わることになった女性医師。ケースがとてもリアルで、次々とページをめくり一気読みだった。「最期」について、考えさせられる。

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2023年09月02日

Posted by ブクログ

死ぬ患者を最期まで愛し続ける

難しいんだってば、それが。
だからって逃げちゃいけないんだけど。
叶う物なら誰もを元気にしてあげたい。
出来ない時にそれを受け入れる事が、
諦め=負けって感じられてしまう。
旅立つ人も、見送る人も、
誰も悔いのない看取りが出来れば、
それはとても幸せな事ですね。

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

03月-14。3.5点。
大学病院女医の主人公、系列の、在宅医療の病院への異動を命じられる。左遷かと落ち込むが。。。

治療をやめ、在宅で余命を過ごす患者たちと向き合う、連作短編。どれも面白かった。

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2023年03月27日

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