感情タグBEST3
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私が見つけた自分の「そう、それ」。
人の話には往々にして嘘がある。その嘘は相手を欺きたいものではなく、自分のプライバシーを守るため。そう言う嘘は聞き手の直感でしか察知できない。直感に根拠はないが、聞き手の人生経験から感じる何かは、データや証拠を盲信するよりよっぽど信憑性が高い。だから直感力は普段から磨いておくことが大切。
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「流行ってどうやって起きてんのかなぁ」と突如疑問に思い見つけた『それ、なんで流行ってるの?』(原田曜平)。
いろんなお店の人が、お客に来てもらうために【インスタ映え】するアイテムを作り出したり、
流行語のように「そう、それ!」といろんな人に思われる言葉を作り出したり、
自身の商品を日本だけでなく、文化の異なる諸国に対して販売したら「そう、それ!」という反応が返ってきて流行ったりと…
やり方は様々。
しかしヒットまで持っていくために必要なものを、
この本の中では【インサイト探し】つまり、【「そう、それ!」探し】という事が書かれていて、
「じゃあそれはどうやんの?」と気になり読んでいくと…
【地道な調査】なんだそうです。
そしてその調査では、既にある仮説を是とし、それを定量的に検証するための調査である「仮説検証型調査」より、
先入観のないフラットな状態から仮説を一から作る「仮説発掘型調査」が深いインサイトを発見する、遠回りなようで最短の方法とのこと。
【効率的な方法よりも、全くの暗闇での手探り方法】。
こういうのってすごく大変そうだけど、
同時にカッコイイとも思う。
「何かを成し遂げようとする静かな熱」というのか何というのか…
とりあえずカッコいい。
こんな人達が流行の根っこの部分にいるんだなー。
だんだん、ダークサイド側・真似しちゃいけないインサイト探しのプロ『笑ゥせぇるすまん』(藤子不二雄A)が気になってきたので…
今度読んでみようかなと思っておりますゲヘヘ。
Posted by ブクログ
ヒット商品は、多くの人が「そう、それ!」と思うものである。自分では気づいていないが奥底に潜む欲望を叶えさせてくれるものがヒット商品となる。高い技術力は、消費者ニーズに合致してこそ意味がある。星5にしない理由は、インサイトのみつけかたや練習法があいまいであるため。
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今の自分にサイコーにちょうどよかった。マーケティングスキルをまず学び直したかったし、仕事で扱うブランドの行く末を思い描くのにもいい助けになった。
・ビールの苦味が苦手な若者がオクトーバーフェスに来るのはシンプルに映えるため
・インサイトを突いている商品は皆「実は…」と他言したくなるようなストーリー性を秘めている
・日本は単一民族のため、世界でも類を見ないハイコンテクスト社会(=文化背景が社会的慣習が似通っている)であり、流行語大賞やお笑いといったカルチャーが成立する
・インタビュー時に必要なことは、何を言っているかではなく何故そう言っているかに着目すること。インサイトのあぶり出しに寄与する
4年前に発刊されたものであることから尚のことですが、改めて「自分は若者ではない」と勘当された気分である。紹介された若者カルチャーに賛同できる部分がシャネルロゴの重なってる部分ぐらいしかない。なんならアウディロゴの真ん中に2個ある丸みたいな、若者とおっさんに両足突っ込んでるって方が正しいかもしれない。卑怯なコウモリって寓話を思い出す。
あと巻末にあった成功したプロモーションはどれも因数分解できるというくだり、私が知りたいのはその逆で、失敗したプロモーションを因数分解して欲しかったな。何にしても上手くいった事実を語るときって脚色しまくってどうにでも成型できるじゃん。その裏にあったリアルをすっごい読んでみたい。例えば、資生堂のTSUBAKIに費やしたあの莫大な広告費はどこに消えたのか、とかね。社名を冠したブランドが外資ファンドの手中に入るまでの経緯とか、書ける人いないのかな。営業畑一筋30代半ば、マーケ志望の中堅社員のインサイト、ガンガン突いて欲しいナ(照)
Posted by ブクログ
マーケティング関連の初学者が軽く読むにはいい本だと思います。内容が薄いといった意見も散見されますが、インサイトに絞って記述されてるので特に違和感はありませんでした。むしろ私のようにマーケティングについてあまり詳しくない初学者には平易だと感じました。
これから読まれる方にはその点に留意されて手に取られる方が良いと思います。
Posted by ブクログ
「ヒットしたものはすべて因数分解できる」博報堂の若者研究をしているマーケター、原田曜平さんの著書。何がそれを「そう、それ!」と言わせたのか。若者にやや偏っていますが、実例を含めた新しい発見のある内容でした。
Posted by ブクログ
インサイトについてわかりやすく書かれていた。多くの人が言語化できてない、そうそれというものを短い言葉で表すと納得して拡げたくなる。消費者ニーズを汲み取り、自分ごとかさせる訴求をすることが大切。ヒットしているものに対してなぜ売れたのか因数分解し、インサイトを見つける癖をつけていきたい。
Posted by ブクログ
前半の事例はあっさりしていて、
もう少し掘り下げて欲しいなぁと思うところも。
後半のインタビューの極意部分がおもしろかった!
今後の取材に活かしたい。
〜メモ〜
定量調査=数値で集計できるもの
定性調査=調査対象者の発言や行動を収集するもの
グループインタビュー
デプスインタビュー=対象者一対一で行うインタビュー
参与観察=被観察者の行動を観察するもの
20代男性の8割は化粧水を使っているが、そのうちの9割が母親からの勧め
ビーンボール法
あえてKYな発言をぶつけて相手の本音をあぶり出す
ラポール形成法
信頼感を築くため本題と離れても様々な種類の質問を投げかける。
それでも心が開けないうちは自分の話をする。
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博報堂の人が書いた本。
マーケの本はあまり読まない僕にも柔らかい言葉で、マーケティングの手法、消費者心理を構造化して説明してくれる。とてもサクサクで読みやすい、たまにジョークも飛ばす。これを書いた方はめちゃめちゃモテそうだな、と思った。
気持ちよくわかった気にさせてくれるので、これを手に取りながら日常の自分の実体験と絡めて読むともっと深く読み込めるのかも。
ビジネス本初心者におすすめ
Posted by ブクログ
広告作りとは、インサイトを表現化すること。インサイトとは、消費者の心のツボ、消費者の潜在ニーズのことをいい、顕在化していれば、思わず口をついて出る「そう、それ」。「そう、それ」をいかに喚起するかが本書のキーワード。インサイトを導き出すのがマーケティングの仕事であり、表現するのがクリエイティブの仕事。表面的でトレンディ―なキーワードだけではもはや若者は騙されなくなっている。本物のインサイトをつくことが肝要。インサイトをついている商品は皆、魅力的な「実は」を持っている。表現の面白さや突飛さのみを求める今の風潮。あらためて公告のあり方を改めて考え直させられた。