【感想・ネタバレ】お金2.0 新しい経済のルールと生き方のレビュー

お金の価値が変わる!2018年に読むべき1冊!
著者の佐藤航陽氏は時間を売買できるサービス「タイムバンク」を運営する株式会社メタップスの創業者。お金に苦労した少年時代の経験から、お金について自身がこれまでの人生で感じてきたすべてが語られている本作。
人間の仕事の大半がAI(人工知能)に取って代わり、ベーシックインカムが実現した世界ではもはやお金のために働く必要がなく、金から国が発行する紙幣に価値が代わっていったように、お金が個人の内面的な価値(感動、共感、熱狂、信頼etc)に代わるだろうと予測している。動画配信サービスに投稿するアイドルへの投げ銭、ソーシャルゲームの課金、クラウドソーシング、仮想通貨…すでにその兆候が現れ始めている今、非常に納得できた1冊でした。

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▪️読むきっかけ
お勧めされた。

▪️筆者「佐藤航陽」とは?
福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年に
株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。
2011年にアプリ収益化支援事業を開始。
世界8拠点に事業を拡大。
2013年より決済サービスを立ち上げる。
2015年に東証マザーズに上場。
累計100億円以上の資金調達を実施し、
年商100億円以上のグローバル企業に成長させる。
フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、
AERA「日本を突破する100人」、
30歳未満のアジアを代表する30人
「30 Under 30 Asia」などに選出。
2017年には時間を売買する「タイムバンク」の
サービスの立ち上げに従事。宇宙産業への投資を
目的とした株式会社スペースデータの代表も兼務。

▪️この本について
「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは 何か。2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うの で「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった 特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。

テクノロジーによって変わる
これからの経済をつかむ必読書。

▪️要約(印象に残った部分)
P.220
▪️今の日本の現状
・少子高齢化と人口減少で経済縮小
・ものやサービスは飽和状態
・古くからある企業が強いまま
→20.30代が競争していくのは相当「分が悪い」

しかし!
人間の内面的な価値に関しては、現在の
資本主義の枠組みでは上の世代が認識しにくく、
このには大きなチャンスが存在している。

P.229
▪️この先高める必要のある個人の価値
①スキル・経験のような実用性としての価値
②共感や好意のような内面的な価値
③信頼・人脈のような繋がりとしての社会的な価値

▪️感想
これからは個人の価値の有無によって、
お金無しに生きる事ができないこの経済社会では
生き方がかなり左右される時代なので、
日々自分の生き方について長い目で見つめるよう
意識し、その生き方をする為の戦略を立てる事
(上記のような①②③)が大切な事だと学べた。

▪️聞いてみたい事
身の回りに個人の価値をしっかり見出して
生きている人はいるか?
その場合、その人の特徴について知りたい。

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2024年02月10日

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ネタバレ

劇的に変化する社会の中で、お金や経済の在り方も変わってくる。今まで自分に無かった視点をもたらしてくれた1冊。

キーワードは「価値主義」

以下からは、自分のリマインド用メモ

①「自然の構造に近いルールほど社会に普及しやすく、かけ離れた仕組みほど悲劇をうみやすい」
ex,マルクスの社会主義

②「分散化による経済システムそのものを作る存在の力(価値)の拡大」

◾︎経済は読み解く対象→創り上げていく対象
分散化したネット社会では手軽にサービス(経済システム)をつくれる→経済の民主化

③「自動化+分散化→自立分散」

·管理者がいない
·個々がバラバラに行動しているのに成りたつシステム ex,インターネット、ビットコイン

④「知識→コモディティ化、お金→コモディティ化」

◾︎活版印刷により知識の価値は薄れた。
◾︎将来的にお金もコモディティ化!?
→経済圏を作り運営するノウハウが重視
→ベーシックインカムが拍車をかけるかも

⑤「資本主義→価値主義」
◾︎資本主義が考える価値と世の中の人が考える価値に溝ができている
→資本主義は有用性としての価値(役に立つか)しか認識しておらず、内面的な価値(愛情、好意など実生活に役にはたたないが内面にポジティブな効果があるか)と社会的な価値(社会の持続性を高める活動かex,砂漠に木を植える)を無視している。

◾︎価値を媒介する唯一の手段である’お金’の独占が終わりつつある。
→価値を保存·交換·測定する手段はお金である必要はない!?
→価値をやりとりする手段の多様化により、人々が注力するポイントがお金という手段から価値に変わるのでは?

メイドインアビスの世界観

⑥新しい技術へのバイアス
◾︎脳は一度常識が出来上がってしまうと、新しく誕生した技術などをバイアスなしに見ることが難しい。
ex,年寄りが若者のスマホ使いすぎを心配

ミレニアル世代=1980年以降に生まれた世代
→終戦直後に生まれた世代で仕事·人生のモチベーションが大きく異なる

⑦内面的な価値に着目し好きな事に熱中せよ




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2023年07月01日

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お金の歴史から現在の経済とテクノロジーの関係を踏まえ、資本主義から価値主義に移り変わりつつある現代社会の中で自分の価値を高めるためにすべきこととは何か。

お金の勉強ができるうえに働き方を考え直せるいい本。

※出版から6年後の現在、確実に価値の重要性は上がってきている。ただ、まだまだ価値主義とは言えない現状だから今のうちに自分の価値を高めるべきではないかな。

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2023年04月30日

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とてつもなく面白い。
そしてわかりやすい。
そして情報量も凄まじく、ずっと考えさせ続けられるからまだ処理し切れていない。

また上手くまとめれてたら載せるかもしれないが、本当に誰もが一回読んで欲しいと思った。

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2023年02月02日

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人間社会は
①経済、②感情、③社会
の3つのベクトルが引っ張っている。

経済によって社会は発展し、感情によって大小の共同体がつながり、テクノロジーによって社会は進化してきた。

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2022年08月23日

購入済み

これから先の社会に希望がもてた

世界的に先進国の若者は保守的になっていると言われる。かつてほど社会に変革を求めることもなく現状に満足していてそれを変えていこうという情熱を持ち合わせていないと。ただそれは違うのかもしれない。事態はもっと深刻で、生まれた頃から物に溢れ、衣食住に満たされていて、それ故に物欲がかつての人より湧かない彼らは何を欲して生きていけば良いのかわからないのだ。車やテレビや冷蔵庫が欲しくて働く時代は終わってしまったのだ。そんな若者がこれから先何を軸にして生きていけば良いのか、社会はどのように変わるのか、それを示してくれたのが本書だ。

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2022年08月08日

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ネタバレ

この本の著者は抽象化能力に長けている方で、現在の経済や社会をうまくまとめているな、と感じました。
内容をまとめると、
【発展する経済システム】
報酬が明確(欲を満たせるもの)
時間で変化
運と実力の両方の要素がある
秩序の明確化(偏差値や価格のような数値、身分や肩書きのような分類)
参加者の交流する場がある
【持続する経済システム】
寿命を考慮に入れる(飽きられたとき用に他のサービスを用意)
参加者が同じ思想や価値観を持つ
自然の構造に近いルールである
【テクノロジー】
テクノロジーの変化は流れで見る
個人が経済を作れるように、選べるように(ビットコインなど)
脳は常識ができあがると、新しい技術をバイアスなしに見るのが難しい
【価値】
お金から価値を中心にした世界になる
価値は有用性、社会的(社会の持続を高めるもの)、内面的(愛、共感、信頼など)
人間の内面的な価値は上の世代が認識しづらく、チャンスがある
熱意をもって取り組めることが活躍につながる
→一日中やっていても苦痛のないものを探す
【その他】
お金と感情は切り離す(お金は1つの現象として捉える)

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2022年05月09日

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お金に対する考え方と価値の在り方について考えが変わった。資本主義経済から価値経済へ移行の最中にあるのもこの本を読んで納得感がある。

以下、印象的な三文
・企業が定めた肩書きは、退職した場合はその価値は次の人に受け継がれ、その人の資産にはならない。仕事を通して独自のスキルや経験などを身につけていない限りは自分の「価値」にはなりません。
・あくまで重要なのは自分自身と向きあった上で、自分の情熱を発見し、自らの価値を大事に育てていくこと。
・お金がうまく扱えず困っている人ほど、お金に特別な感情を抱いていることが多い。それがないことによって起きる困窮や不安から、お金に感情をくっつけてしまい、道具以上の意味を感じてしまいがち。

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

改めて今読むと2017年の時点でメタバースにふれている視点は凄いと思います。
改めて、2022年に読み直す価値ある一冊でした。

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2022年03月13日

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経済原理の理解は人間の欲望を理解する事から始まる。
ブロックチェーン技術開発後から
今の経済の流れを大まかに理解出来た。
シェアエコノミー、トークンエコノミーを始めとする世の中の流れを感じながら、今後も動向を見守りたい。

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2022年01月16日

Posted by ブクログ

再読。最近はWeb3.0などという新たなバズワードが流行しているが、本書は4年前からその本質的なところを指摘していたんだと感心した。
個々のテクノロジーがどうこうではなく、「トークン化する世界」「自律分散」「価値主義」など、どれもWeb3.0の価値観を鋭く突いていると感じる。

ただし、4年前から世界の分断は深まり、ネットも開かれた公平なものではなくなり、分断を加速させるものになりつつある。著者のいう新しい価値観が、このネット環境の中にあっても、果たして進化を遂げることができるのか、興味深い。

前回は星4つだったが、今回は5つ。

(2018/08/14)
FINTECHに代表されるIT技術や用語の解説ではなく、お金とはという問いを切り口に、資本主義の終焉やそれに代わる自律分散型の社会や経済への移行という大きな方向性がわかりやすく紹介されています。やや空想感が強すぎるかなという説明もありましたが、大きなトレンドを捉えることができる良書だと思いました。

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2022年11月14日

購入済み

非常に面白い

新たな価値観を考えさせられる一冊です。
とても為になります

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2018年02月21日

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本書の発行年度は2017年であるが、今でも十分進歩的であると思える部分が大量にあり、改めて佐藤氏の先見性に頭が下がる。お金に対する考え方が今後も変化してゆき、相対的価値が薄れてゆくと言っている部分は興味深い。貨幣経済一辺倒から評価経済という考え方が加わり、貨幣のあり方もビットコインをはじめとするトークンがその価値を認められる時代がやってきた。将来肉体労働はロボットに任せ、知的労働もAIに取って代わられるだろう。失業者にはベーシックインカムが支給され最低限の生活は保障される。働かなくてもお金が手に入るようになると、金銭獲得に対する意欲が薄れ、お金の相対的価値が薄れてゆくと言うロジックだ。資本主義を標榜する我々の国で、夢のようなベーシックインカムが実現する日が本当に来るのだろうか?と言う疑問は残るが。

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2024年04月17日

Posted by ブクログ

 非常にエキサイティングでした。逼塞する資本主義を嘆く本は今まで数多く読んできました。しかしながら一体我々は次にどんな社会システムを目指せば良いのか、という問題にここまで妥当且つ具体的なビジョンを明示してくれたのは本書が初めてかも知れません。

 本当にこんな社会が有り得るのか、実現可能なのかは議論の余地があるかとは思いますが、自分は前向きに支持したいと思えました。

 比較的若い方の書かれた本ということもあり、五十代六十代の偉い学者先生からは出てこない斬新な発想だと思います。

 半ばSFの世界を髣髴とさせるような未来予想図ではありますが、一方で現実的な面も確かにあります。資本主義に代わる、否、資本主義をアップグレードした価値主義の世界はもう既に到来しつつあるのかも知れません。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

社会の変化を、鋭く分析されている本。GAFAをはじめとするビックテックが、VRやAIなど次のプラットフォームを取りに行く理由がよく分かる。

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2024年01月25日

Posted by ブクログ

利益だけではなく、内面感情や社会貢献にも価値を見出され、それらの価値を追求することが自然と利益に繋がる社会になるという価値主義はとても分かりやすく、2017年とは思えない先見の明を持った本であった。

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2023年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事前に思っていたよりかなり面白かった。
自分の中で当たり前にあるお金という価値観も昔からあるわけではなく経済の一つの形、ツールであると思わされる

・資本主義ではなく価値主義になっていくのではないか。
本来は人々が感じる価値があるからこそお金になるはずが、世の中の人が感じる価値と関係ないところでお金が増えるようになっている。
テクノロジーの力でお金以外での価値を保存交換測定できるようになっている
資本主義は有用性としての価値しか表せていない。
内面的な価値(愛情共感興奮好意信頼など)、社会的な価値(社会全体の持続性を高めるような活動)にも価値がある
ベーシックインカムが導入されたらよりお金自体の価値が下がる
仮想通貨などお金以外での価値の表現

・ミレニアル世代はその前の世代と仕事や人生に対するモチベーションが大きく異なる
戦後からはもっと豊かになりたいのがモチベーションだが、ミレニアル世代は生まれながら物質的には満たされている。
そうなると人生の目的や方向性、意義を見失っている人が多い。
グーグルやフェイスブックのような企業が多くの優秀な人を惹きつけられるのは、待遇面だけではなくそこで働く人たちに人生の意義や目的を提供していることが要因なのではないか
(会社のビジョンミッション)

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

お金をツールとして捉える事が、革命的に人間の営みを変えるかもね。仮想通貨だけ調べていてはつかめない本質的な価値観のシフトの真っ只中にあると気がつくだけで変わる事が有るよね。
人口の多い世代の価値観に悩むのをやめてみよう。

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2023年05月04日

Posted by ブクログ

最初の方は事実なのか主張なのか分かりづらく、根拠は?と思いながら読んでいたが、後半は納得感があった。

お金の用途を辿ると価値を運ぶツールだったが、今はお金自体が価値を表す指標になり、お金からお金を生み出すビジネスばかり儲けてきた。
ただ、これからは資本になる前のモノが重要視されるのでは?というのがこの本の主張である。
じゃあそれって何?というと、人の内面にポジティブな効果を産むモノであったり、社会的に有意義なモノである。
それらをどう評価するかは人によって異なるため、それらに価値を与える手段としては、お金よりもトークンの方が扱いやすく、トークンを使ったビジネスが増えるのでは?ということ。

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

お金の価値。考えた事がない概念で大変勉強になった。
信用経済、デジタルネイティブ、トークンネイティブ、など、今後のスタンダードは間違いなく変わる!

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

#自然と経済と脳は同一システム
#脳が欲する報酬
#仕組みの分散化 中央集権からの変化
#貨幣も民主化 
#経済の民主化により自ら経済を作れる

お金とはツールである。
貨幣による価値判断ではなく、多様な価値
自分自身の価値をどのように高めるか
貨幣に縛られた世界からの変革

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2022年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お金について体系的に説明してくれている、分かりやすい本だったと思う。
数百年前は物々交換であったのが、金銀などで作られた小判などの「価値の物差し」で交換することになり、政府が発行する「貨幣」で交換することになった。現在ではコロナ禍ということもありキャッシュレス化が急激に進み、お金は「画面上に表示される数値」になったと思う。

お金は昔からずっとあるもの、と思っていたけれど、そうではないのだな、とこの本を読んで知ることができた。例えば、政府が貨幣を発行するようになったのはつい150年前ほどのことで、当時は政府が刷った紙切れでうまく経済が回るのか、なんて懸念を持つ人もいたそうだ。結果として政府が発行する貨幣で経済は回っているし、何なら今はキャッシュレス決済で紙幣が要らない時代になっている。だから、お金の在り方は時代で変わるもので、自分も柔軟にお金と向き合うべきなのだなと思うことができた。

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2022年01月15日

Posted by ブクログ

後半のテクノロジーや価値主義の話も面白かったが、最初の「経済=脳の働きに影響されている&自然のルールと同じ」という話がとても面白かった。

■動的なネットワークの特徴
①極端な偏り(富む者は更に富む)
②不安定性と不確実性(些細な出来事が全体に影響)

■発展する「経済システム」の5つの要素
①インセンティブ(報酬)
参加者にメリット。特に現代は3M(儲けたい・モテたい・認められたい)
②リアルタイム(変動)
常に状況が変化
③不確実性
運と実力の要素
④ヒエラルキー(序列)
序列の可視化・ランキング
→固定されると②リアルタイム③不確実性が失われ活気が失われる。新陳代謝の仕組みが必要
⑤コミュニケーション(交流)
参加者同士が交流する事で共同体意識が芽生える

■経済に持続性をもたらす2つの要素
①経済システムの寿命を考慮
寿命が来たら別のシステムに参加者が移れる選択肢を用意
②「共同幻想」が寿命を長くする
参加者が同じ思想や価値観を共有する場合、システムの寿命は飛躍的に延びる

■持続的に成長する組織の条件
①明確な報酬
②市場が変化しており成長が激しく予測できないことが日々起こる
③不確実性が強い
④給与・等級などでヒエラルキーの可視化
⑤社員交流
⑥ビジョンや経営理念=共同幻想

■経済と脳の関係
①報酬
脳は、報酬によって「報酬系」と呼ばれる神経回路が満たされると快楽を感じる
②変動&③不確実性
脳は飽きやすいため予測が難しい不確実な環境で得た報酬により快楽を感じやすい
④序列
人は他者との比較で幸不幸・優劣を判断する。他人より優位でありたいと個々人が努力することで全体が発展

■経済と自然の根底にある同一システム
①極端な偏り(富む者は更に富む)
②不安定性と不確実性(些細な出来事が全体に影響)
③自発的な秩序形成
誰がルールを作る訳でもないのに勝手に秩序ができる(雪の結晶)
④エネルギーの循環構造
新陳代謝・代謝機能
⑤情報による秩序の強化
情報が内部に保存されることで構成要素が変わっても同じ存在であり続ける(DNA)

※自然の構造に近いルールほど社会に普及しやすく、かけ離れた仕組みほど悲劇を生みやすい(社会主義)

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

黒子として「個人」をサポートするサービスが求められている

価値を最大化することが何よりも大事
その価値はいつでもお金に変換することができる

発展する経済システムの要素
①報酬が明確
②時間によって変化する
③運と実力の要素どちらもある
④秩序の可視化
⑤参加者の交流がある

経済システムには寿命があるから、写り変われる先を用意する

熱中を求める世代、潜在的なものを呼び起こすものが次に求められていく

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2022年09月18日

購入済み

柔軟な考えで行こう。

でも、なんでも便利だからと飛びつけばいいってもんじゃない!と思っている頑固な人がいるからこそいいストッパーになっている側面がある、というのは確かに・・と思いました。
資本経済も価値経済もどちらも行き過ぎはよくない。

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2018年03月03日

ネタバレ 購入済み

これはけっこうきにいたほんです

佐藤航陽さんの目から見ていた今の世界の枠組みをよくかんがえれば、確かにそんな形のもんでした。これから十年後の世界の影も垣間見たのような気がします!でも本書の最後に書いたバーチャルな世界はまるでSF小説のように、まだ受け入れませんでした。

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2018年02月27日

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既存の経済から新しい経済へ……
言われてみれば確かにそうだなぁと思う事が多い本でした。
これからもどんどん変化していくでしょうから、置いていかれないようにしたいものです。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

お金について改めて考えさせられる本。
お金はただの道具であり、その道具のあり方もITの発展によって変わってきている。
資本主義から価値主義への移行。
お金やモノではなく、フォロワーなどのこれまでに無かった新しい価値が重要になっていく社会。

これからのITについて改めて学び、特にメタバースなどの主流になりそうなものについては早めに身につけて置きたいと思えた。

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2023年05月19日

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ネタバレ

経済の民主化、お金のコモディティ化
個人が新たな経済圏を確立できる世界。いろいろな経済圏が並立する。
メタバース、ブロックチェーン、SNS

歴史のなかで知識の民主化が起きたのと同じような流れで、経済の民主化が起きる。

16世紀に印刷技術が生まれ、書籍ができ、
大衆が知識を学べるようになった。
こから市民が強くなり革命、産業革命が起きていった。

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

当たり前のことが多く書かれていて、あまり心に響かなかったかな
未来を読む力を養う題材としてはとても良いかも

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2022年12月20日

Posted by ブクログ

仮想通貨、NFT、メタバースなどバズワードが多く出てきている金融業界だが、これから未来お金はどのように変化していくのか?を著者の経験から推論した一冊。
お金という中央集権型ではなく、これからは個人の信用が担保として変わっていく世の中になる。

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2022年05月26日

Posted by ブクログ

著者の最新作「世界2.0」のAudible配信を待っている間に、前説として。
国家の特権であった経済が個人に与えられる時代になったという解釈が面白い。

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2022年04月10日

Posted by ブクログ

価値主義とは
①お金や経済の民主化
これまで300年近く国家の専売特許となっていた通貨の発行や経済圏の形成が、新たなテクノロジーの誕生によってだれでも簡単に低コストで実現できるようになりつつあります。 

②資本にならない価値で回る経済の実現
価値という言葉を使うときには、①現実の世界で役に立つという有用性としての価値②個人の感情と結びついた内面性の価値 ③共同体の持続可能性を高める社会的な価値の3つに区分される。

これまでの資本主義は、有用性に重きを置いていた。
価値主義では、新たなテクノロジーの誕生によって、内面性の価値や社会的な価値も可視化して、それらも経済として成り立たせることで、資本主義の欠点を補えるようになります。

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2022年02月19日

Posted by ブクログ

人間は自分が生まれた時にすでに存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。
15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる

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2022年01月30日

購入済み

ルールは分かった

でも、生き方までは、ストンと伝わってこなかった。というか、読み取れきれなかった。
読み手の力量かもしれませんが…

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2018年03月11日

「ビジネス・経済」ランキング