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Posted by ブクログ
必ずできる。
著:山梨 広一
「問題は山積み」「状況は厳しい」ではなく「だから、どうするのか?」ということが大切である。その問いへの著者の答えは、「必ずできる」という前提で考えることである。
本書は、「必ずできる」という前提で考えることを起点とする思考法について以下の6章により説明されている。
①必ずできると考える
②高いゴールにチャレンジする:ストレッチ思考
③可能性を面白がる:メイクイット思考
④好奇心で掘り下げる:インサイト思考
⑤あらゆる角度から考える:デッサン思考
⑥必ずできるという心と体の使い方
色々な困難なことに遭遇するのは立場が変わる前から同じである。しかし、向き合う時の心構えは大きく違う。無理だで終わるとそれは本当に無理になる。しかし、自分に大きな責任がある以上、「やらなければいけない」はもちろん根底にあるもののなぜか「できる」が心の奥底から沸々と湧いてきて実際にできることが多い。
それは行動を変える前に思考が変わったとも言える。やみくもにやらなければいけないからやるという発想ではマンパワーのみの対応に終わりそれは長続きもしない。ひとつひとつ逆算した積み上げと多くの理解を得ながらするそれとは短期的ではなく長期的な成果において雲泥の差が生じる。
100点はない。しかし間違っていない方向へ。そしてなるべく高得点を長い視点で取り続けることを念頭にやっていきたい。
Posted by ブクログ
フレームワークとマインドセットの両刀を使ったソリューションについて書かれた、ある意味ユニークな一冊。普通のフレームワークの本にはない、ほんのちょっとしたリアルなコツが散りばめられていて、そういうところが特に参考になった。読んで損はしない本だと思った。