【感想・ネタバレ】明日の子供たちのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

有川浩氏の作品を読んでいる最中、この作品を知った。
読み終えたあと、有川浩氏に「手紙」を送られた方の解説があり、この作品が出来た経緯を知った。

いろいろな思い(児童養護施設当事者、職員それぞれの側からみた)を知り、考え、響き、伝えたい気持ちが芽生えた。
児童養護施設について誤った認識があることに気づき、考え方に変化が生まれたと思う。

読後、今、私に何か出来ることはある?をぐるぐる考えて……
直接何かも大事だけれど、今すぐ!はなかなか難しいので、まずはこの作品をまわりに勧め、児童養護施設や子供たちの思いを知ってもらう機会を作れたらと考えている。

本の大事さ、創造力の偉大さ。
ヒサもカナも、和泉先生も三田村先生も、明るい未来に向かって挑んで行ってほしい。

たくさんの方に読んでいただきたい作品です。



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2024年05月08日

Posted by ブクログ

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児童養護施設について、自分の持っている偏見を改めることができた。
個人的には、自分は教員をしているので、子供に対する接し方や真摯に向き合う職員たちの姿勢に感動した。特に、猪俣先生とアッコちゃんのエピソードは涙なしでは見られなかった。
感動する良作。

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「児童養護施設で暮らす子供達は可哀想」「職員の虐待が横行している」という世間のイメージを塗り替えるような小説でした。
もちろんみんながみんなこの話のように上手く行くのではないでしょうけど、施設にいるからといって何かが変わるわけではないのだよな、と強く思いました。
カナちゃんやヒサの受験が上手くいきますように…!

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

児童養護施設にいるから、「可哀想」という考えは私の自然と持っていた考えだったなと思い知らされました。でも子供たちにとっては、それが当たり前のことで、私にも似たような経験があるので、たしかにそうだよなぁと思った。
有川浩の作品には頷かされてしまうことが多い…!

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2023年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

価値観を転倒させられた。児童養護施設の子どもたちは恐らく大変ではあるだろうが、僕の想像の何倍も幸せに暮らしているのだとこの本が教えてくれた。手紙の提供者の笹谷実咲さんと有川浩さんが出会ってくれて本当に良かったと思う。

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の解説が、個人的にはクライマックスだった・・・。ちょっとしたサプライズ。
世の中には解説から読む人もいるというし、そういった人を想定して書かれた解説も見るけど、この本に限ってはぜひとも解説は最後に読んでほしい。
というか、文庫にしか解説付いてないのかな・・・?そうであれば、この解説が文庫版の価値をだいぶ上げているのではないかと思う。
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児童養護施設を舞台にした物語。主な登場人物は新米職員の三田村慎平と、先輩の和泉、猪俣。それに施設の子供のカナとヒサ。色々な人の視点で物語が展開するけど、基本的には慎平の視点が多い。
職員と子供たちのエピソードを紹介しつつ、最後に当事者活動(施設を利用する子供たちによる活動)を支援する施設の話に繋がっていく。職員の過去についてでは、和泉・猪俣それぞれの心の傷ともいうべきエピソードが紹介される。2人とも、その心の傷が思わぬ再会によって癒されていく、という展開はちょっと都合が良いような気もしたけれど・・・逆に言うと、そういった癒しや支えがないと、心が折れてしまうということなのかもしれないと思って読んだ。個人的には、猪俣の先輩職員が、自分の子供ができたことをきっかけに、施設の子供と自分の子供とで接し方の切り替えに苦しんで辞めていった、という話が印象深かった。
児童養護施設には不足しているものが多い。たとえば予算が足りない、人手も足りない。何かあると社会から切り捨てられやすい。・・・でも、そこで暮らす子供たちはかわいそうなんかじゃない、かわいそうだと思ってほしくない。というのが、全体を通してのテーマなのかな、と思った。
恋愛模様が書かれていたのはちょっとモヤった。この本には要らなかったのではないかなあ。

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2022年04月24日

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