【感想・ネタバレ】忍法双頭の鷲のレビュー

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Posted by ブクログ

 伊賀に代わって公儀隠密を目論む根来忍者、その主命を受けた二人は復讐の怨念に燃える伊賀信者たちとの闘いを繰り広げる。

 この作品のポイントは、二人の根来忍者を主人公に据え、物語の展開にこの二人の立場が重要になってくる所です。

 しかも、二人の忍術も二人のコンビを活かしたもので、それで伊賀忍者に立ち向かっていく所も読みごたえがありました。

 ヒロインを挟んで、二人の忍者が苦悩する様子や最後は意外な展開で幕を閉じる所もさすが風太郎忍法帖という感じでした。

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2018年05月06日

Posted by ブクログ

根来衆vs伊賀組と対立の構図はシンプルだが、作者常道の騙し騙され、殺し殺されの凄惨に血が流れまくる忍者同士の戦いは割と控えめ。
政変により、伊賀組に変わって公儀隠密に登用された根来お小人の若手忍者、漣四郎と城助が密かに探っていく諸藩の陰謀や秘密は下半身絡みが多くどこかユーモラス。
ラストは根来の首領の娘、お螢も巻き込んで根来衆の存続と若手二人の友情も風前の灯でドキドキハラハラ。胸のすく痛快な終わり方や根来の育ての忍者たちが見せる情けも珍しく、徹頭徹尾非情な忍法帖とはまた違う忍び活劇が味わえる。

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2021年03月22日

Posted by ブクログ

忍法帖の中でも読みやすいので、山風初見の方にもオススメ。

江戸幕府の隠密として各地へ赴き潜入捜査するわけですが、それぞれの藩が色んな問題を抱えまくっていて、それがまた突拍子もないものばかりで面白い。

青年忍者ふたりの友情に打たれます。
いつまでも"二人二脚"でいてほしい。

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2019年06月21日

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