【感想・ネタバレ】アウェー脳を磨け! 一歩踏み出せば脳は目覚めるのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の考え方ががらりと変わった。もっと早く読んでいれば(もっと早く出ていれば)と思った。「読書力」の用例に書いてあった一つが自分にとって初めていかされた本でもある。自分の考えが不安で、しっかりしていないからと親に流されたけど俺は間違っていなかったんだ!どこの学校に行ったから就職先がどうこうってのは関係ないんだ!これからの時代は特に。真向に親に言い返せる自信をもらった。自分の中にあったもやもやとした考えが形になった感じ。茂木さんから力をもらった。何か肩の荷が軽くなったような、アウェーに飛び出していこうと思った。すごくフットワークが軽くなった!
何度も何度も困難に陥った時、くじけそうになった時お世話になりそうな本になりそうです。


本書に一貫して貫かれている主旨はアウェーに飛び出せということ。特にこれからの世界(グローバル化)においては現状のままのガラパゴス化している日本では取り残されてしまう。学歴や肩書が評価基準となっているままでは。そこから「グーグル時価総額」という基準で実質的価値を重きに置くことに日本人は移行していかなければならない。突然ホームが崩れ去った時、狭いホームで部分最適しかしていなかった人々は自分を成長させていないため困難に陥ってしまうからだ。


日本を出ると学歴も肩書も何の意味ももたらさない。ならなぜ高名な大学を目指すのか?それは施設、環境が整っているからだと自分の中で結論づけることにした。ただ、学歴の恩恵という過保護なフィルターに覆われたまま生きていくことはしない。それは非常に大きなリスクでもあるのだから。

坂本龍馬の座右の銘「世に生を得るは事を成すにあり」この気概を持つことが大事。今の日本ではこうすれば社会で認められる、成功するというホームの文脈を上手に適応できる人がエリートと呼ばれている。昨日鑑賞した映画ジーンワルツでも「体制の中から変えるのは時間がかかる」だのと言っていたが、それそのものである。

アウェーに飛び出すことは非常に不安で怖い苦痛である。ましてや今の日本の人々にとっては手厚く過保護されてきたのだからなおさら。でもアウェーに出ることで自分の限界を広げられる。そのアウェーを乗り越えた時に得られるものは大きい。逆にホームに居すわり続けることは成長の機会を失っていることに他ならない。

アウェーにいれば必ず苦痛(失敗)を強いられる。だからこそそういう時は思い切り失敗して傷ついた方がよい。その幅の分だけ成長の度合いは大きくなる。アウェーに臨む時の姿勢として一番望ましいのはリラックスしながら集中すること。居つく状態からフロー状態という理想の形に持っていくため(アウェーの緊張を乗り越える)には、アウェー戦をたくさん経験すること。失敗というのが何度もするうちにその刺激が弱まるように。

も一つ心に響いたのが直感で動け!2秒で決断しろ!ということ。世の中はぐ偶有性に満ちているのだから深く考えてもそんなすぐには結論は出ない。そして結果として失敗になったとしても反省時間に費やすのではなく、止まらず前へ前へ進め!決して立ち止まってはならない!

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2011年02月07日

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