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Posted by ブクログ
週チャンから別冊に代わっての初単行本。AIとヒトとのかかわり方はそのままに、ストーリーを少し重めに。
相変わらず色々考えさせられるお話しです。
ストーリーマンガで続編
ちょっと間を飛ばしてこれだけいきなり読んでいるんで分かりにくい部分はありました。
紛争自体はなくならなさそうです。利用したがる人と資本がいる限り、こういう生々しい世界は残り続けそうです。
この作品の世界情勢等々はもう少し踏み込んだ方が良さそうですが、巻末の押井守氏との対談は良かったです。
AIと人
なかなか興味深い話でした。
ファンタジーでも、バトルでも、SFでもなく、
AIというものを通して、人の生き方や存在意義を問われているような作品。
Posted by ブクログ
巻末収録の押井守監督との対談の中から…
山田「(略)物語は昔から、現実を肯定したり、理解したりするツールとしての役割を持っていたと思うんですが、その役割の人気がなくなっている感じがするですね。現実との距離じゃなくて、心地良い嘘であれば良し、みたいな。単なる快楽の方に行っちゃってるような気がしています。」
押井「うん。消費財になっちゃったっていう。現実も、既に二次的現実の方が日常に占める割合が圧倒的に増えてきているんだ。基本的に伝達された現実で、自分の直接知り得る範囲は逆にどんどん狭くなっていってる。そういう意味では現実の値打ちが下がったっていうのは、たぶんその通り。(略)」
物凄い読み応えがある。特に、西洋人は一神主義で、魂が宿るのは人間だけ、と言う発想しかないから、日本の「物にも魂が宿っている」「猫にも犬にも当たり前に魂がある」「付喪神を普通に理解できる」と言う下りは非常に興味深かった。
アフリカへ
前はもっと心温まるヒューマンドラマな感じだったけど、舞台をアフリカに移しなんだか壮大なサスペンスになってる感じ。
かっこいいけどね。