【感想・ネタバレ】何が困るかってのレビュー

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Posted by ブクログ

何が困るかって、この本はジャンル分けできない(^ ^;
ショートショートと言うほど短くもないのかも、ですが、
十八編も入ってると「短編集」というには多いような(^ ^;

まず、間違いなく面白い一冊であることは間違いない。
ただ一作ごとにテーマもジャンルもテイストも違うので、
「一冊通しての感想」が語りにくい(^ ^;

共通しているのは「モヤモヤ感」か(^ ^;
スカッとした快刀乱麻の謎解き、みたいのは出てこず、
微妙な叙述トリックで「え、これって、もしや...」
みたいな印象のまま「ふつりと」終わる印象(^ ^;

あ、そうそう、全体を通して擬音も印象的。
擬音が豊富なのは日本語に特徴的なことだそうですが、
ぞくり、ざわり、ぶつり、ちょん、などなど、
随所に登場する擬音が独特の間を生み、
それが不安定なリズム感を呼び、読み手をざわつかせる。
また、短い文章の中で、的確な状況表現も助けている。

巻末の解説によると、「奇妙な味」という言葉が
ある一括りの小説群を指すために使われるそうで。
まさに「奇妙な味の一冊」と称するに相応しい本書。

モヤモヤ感がお好きな方には、ぜひお勧めです(^ ^

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2018年05月11日

Posted by ブクログ

これは割とキモい。そして意味不明なのも多くて。それがむしろ恐怖を煽る面もあってますますキモい。
鍵のかからない部屋なんてホラー感が最高だし、都市伝説も胸糞悪いこと限りなし。いや勝手にこの人の作品に期待していた?感じからのギャップがもう突き落とされるようでまさにギャップ萌えではなかろうか。
表題作みたいになにか裏があるのかなぁと勘ぐりたくなるような意味不明さのものもあるけど、適当に読んで勝手に妄想するのがいとをかし、てな。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

こっっっっっっっっっわいのが多かった。
特に怖かったのあれ、昔のやべーガキが更にヤベー大人になってるやつ。都市伝説のやつ。怖すぎてその怖さを誤魔化す為に「きょっっっっわ」って言いながら読んでた。きょっっっっっわ。
でも好き。振り幅すごいね作者。

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2022年01月17日

Posted by ブクログ

ぞわぞわしたり、くすっとしたり、どきどきする18編の短編集
1話が短いのでさくさく読めます。
自分の読解能力が低いので内容が?????な作品もありました。
毎日乗車しているバスの中、降車ボタンを誰が押すか、押した人が負け、だからみんなギリギリまで降車ボタンを押さない。タイトル「勝負」18編の中でニコニコしながら読めて一番面白かった。

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

毒のあるショートストーリー集。和菓子や引きこもり探偵シリーズじゃあまり出てこない毒がこのショートストーリーには満ちています。でも面白い。

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2019年01月17日

Posted by ブクログ

夜の光、大きな音が聞こえるか、から坂木さんの青春小説のファンになり手に取る。
短編小説だが意外だった、ゾッとする作品も多数あり「世にも奇妙な物語」だなと感じた。
おもしろかった、短編でここまで引き込まれる筆力と幅の広さに驚かされた。

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2018年11月20日

Posted by ブクログ

坂木司の何が困るかってを読みました。
不条理をテーマにした、短編集でした。

例えば、バスの降車ボタンを押すタイミングを競う「勝負」は降りるバス停のギリギリまで降車ボタンを押さずに我慢できるかを2人のバス利用者が競います。
バスに乗っていると同じような感覚を持つことがあり、面白く読みました。

まあ、中には何を表現したいのか理解できない短編もあったんですけどね。

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2018年09月26日

購入済み

ホントは…

いい人の実は腹黒い一面を見てしまった、そんな感じ。
「青空の卵」での出会いから、ほんわかミステリーの作家さんだと思ってたから。
でも、その裏切りが面白かった。
これもギャップ萌え、ですかね(笑)

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2018年02月04日

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「短劇」に続くショート集第2弾。
読むほどに歪み、ゾワッとさせるイヤミス系から、
さすが坂木司なほんわか系まで盛りだくさん。
最後の一文までどうなるかわからない!!
そのスリルが魅力的。
「勝負」「何が困るかって」「洗面台」がお気に入り。

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2018年01月23日

Posted by ブクログ

なんともレビューに困る本だ。全体的にはほんのりブラックで、後読感のイヤな作品が多い気がする。それでも1つ1つは短いので、余韻もそこそこにさくさく読める。どちらかと言うと明るい作品が多い印象の作者なので、意外な一面を見せて頂いた感じがします。

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2018年01月08日

Posted by ブクログ

めためたシュールというか闇が深い短編&ショートショート集。
アンからこっち来るとびっくり仰天するかも。
最期の行まで気が抜けない。

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2023年10月04日

Posted by ブクログ

ショートショートっぽい感じでサクッと読めました。
どんでん返しってほどではないですが、読んだ後…ん?となる感覚を味わえます。
ほっこり系からグロテスクな話、解説求む!な話まで、バラエティ豊かです。

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2023年05月20日

Posted by ブクログ

“奇妙な味”を楽しむために読んだけれど、ダークサイドの次元が違った。
平凡な日常に潜む「人の悪意」や「残酷さ」を引きずり出すショートショートが18篇。
この言い様のない恐ろしさは何だろう。
淡々と進むストーリーがひどく不気味でゾッとしてしまう。
よくこんな話思いつくなあ。

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2022年07月17日

Posted by ブクログ

坂木司のショートショート集
人の怖さを感じる話が多い
洗面所のあたりで「この後は楽しめな話が続くのかな?」と思ったけど、そうではなかった
う~ん、この手の話はちょっと苦手
短編集の「短劇」は前半がちょっと暗めの話で、後半は面白めという流れだったのでこれにも期待したのが間違いだったか
あっちだと「秘祭 青春なまはげ」なんかがツボだったんだけど、こっちはどれもこれもちょっとねぇ…

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2019年06月20日

Posted by ブクログ

短編集。
面白いのもそうでないのもあるが、お気に入りはあるばず。
そして私のお気に入りは、『勝負』
路線バスに普段乗る人なら、一度は感じた事があるはず。

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2018年09月14日

Posted by ブクログ

イヤミスって感じかな。一個一個が短いのでさくさく読める。
一番最後に、ホリデー・先生と僕・鶏小説・ともういっこなんだろ。番外編がついてて、それがわかるのが嬉しかった。

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2018年04月02日

Posted by ブクログ

ブラックユーモア的な面白さはあるけれど,個人的にはあまり好きではない話が多かったかもしれない。坂木司さんは,やっぱり長編の方が好み。

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2018年02月21日

Posted by ブクログ

なるほど…確かにこれまで味わったことのないような短編群ではあるね。

坂木さんがあちこちにいて、いろんな人の心と同化して、その人の日々に寄り添わなくては書けないような。

いや、少し違うか。

寄り添うのではなく、あくまで見えない第三者。
なのにどの作品も、どこかであったかさが滲んでる。

毒のある話も破滅的な結末も救われぬ狂気も。

坂木さんらしくて、ほのかにあったかい。

巻末までたっぷりゆっくり楽しんで
私は最後のお話の妻が、特に好きです。

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2018年02月18日

Posted by ブクログ

面白いけど内容は暗いし、不愉快なのでこの評価です!笑

一作一作は短いからすぐ読めるんだけど、とにかくパンチがあって不快感がすごい~

特に嫌いなのはカフェの話ね。死ねってみんな簡単に言い過ぎ!
ゾワっときたのは悪魔な小学生の話
悪意がない人が一番こわいんだな~

あとジビエ料理は展開は読めたけどやっぱオチが秀逸で気持ち悪い!!
褒め言葉です。

2018.02.04

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2018年02月05日

Posted by ブクログ

全体的に不愉快‥著者の本は『和菓子のアン』しか読んだ事がなく、それがやたらとハートウォーミングだったので、帯に書かれた「こわい」をみても、まあまあまあ(笑)みたいに思ってたのに。読んだらほんと不愉快。すごくいいです。
そんななかで、『洗面台』と『リーフ』はちょっとウルっとしました。

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2018年01月21日

Posted by ブクログ

ちょっと嫌な気分になる話が多い短編集。
それでも、元々は「生活の謎」作品や、ハートウォーミングな話をよく書いている作家なので、ほっこりする話も。坂木司という作家の幅広さを感じる。
1つ1つが短いのでとても読みやすいので簡単に読むにはいい短編集だ。

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2018年01月19日

Posted by ブクログ

坂木司のするっと読める文章が好きで一通り読んでいましたが、今回は今までとはガラッと趣向が変わった作品。
優しくてほっこりした作風から一変し、もやっとするようなどこか心をざわつかせるような仄暗い印象を受けました。
今までのお話を見てきた人には戸惑いを受けるでしょうが、文章の感じは間違いなく坂木司。この人こんなお話も書けるんだ…と少し驚きました。
まさに裏の顔を見てしまったようなそんな気分です。

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2018年01月05日

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