【感想・ネタバレ】ヒポクラテスの誓いのレビュー

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Posted by ブクログ

法医学もの好きなので、とても面白く読みました。古手川刑事の登場で、七里ワールドが広がります。
岬洋介、犬養隼人、御子柴礼司、に継いで、栂野真琴先生、大好きになりました。
ここまで、七里ワールドの繋がりを楽しみたく、ほぼ創刊順に読んでいますが…、シリーズ別に読み進めた方がいいのか迷います。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

正義はひとつでは無い。
もしかして正義なんてないかもしれません。
あるとすれば個人個人の中にあるだけ。
だから人はぶつかる。
光崎教授にあるのは覚悟と信念かなと思っています。
一緒に仕事はできない気がしますが、覚悟と信念を持っている人は尊敬してしまいます。

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2024年04月14日

匿名

購入済み

すごく面白かったです。
医療の知識がないので難しいかと思いましたが、わかりやすく学べました。
登場人物も皆癖が強いですが、好きになる人物ばかりで楽しかったです。

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2024年03月25日

Posted by ブクログ

SNSで沢山見かけていて気になっていた作家さん
メチャ好み 法医学で真実を解明する取扱い注意の教授、死体好きの外人准教授に、主人公のヘタレ研修医
TVドラマ化されているのが納得のドラマ向き連作短編集で、1話完結だが次第に主人公が成長していったり、複数話に跨る伏線を最後に回収するやり口は、読んでいて楽しいし展開が早いので読みやすい
小説が得意でない人でも、ドラマ好きなら楽しめると思います。

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2023年12月05日

Posted by ブクログ

法医学ミステリー。
登場人物がみんな個性的で、会話を通し、どんどん話に引き込まれました。
研修医の真琴の成長する姿に、医師としての倫理観の厳しさを感じました。そうか、それが『ヒポクラテスの誓い』かぁ
解剖のシーンでは遺体の色味や臭いがリアルに迫ってきました。当たり前だけど、ドラマで見るようなキレイなものではない事に改めて気づかされました。凄い仕事だ。
原因究明のために解剖するとき、そこには家族や加害者の思いがあり、亡くなった人の『声』がある。解剖の重要性はとても分かります。しかし、解剖を強く嫌がる家族にもまた共感してしまいます。
強い信念が人を動かし、5つの短編が一つの真実を明かす。
続編もぜひ、読みたいと思います。

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2023年10月26日

Posted by ブクログ

法医学教室に来た研修医が主人公。死生観や解剖制度の問題にも踏み込んでいて興味深かった。別作品のカエル男で出てきたメンバーが主要人物として登場しており、より楽しめました。

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2023年10月25日

Posted by ブクログ

法医学教室の研修医が主人公。内科志望なのにと戸惑う主人公を迎えるのは、無愛想な教授と米国人の准教授。日本での死体解剖が少ない背景、解剖の意義、日米での解剖に対する考え方の違いなども書かれている。最近、父が睡眠中に死亡し、年齢以外に思い当たる病気もなかったことから解剖を希望するかと聞かれた時に、正確な死亡原因を知ってどうなるわけでもなし、解剖までは必要ないと答えたのだが、この本を読んで、もしかしたら解剖すべきだったのかもしれないと迷っている。(今更、間に合わないけど。)

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2023年10月16日

Posted by ブクログ

軽くすいすいと読める

キャラもたっていて、映像化できそうな感じ
古典的な仕事はできるが無愛想で破天荒な上司って感じだけど、ストーリーは面白い

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2024年05月11日

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中山七里先生の凄さを毎回思い知らされる。
知識もさることながら、各作品の登場人物が連動しているのに矛盾がなく毎回スポットのあたる人物が変わっているのが面白いです!

今回は光崎先生率いる法医学のお話。医学系と聞いて難しくて読みにくいのかな?と想像しましたが、素人にも面白く読めるように落とし込んでいるのがやっぱり天才的。各分野の知識が本当に広すぎる。
主人公が研修医で成長していく立場なのが読者に共感を得やすい部分なのかなぁとも思いました。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

先に憂鬱を読んでしまった。
でも、やはり人物の魅力も、それぞれの短編の面白さも、解剖の描写も好みだった。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

長編ではあるけれど、連作短編のようでもあり、とても読みやすい作品。中山七里の小説はいくつか読んだけれど どれも読みやすいし 深みもあるような気がする。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

医学物の小説やドラマを好んで読むことが多いが、医療の現場はただ治せばいいというものではなく、病院内での人間関係や警察も関わってくる大変さがあるのだなと思う。

法医学者は内科、外科、小児科などとは違い、全ての可能性を視なくてはならないオールマイティーなポジションではないだろうかと思う。

話を通して真琴の法医学に対する考え方が変わると同時に、身近な人の死を解剖するという辛い体験もする中で徐々に人としての成長も感じられたのが良かった。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

出だしからキャッチーで
あっという間に引き込まれた!

そんな物語の舞台は法医学…
つまり扱うのは死体
グロいはずなのにスラスラ読める不思議

ミステリーだけれど
小難しいトリックが展開されることは全くなし
本当の死因、真実を解剖によって突き止めていく

テンポも抜群で
中弛みせずに一気に読み進められる

何よりキャラクターがキレッキレ!
いまどきの小説で?と驚くくらい
天上天下唯我独尊な光崎教授と
カタコトの毒舌を撒き散らす
外国人のキャシー准教授、
この2人だけでもう面白い

ミステリーの種類?としては新しく感じるのに
キャラクターはなんだか懐かしく感じる
このちぐはぐさが魅力で次作が楽しみ!

今作で何度も出てくる
「生きている人間は噓を吐くが、死体は真実しか語らん」
は印象深かったなぁ

でもなんと言っても
「あなた、死体はお好き?」
という冒頭のキャシー先生のセリフが一番!
面白い小説は1行目から面白い♪

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

読みやすく、おもしろかった。

生者と死者、どちらも患者。
医者ならばどうであっても助ける。

死者を助ける?
事件を解決してくヒントを得る的な感じでしょう?と思ってたけど、ちゃんと助けられてたように思う。死者の声にならない声を聞いていた。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

解剖を行う法医学教室が舞台。光崎先生のキャラが強すぎて、周りとの摩擦にハラハラしてしまった。振り回される人たちが大変そう…。
死因を究明するという大義名分の他に、解剖をするのにかかるお金の話も出てきて興味深かった。
続きもあるみたいだから読もう。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

中山先生の別作品で登場した人物があちらこちらに登場する演出が憎い。
それぞれの登場人物が個性的で魅力的で、かつ短編ごとの事件がどれも興味深い謎に包まれている。
相変わらず安定の面白さ。

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2023年11月25日

Posted by ブクログ

☆未読の人は参考にしてください!

このシリーズでは、時々『大量殺人鬼カエル男』などのものと思われる回想(?)などが出てくるので他の中山七里作品を読んだ後の方がより楽しめると思います。

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒポクラテスシリーズ第一弾。
基本的には繋がっていない短編のような話がどんどん続いていく。
、、、けど最終的にはどーんと繋がってくるから面白い。
誰がどう見ても死因が明らかな死に方でも
実は裏を返したら全然別の結果が隠れているかもしれない。
生きている人は嘘をつくし、自分の思うように
ことを操作しようとするけれど
死人は嘘をつかない。
光崎教授の態度は部下だったら心が折れまくるだろうけど
仕事に対する、ご遺体に対する真摯な向き合い方がかっこいい。

自分が信じていた、きっと尊敬していた?人に裏切られるのってつらいよね。
マコト先生が可哀想ー。

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2023年11月21日

Posted by ブクログ

解剖で真実を明らかにする法医学ミステリー。キャシーと真琴のコンビがよかった。最初の解剖のシーンはちょっと無理かなと思ったけど、さすが中山七里さんの作品、一気読みでした!

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

法医学関係のテレビドラマを見ているかのようにスラスラと読めて、気がついたら読み終わっていました。表には出てこない謎を解き明かす、という点では確かにミステリー。

医療に関するストーリーを書くには専門知識が必要ですね。中山七里さんはどうやってこれだけの作品を作り上げるだけの知識を身につけたのだろう?分からない病名や様々な症状に対処する薬品の名前がどんどん出てきます。ただ、分からなくても読む障害にはならない。私のように医療に疎いものでもストーリーに真実味が宿ります。

熟練を極めた解剖医が神技のようなメス捌きで真実(本当の死因)を究明していく。その様子を描く中山さんの「筆捌き」によって、死体と向き合う恐れ、暗さのようなものをほとんど感じさせません。むしろスッキリとした気分にさせてくれました。ストーリー自体はシンプル。

伏線として様々な死因の影に隠れている真の問題を解き明かしながら、最後に回収していく。少し強引さは感じましたが、最近読んだ医療ミステリーの中では(私の中では)秀逸でした。

この作品はシリーズになっているらしいですね。他の作品にも挑戦します。

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

『君は死体が好きか?』
新米研修医 栂野真琴は、准教授キャシーに質問される。
この質問が、『ニンゲンはウソをつくが、死体はウソをつかない。』
ということにつながっていく。
献体でホルマリン漬けの死体解剖と
法医学としての死体解剖は まったく違う。
法医学教室のボス 光崎藤次郎教授は、
アメリカでは 有名な教授であり、キャシーはあこがれて、
はるばる 日本にやって来たのだ。

真琴は、突然の質問に 窮して答えることができない。
それでも、解剖する死体に向き合うことで、徐々に
光崎の言うことが 理解して 感化されていくのである。

①河原で 低温に当たり 死んだオトコ。
喉に サイネリアの花粉を見つけることに。
②6歳の女の子が 電話して 解剖してと頼まれる。
交通事故の原因とは。
③モーターボートのレースの最中における衝突事故死。
④真琴の同級生 裕子は マイコプラズマ感染症だった。
それが、転倒して 死んでしまった。
⑤病院で 腹膜炎で、死んだ10歳の少女。
その五つの死体は、共通した 原因があった。
それを 光崎が 明らかにすることで、一体何が原因なのかが
明らかにされる。
始めは 短編集だとおもったが つながりがあった。

海堂尊が AIについて かなり突っ込んでいたが、
ここでは、警察も病院も予算がないと言うところで、
さりげなく アピールしている。
この医療情報に関する知識は 並大抵ではない。

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

5話からなる連作短編集。

研修医の真琴を主人公に、法医学者で荒唐無稽な光崎教授。そして死体好きな准教授のキャシーを中心に話は進んで行く。

生者は嘘を吐くが、死者は嘘を吐かない。遺体を解剖することで明らかになる真実。解剖に至るまでのやり取りが、凄まじく印象的。それに絡む古手川刑事もいい味を出している。

中山七里先生は何の下調べも無しに、描いてしまうことには恐れいきました。一体どんな頭の中をしているのだろう。

そして、どの作品から読み始めればいいのか、頭の悩むところです。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公は内科医を目指す研修中の真琴。
教授の勧めで法医学教室で学ぶことに。
法医学の権威である光崎教授と解剖好きのキャシー准教授。キャラ設定がわかりやすい。
構成は5部になっており最後に共通する真相が、、、

病死、事故死として扱われるような事案を解剖による死者との会話で解き明かす。

主人公の心的変化も面白い。
続編もあるのでよんでみようと思います。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解剖のシーンが克明でグロい。胃が気持ち悪くなるような感触があった。
最初の事件はオチがあっけなく、解剖シーンのリアルさに対して肩すかしを食らったような気分になった。

読み進めていくと、良い所と悪い所が極端に出ている感じを受けた。悪い部分が大きいので4点にはならない感じ。

「母と娘」での論理と感情に関しては作者の感覚とは相容れない。
サイエンティストはサイコパスではない。個人の感情を介さないために「身内の手術をしない」のようなルールがあるはずで、すべてにおいて理性的であるのが理想と考えるのは間違っている。人間である以上どうにも出来ないことがあることを認め、その部分を注意深く取り除くのが正しいやり方。親友の解剖について感情的になることを責めるのでは無く、感情面を排除できないから関わら"せない"のが正常な判断。感情を排除させようとする教室の人間はサイコパス。こんな教育では、そりゃ育たないわ と思う。
また、「これはミステリーなのか?」と本作の分類に困るほど話の展開にひねりがない。始まってすぐに話のオチが見えてしまう。登場するキャラクターもすぐに死ぬことがわかるし、単調な感じがする。

最後の解説で作者の事が嫌いになったので、2点にしようかと思ったが、
最終話は面白かったと言える(ひねりはない)し、多少の違和感はあるにしても取材していないことを感じさせないすごさはあったので3点にした。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

法医学、総合病院の組織体制などかなり詳細に書かれていて、筆者は元医者だったかな〜と思って読んでいた。しかしあとがきを見ると、筆者は医療業界に従事していた経験はなく、現場の人たちへのインタビューも一切していないというのだからびっくり。
ミステリーとしてはちょっと物足りない感はある。
続編も併せて読むことを想定して、登場人物の紹介パート長めにとってミステリー要素をちょっと抑えてるのかな?

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

司法解剖はどこか遠い世界だと思っていたけど、お葬式や納棺なんかと連続した身近なイベントだと驚かされた。
しかも近年の科学捜査では大学病院に嘱託されることが主流となり、大学予算の逼迫が訴えられていて、それがメスを入れるかどうかの取捨選択にも葛藤が生じているさまが描かれていた。

──光崎にあるのは自信ではない。信念だ。

そんな現状で、反対を押し切ってでも執刀に踏み切るときに周囲からはなぜそんなに自信があるのかと問われる。
信念という言葉には思わずドキッとした。
似てるようで意味は違う。
自信は失敗で壊れるかもしれないけど、信念はそれを受け入れる力を持っているのかな。信念を語るには、まだまだ人生に対する真剣さが足りないと反省。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

あなたは死体が好き?

解剖医とは本当すごい仕事だと思う!
序盤はただただ解剖医という仕事をしている人は尊敬に値するなと感心する内容でした
壮絶な仕事内容、、

基本的には1話完結な感じで解剖で判明する新たな事実!って感じで事件を解決していく
ストーリーも分かりやすくてサクサク進みます

ただ解剖というメインテーマがあるので、新しく登場人物が出てくると「あ、この人死んじゃうんだろうな」とか考えてしまった

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2023年12月11日

Posted by ブクログ

解剖医のお話なので、なかなかグロテスク。初めの方は薄目状態で、うわーーって感じで読んだけれど、最後には綺麗に纏まってすっきり。

こういうお仕事をしてくれてる人がいるって本当に凄い事だと思う。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

こんな上司いたなー。
理不尽な要求ばかりしてきては出来ない理由を根掘り葉掘り聞いてくる…
ガンバレ真琴先生。

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2023年11月07日

Posted by ブクログ

1冊で真琴がしっかり成長して続きを読むのが楽しみになった。
法医学の話っていう時点で絶対に私好みなんだけど
直球過ぎる真琴にちょっと苦手かもって思って…
だけど内科医志望だったのを忘れてしまうほど後半では「解剖医」になっていて、不安は消えたよね

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2023年10月26日

Posted by ブクログ

光崎教授の法医学教室に研修医として来た真琴。
好きな古手川さんも出てきて、なんだか嬉しかった。
遺体は嘘をつかないから、真実を教えてくれるんだね。

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2023年10月24日

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