忍法双頭の鷲

忍法双頭の鷲

880円 (税込)

4pt

3.3

延宝八年、徳川四代将軍家綱の死去と同時に、後継者をめぐって劇的な政変が起きた。新将軍には、若年寄堀田筑前守が擁立する綱吉が就任、それまで権勢を誇っていた大老酒井雅楽頭(うたのかみ)は失脚した。そして、それに伴い、公儀隠密の要職にあった伊賀組が解任され、替って根来(ねごろ)衆が登用されたのである。主命を受けた若き二人の根来忍者、秦漣四郎と吹矢城助は、隠密として初仕事に勇躍、江戸を後にした。だが、彼らの行く手には、復讐の怨念に燃える伊賀忍者たちの執拗な妨害が……。

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忍法双頭の鷲 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     伊賀に代わって公儀隠密を目論む根来忍者、その主命を受けた二人は復讐の怨念に燃える伊賀信者たちとの闘いを繰り広げる。

     この作品のポイントは、二人の根来忍者を主人公に据え、物語の展開にこの二人の立場が重要になってくる所です。

     しかも、二人の忍術も二人のコンビを活かしたもので、それで伊賀忍者に立

    0
    2018年05月06日

    Posted by ブクログ

    根来衆vs伊賀組と対立の構図はシンプルだが、作者常道の騙し騙され、殺し殺されの凄惨に血が流れまくる忍者同士の戦いは割と控えめ。
    政変により、伊賀組に変わって公儀隠密に登用された根来お小人の若手忍者、漣四郎と城助が密かに探っていく諸藩の陰謀や秘密は下半身絡みが多くどこかユーモラス。
    ラストは根来の首領

    0
    2021年03月22日

    Posted by ブクログ

    忍法帖の中でも読みやすいので、山風初見の方にもオススメ。

    江戸幕府の隠密として各地へ赴き潜入捜査するわけですが、それぞれの藩が色んな問題を抱えまくっていて、それがまた突拍子もないものばかりで面白い。

    青年忍者ふたりの友情に打たれます。
    いつまでも"二人二脚"でいてほしい。

    0
    2019年06月21日

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