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Posted by ブクログ
朝のZIP 月曜パーソナリティの風間俊介のオススメの漫画。
文庫版で購入して現在6巻まで読破。
幻の大陸、アトランティスを探す考古学サスペンス。
難しいことはしっかり理解できませんでしたが、読んでいてワクワクしました。
アトランティスにつながるものを消して回る組織「山の老人」やアトランティスを探すライバルとの争いなど、アクションもあり、スリル満点。
続きの展開が気になります。
アトランティスに想いを馳せて全巻読破します。
良くも悪くも、そのまんま
本作の原作者は東周斎雅楽。
これはもちろんペンネームで、本名は長崎尚志。
そう、以前小学館の編集者として浦沢直樹とコンビを組み、「MASTERキートン 」等の作品に携わった人物。
そして本作は、長崎氏が小学館を退社した2001年7月の半年ほど後に「ビッグコミックオリジナル(小学館)」で連載が始まっている。
この頃は、「MASTERキートン」の原作者の扱いを巡って後に様々な憶測が為されている時期。
ただし、色々検証されてはいるが、何が真実なのかは明確ではない。
とにかく、そんな時期に連載の始まった本作は、もうまんま「MASTERキートン」。
ファンならすぐわかると思うが、各話の入り方や構図、雰囲気、キャラクターの役割までソックリと言える。
あくまでも個人的な推測ではあるが、「MASTERキートンは自分が実質的な原作者だ」とアピールするかのような類似性を感じる。
うがった見方をすれば、この「東周斎雅楽」という名も「勝鹿北星」と共通点があるようで、当てつけというか対抗の為?という気もしてくる。
という事で、本作は「MASTERキートン」ファンなら何の違和感もなく入り込める作品だと思う。
話の展開も興味深く、作品としては非常に完成度が高く、面白い。
ただ、あまりにも「MASTERキートン」に寄せ過ぎているのが逆に違和感であり、「なぜ別キャラで?」と思わざるを得ない。
そこにおそらく原作者問題が絡んでいるんだろうけど、ちょっとドロドロした現事実を垣間見させられるようで、あまり気分は良くない。
本来なら、「MASTERキートン外伝」あたりとして本作を読みたかったところ。
その分、星1つ減点としました。