【感想・ネタバレ】武道館のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

1人の人間としての葛藤と
アイドルとしての輝き
自分で選び取る強さを目の当たりにして
感情が忙しかった。

自分でした選択したことを
正しかった選択にする強さを私も身につけたい。


私はやはり朝井リョウの作品が好きだ。
作品に触れれば触れるほど、どんどん引き込まれる。

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2024年05月15日

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ネタバレ

この作品を読んで時代に迎合しすぎるのは自分がなくなることにつながりかねないという学びを得た。
時代の変化に合わせすぎるよりは世の中は変化するから自分を変えないという姿勢も大切になるかもと思いました。
自分がこれまで大切にしてきたことがある日、非常識になったとき自分はどういう行動をするのか気にもなった

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2024年05月12日

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ネタバレ

ブレイク前の5人組アイドル「NEXT YOU」の愛子とそれを取り巻く人たちのお話です。
一人一人個性的な性格の子達を見ていて、応援したくなる気持ちを思い出させてくれた本でした。また、「恋愛」「進学」「卒業」「炎上」など人生の分岐点に立つ子達が、悩みながらも一歩一歩前進しているところが面白かった。

□アイドルだから、恋愛はしてはいけない
□アイドルだから、いつでも完璧で、アイドル一本のことだけに集中していてほしい。
□アイドルだから、進学はしないのだろう。

といったファンの中にある暗黙の了解的なものを考えるきっかけとなり面白かった。

気がつけば、読み進めていくうちに推しメンができてくるところも、この本のいいところだと思います。

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2023年10月31日

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普通の女の子がアイドルとして徐々に売れていく中で湧き上がる気持ちが書かれていて、率直な彼女たちの気持ちが垣間見れたような気がした。
自分の叶えたかった夢と、身近な大切な人。。
売れていけばいくほど関わる大人たちが増えて、自分で決められることも減っていって、行動の責任も大きくなって、グループ内でも大事にしたいことの基準の差が出てくる。
画面では笑顔のアイドルたちの、決して表には出てこない気持ちが見れたようでした。

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2023年05月21日

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鳥肌が立った。涙が滲んだ。読んでいて自然とそうなっていた凄絶なラストだった。
これは、私が女性アイドルのファンを長らくやっており、一ファンとして長年胸の内に溜まっていた靄がこの小説によってようやく取り払われたからだと思う。

この十年ほどで女性アイドルを取り巻く環境やその秩序は大きく変わったと肌で感じるが、その変化の解像度がとても高く、描写も素晴らしかった。アイドルオタクとしてこの小説を読むと何かもやもやとしてしまうのではないかと読む前に躊躇していた自分に、早く読むべきだと伝えたい。

もちろんアイドルに詳しくない人でも存分に楽しめる一冊。この一冊から私が個人的に自分の中で覚えておきたいと思った二節をここに記しておく。

「人の不幸を見たい人は、不幸を見たいと声を上げる。碧の演技を「棒」と呼び、その証拠を集めてそこら中にばらまこうとする。だけど、人の幸せを見たい人は、この試合を見守る自分たちのように、きっと、ぐっと口をつぐんで、ぎゅっと拳を握りしめて、その姿を見守ってくれている。だから、人の不幸を見たい人のほうが、まるで多くいるように感じてしまう。自分の選択が間違っていたのではないかと、すぐに不安になってしまう。」

「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」「何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ」

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2023年04月03日

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アイドルファンではないしアイドルの気持ちなんて考えたこともなかったけど女の子たちの選択の物語でひたすら胸が熱くなった。
正しい選択なんてない、あるのは正しかった選択だけ。という言葉に私も背中を押された。
アイドルを取り巻く色んな社会時事に触れてて、ただの女の子たちの物語になってないところが本当に感服
なんでこんな繊細な乙女心が朝井リョウには分かるの…?

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2023年02月11日

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 モーニングオタの私は絶対に読まねばと思っていた本書。さらに解説がつんく♂なら読まずにはいられない。j=jの推しはドラマを演じた5人の中にはいないが、それぞれ鮮明にイメージできて読みやすかった。
 アイドルはファンに生涯を捧げる以外で幸せになることを許されず、心ない誹謗中傷を受けてもスルーしなければいけない。日本人の底意地の悪さと余裕の無さ、心の狭さがアイドルや芸能人を苦しめていると思う。つい最近のアイドルの炎上も異様で見ていられない。愛子のるりかへの言葉とダンスの先生の言葉に納得し、推しを1人の人間として正しく応援したいと思った。

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2022年12月16日

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ネタバレ

アイドルに憧れたのは、ある一人の「普通の女の子」だった。アイドルとして生きる彼女は何を選び、何を選ばないのか。
選択肢であふれた世界でいま、あなたは何を選んでいますか?

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やっぱり朝井リョウさんの小説はおもしろいいい

「選択」というのがこの小説のひとつのテーマだと思うけど、それ以外にもアイドルという特殊な職業に対する世間からの視線とか、高校生の女の子が幼馴染に惹かれていく様子とか、様々な要素が盛り込まれていている。ひとつの小説でいくつも味わいがあるのがすごい。

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2024年03月20日

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歌って踊れるアイドルは、歌って踊る以外の要素も求められて、かつその枠からはみ出す子は叩かれたりもする。。というなかなか不条理な職業。
とはいえその傾向が極端なだけで、その他の職業も少なからず同じ現象はある気がする。出る杭は打たれる、ということかなぁと。
世の中は今の世の中の基準で人を判断して、出る杭になるのを許さない、のに、その世の中自体も少しずつ変化していく。だから、過去許されなかったことが許されるようになる(逆も然り)という現象が起こる。
他人の目を気にするよりも、自分の今の信念を突き通した方が結局自分自身が納得できるのだと思う。主人公はそういう選択が出来る人だった。
最後、その選択は幸せなものだったのだろうと思える描写がある、けど、歌って踊りたいという気持ちが強い主人公の願いが全て叶えられたかというと、それは違うんだろうな。。

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2023年10月30日

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歌って踊ることが大好きな愛子を、読者は保育園のころから知っているので、アイドルグループのメンバーとなった愛子にも親しみや応援の気持ちしかない。
でもほとんどの場合、わたしたちが知るアイドルというのは「アイドル」としての姿しか知らないので、些細なことで炎上するし、恋愛御法度といわれるし、その年代にしては大きすぎる制約の中で生きているのだと思う。
それこそがアイドルだともいえるかもしれないけれど、この作品の中では、アイドルの「普通の少女感」が常に描かれているので、彼女たちの葛藤をまざまざとみせつけられることになる。
愛子は強かったなぁと思う。正しい選択をする、のではなくて、自分が選んだことが正しいのだと、その若さで気づいて実践できたこと。
結果、不遇な目にもあったかもしれないけれど、最終的には武道館の舞台にも立てたこと。
作品のところどころに、イベンターや印刷会社など、他者の目線が入るのもいいアクセントになって面白かった。

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2023年10月09日

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ネタバレ

ファンの期待に一生懸命に応え自分の理想とするアイドル像を再現するるりかちゃんと、今まで過ごしてきた 自分 と アイドルの自分 との違いに悩み自分を突き通す選択をした愛子ちゃん。2人ともファンを大切に思いアイドルという職業を楽しんでいたように感じたが2人はどこが違ったのか。るりかちゃんも歳を重ねて恋をしたら 自分 と アイドルの自分 どちらを選ぶのか(その頃にはアイドルと恋愛が両立できるようになっているかもしれない…!)。

みんな選択をしながら生きている。作中では選択に正解があるかないか話していたが、人生の中で二択があったとして、どちらか一方の選択の答えしか私たちは知ることができないのだから、選択先が正解か不正解かは愚問だと思った。その選択が行き着く先は死ぬまでない。選択に正誤を求めるから苦しくなる。選択をした先で幸せになるか不幸になるかは全て自分次第だと思う。

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2023年08月14日

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ネタバレ

私が男性アイドルオタクです。
女性アイドル特有の部分もありますが、アイドルオタクなので、ファン同士のSNSでの感想の言い合いや、自分がみたい推しの姿以外は拒絶する傾向などは、すごくこの本でファンってそんな一面もあるよねーと思います。
物語の結末みたいな、アイドルだって恋愛するし、自由な選択ができる世の中になってほしいです。。。
ガチ恋勢はしんどいかもしれないけど、そこはエンタメとして区別できるように社会が成熟するといいな。。。

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2023年07月18日

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やっぱりこの人の本は読みやすい!けど、会話とか行動が妙にリアルで心がぞわっとする時がある。

アイドルはファンより幸せになってはいけない、アイドルを卒業したら不幸になってほしいと思われてるみたいなとこ、妙に納得したなぁ。あとは、最後まで愛子が世間からどんなアイドルと見られているのかを描写しないところに作者らしさを感じた。

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2023年07月14日

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架空のアイドルグループが夢である武道館を目指す物語。単なる青春物語ではなく、"アイドル"を題材に、人が幸せに生きるとは、どういうことかを問いかける。物語を書く契機となったドリーム モーニング娘『シャイニング バタフライ』を聴いたら結末の解像度がより上がりました。

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2023年06月10日

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夢に満ち溢れていると思われがちな女性アイドルたちの残酷さが表現されていて、すごく現実味のある作品だった。

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2023年04月24日

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何が正しい選択なのかは分からない。
それを正しかった選択にする。

だから私は自分のしたいことをやる。

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2023年04月20日

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ネタバレ

どちらの言い分も共感できた。自分がとった言動を正しかった選択にしていくしかないんだな。
ファンはファン以上の役割を自負し始める。ってその通りで気持ちが悪いなと思ってしまう。

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2023年04月09日

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ネタバレ

アイドルという特殊な職業ゆえに生まれる悩みを綴った作品。自分がやりたいこととアイドルとしてあるべき姿が必ずしも一致しない中でどちらを選択するのかであったり、不特定多数の相手から浴びせられる様々な言葉の受け止め方であったり、一般人には考えつかないがなぜか現実味を帯びていることが多く、考えさせられた。誰もがネットを通して有名になり得る時代なので、誰にでも起こり得る苦悩だと考えると恐ろしい。
ただ、そのときはすごく叩かれるような選択も、「正しかった選択」にするという姿勢は勇気もくれる。

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2022年10月19日

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自分もアイドルファンとして、アイドルのオモテのきれいな部分にしか目を向けないこともあるし、勝手に理想像押しつけてるのも否めない。
そのくせ、YouTubeとかメイキング映像をみるほどにアイドルの素を知った気になって、アイドルにはファンの期待を満たすより人として幸せでいてほしいなと願ったりもする。
手に好きになったり勝手に失望したり、味方でありアンチ。ファンって本当に勝手だなと思った。

結局何を信じて応援するかをファンは各々選択してるということを忘れてはいけないな。
書かれてることすごくリアルな感じがしてアイドルとファン心理の絶妙な暗黙のルールに切り込む朝井さんさすがだなと思った。読んでて苦しかった。

juice=juice出演で実写ドラマ化してたことは知ってたし、朝井さんに武道館って本があることも知ってたけど、不思議となぜか繋がってなかった。juice=juiceに投影して一気読みしてしまった。
 

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2022年10月16日

購入済み

今を切り取る

朝井リョウ先生の作品は「今」を切り取るのがとてもうまいと感じます。
この作品の中で特に共感したのが、「自分の中にいる複数の自分」です。
アイドルとしての自分、1人の女としての自分。どちらも同じ自分なのに、それが共立することを世間は認めてくれない。
価値観が多様化する現代、自分でさえ1つにまとまってくれない「今」の若者が描かれているのではと感じました。

朝井リョウ先生の作品が好きなのは、その今のところ答えが出ていない「今の問題」に答えの例を提示しているところ。
それが綺麗事でも理想論でも予定調和でもなくて、1人の人間の決断であること。

生きにくい現実を生きるヒントを与えてくれます。

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2018年07月18日

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YOASOBIのアイドルを彷彿とさせる話だった。輝き続けて偶像崇拝される存在であり続けなければいけないこと、キラキラした存在の中に垣間見える人間らしい姿に好感度を持つファンの存在があること、でもスキャンダルは許せないこと、、などなど、
ドルヲタの自分としては、アイドル目線の葛藤、ファンの葛藤、どちらも感じられる作品で面白かった。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

アイドルに求めるものは人それぞれだと思うが、時にファンがアイドルに求めるものが理不尽だと感じることがある。本作品は、こうした普段感じているモヤッとした部分に、アイドル目線で焦点が当てられており、面白かった。
大きな夢を叶えたいと行動することも、身近な幸せを大切にしたいと行動することも、どちらも素敵な選択肢だと思う。ファンとしては、応援するアイドルが自分の意思で決めた道を応援したいものだと思った。

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の感想は星3.6。
クライマックスが意外だった。あんなに目指してたものをそんなすぐに捨ててしまえるのかと。
あと何十年後の世界。こういうのはあるあるだと思うし確執とかは全部乗り越えてきたと思うので私は満足かな。
女子高生のふらふらした感じが表されていて良かったと思う。

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2024年02月25日

Posted by ブクログ

主人公は歌と踊りが好きでアイドルを目指す女子高生。
5人グループでデビューした仲間がいて、幼馴染の同級生がいて。
説明は難しいが著者の小説づくりと文章がうまく、物語にひきこまれる。

「でも、正しい選択って、この世にあるのかな?」
「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」
「何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ正しかった選択にしていくしかないんだよ」
女子高生のこんな言葉に、わが身をかえりみたりした。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

愛子の成長を見守る視点を与えられたことで、アイドルの恋愛に懐疑的な意見を持つ人も感情移入しやすい作りになっていて良かったです。 私は女性アイドルを応援しているので、熱愛報道が出たときのファンの反応などを想像して複雑な気持ちになりました。 「選択」することの重要さを説かれているので敢えて言うならば疑似恋愛で売ってる部分はあるので絶対にバレないでほしいという気持ちと、バレないのは無理だろうなという気持ちが一緒に成り立ってしまいます。 脱退を選択した2人も他のメンバーも幸せに生きてほしいですね…。

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

アイドルグループNEXT YOUを主人公にした
青春物語。アイドルとファン、恋愛、選択をうまく絡めて書かれてる。なかなか面白かった。

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2023年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直アイドル作品としての読み応えはそんなにないと思います。ありふれた脱退とありふれた炎上があって、順調に人気を上げていくアイドルの話。
ただ、アイドル像というか女の子像は男性の作者が書いたとは思えないほど、鮮明で濃く書かれていました。「売れて欲しいけど自分よりいい生活はしないで欲しい」とか「有名になって欲しいけど毎日ブログは更新して欲しい」とか。「CDに握手券をつけるのは音楽に対する冒涜だ」とか。確かにその価値観を決めるのは誰なんだろうと思いました。不思議でした。アイドルが女の子でいるための小説でした。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「あなたらしさ」ってなんだよ 誰が決めるんだよ

今更読んだけど、アイドルという存在について改めて考えさせられた。
私は佳林ちゃんが大好きだけど、私が好きな佳林ちゃんとは、果たして人間としての佳林ちゃんなのか。アイドルとしての佳林ちゃんなのか。そもそもアイドルとしての佳林ちゃんとはいったい何なのか。

武道館でのライブを目指す、駆け出しアイドル「NEXT YOU」。メンバーのひとりの愛子を主人公に物語は進む。

愛子のアイドルとしての活動の物語であり
愛子と大地の恋愛小説であり
「NEXT YOU」というアイドルグループの物語でもある

愛子の撮られ方はつるりんからしたらプロ意識が足りないの一言に過ぎないけど、物語を追ってく上で彼女は必要最低限気を付けていたし、碧と比べたら不可抗力に近いものがあったと思う。
だけど愛子は、自分の歌って踊る姿を不特定多数の誰かに見て欲しかったんじゃなくて、ごく僅かな大切な人(家族と大地)に見てもらえれば十分だったんだね。それに気付いたから、アイドルじゃなくて大地を選んだんだろう。
大地を選んだ愛子は、アイドルファンの私からしたら不誠実に見えた。でも愛子はアイドルである前に人間なんだよね。
アイドルファンからしたら全員がつるりんのような意識を持っていてほしいと望んでしまうけど、それが絶対的に正しい姿とも言い切れない。アイドルはロボットじゃなくて人間だから。人間であるアイドルを推してるはずなのに、なんで恋愛をするな、あれをするなこれをするなってロボットのようにあれこれ制限をかけて人間らしからぬ人間像を求めてしまうんだろう。

何故アイドルは恋愛しちゃダメなのか。何故恋人がいると知ると裏切られたような気持ちになるのか。何故恋愛してることをファンに知られたらアイドルを辞めなきゃいけないのか。恋愛をすることは性的でタブーなことなのか。

私自身、紗友希が脱退してとても悲しかったし、なぜ我慢できなかったの、と当時は悔しかった。でもどうして世間は(事務所は)、恋愛もアイドルも捨てないという選択肢を紗友希に許してあげられなかったのだろう、とこれを読んで改めて考えさせられた。しっくりくる答えはまだ見つからない。

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2023年04月01日

Posted by ブクログ

友人の紹介で本作を手に取りました。「女性アイドル」を題材とした本作。1人の少女がアイドル活動を行いながら、夢や恋愛などに想いを馳せていくというストーリー。

刊行された年を見ると2015年とあり、当時のことを少し調べてみると、傷害事件やスキャンダルといったことが起こり、アイドルが悪い意味で注目がされていた時代であり、すごくタイムリーだったのだなと思います。

その当時と比べると、アイドル卒業生が結婚したり、暴露系YouTuberの存在によりアイドルの偶像性が少し落ちただけでなく、YouTuberやインフルエンサーのようにいわゆる一般人でも人気者になれる時代になったので、アイドルというものの捉え方が少し変わったように思いました。

アイドルの恋愛全てが肯定されるべきとは思いませんが、貶すほどではないっていうところが本音ですかね…

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2022年11月06日

Posted by ブクログ

アイドルの話をベースにかかれた本。私も芸能人が好きだけども、確かにファンは自分の勝手な理想を望むのかも。でもアイドルも1人の個であり人生がある。ただしい選択は本当にどの時も変わるものだけどもそれが正解だったと信じて、失敗も経験も大事にしたいなぁと思いました。

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2022年10月18日

Posted by ブクログ

アイドルは夢を売る仕事をしてるんだけど、大前提としてひとりの人間であるということをヒシヒシと感じた。
アイドルとしてあるべき姿がある一方で、本当の自分はどうありたいのかと悩んで苦しんで、その中で人生の選択をしていく。
いつもキラキラしているアイドルたちのリアルを見ているようで、こんなの見ていいんだろうかと思ったり、でもその気持ち私にも分かるなと思ったり。
でもやっぱりリアルが見れてすごく面白かった。
その時悩んでいることって自分にとっては大きな問題なのに、人によって考え方が違ったり時代が違ったらそもそもどうでもよかったりして、今を生きる難しさや矛盾の中を生きる難しさが描かれていました。

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2021年11月18日

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