【感想・ネタバレ】監督不行届のレビュー

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日本一のオタク夫婦

NHKのエヴァンゲリオン完結ドキュメンタリーを見て、初めて漫画家の安野モヨコ先生がアニメ監督の庵野秀明さんの妻だということを知った。というより監督が結婚していたこと自体初めて知った。
ドキュメンタリーの時のインタビューでうすうす感じていたが、本作を読んで庵野監督との結婚生活はとても大変だろうなというのを感じた。
なんというか、結婚生活というより、生んだ覚えのない息子の子育てというか、いやな言い方になるが介護っぽくもある監督との生活は苦難の連続だろうな、というのも思った。
ただ、安野先生がほかの非オタ男性と付き合ってたころと違って、のびのびとオタクらしさを出しても何も否定的なことは言わず、むしろ一緒になってノってくれるのはオタクとしてうれしいだろうなということも思った。
この結婚生活から庵野監督がどんなインスピレーションを受けたかはわからないが、少なくとも新劇版のエヴァンゲリオンのストーリーには影響しているだろうな、というのが分かった。

#笑える #ほのぼの #エモい

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2021年05月01日

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庵野秀明監督の内面が読める本

エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明監督を安野モヨコさん、奥様目線から結婚生活を描いたエッセイ本です。庵野さんはシャイで自身の心情や内をあまり表現しないタイプだと思われますが、一番心を許してるのが奥様だとわかります。他のドキュメンタリー番組と奥様の話を照らし合わせると、庵野監督は恐らく、大企業の集団の1人、歯車として働く社会人としては不適合者で、唯一監督という役職につき、働くことで、自身の価値を創出し、他の人達とのコミュニケーションを行い、人間の形を何とか演じて、保っていきた人のように見えます。奥手な性格で愛情に飢えていたのを奥様が潤しているのがわかります。庵野監督の心の鎧を外し、心の裸で結婚生活を楽しくキャッキャしてる庵野監督が見れます。

アニメ製作は低賃金で雇用が安定しない厳しい業界ですが、庵野さんと奥さんお互いが作品を生み出す側、凹凸が上手く重なっている理想の夫婦像なのではないかなと思いました。良かったです。

お値段のわりに、内容が162ページと少し読み応えが少ないかもしれません。しかし、庵野監督の内面を見せてくれたことに感謝です。安売りしないのも良いのかもしれません。読む価値はあります。続編が見たいです。安野モヨコさんでないと生み出せない本だったと思います。

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2021年03月21日

Posted by ブクログ

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庵野監督のこと、変わってる人なんだろうなぁとは思っていたけど、ここまでとは。
逆に怒ったりせず面白く生きていけそうだなと思った。

最後に書いてあった、庵野監督から安野先生への、リスペクトがこもった文章までめちゃくちゃよかった。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

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映画(とくにアニメ)の劇場公開(そしてテレビ放映)は“下見”に過ぎないのであって本当のマネーシステムはDVD円盤販売にある(日本は世界一の市場で、そのオタク病を他国に感染させようと目論んでいる)。されば作り込みの第一人者=カントクが結婚生活をはじめてもその病を平復させるはずもないが緩解=妥協というゲームはあるもので、そのうちに安野に感化されるという“危機”が。“愛情”は相手に奉仕することだが互いの愛は住宅購入まで生じる。円盤をボックスで買う人でなくてはなにかを作ることはできない其程先人に付け加えるのは至難

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2021年09月06日

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おたく夫婦の日常

エヴァンゲリオンも安野モヨコ先生の漫画もあまり知らないのですが、周りで話題になっているので買ってみました。

素敵なエッセイです。吹き出してしまうようなユーモアではありませんが、つい顔が綻んでしまうようなホッコリとするエピソードばかりで、何度も読み返したくなります。作中でお2人がよくアニメのテーマソングを口ずさんでいるのですが、知識が無いので、用語集は何気に助かりました。(笑)
そして本編の素晴らしさもさることながら、巻末の庵野秀明さんの文章は安野さんへの大きな愛が溢れていて、じんわりと心に沁みるものがあります。

全体を通して買ってよかったなと思える作品でした。

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2021年03月25日

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