感情タグBEST3
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忍が良くも悪くも変わっていなくて、一安心。黒猫の登場も嬉しいし、溝渕や道子もいいキャラしてる。そして相変わらずラストが怖すぎる。⌈四季彩のサロメ~⌋をまた読みたくなりました。
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黒猫も登場しますが、美というよりは耽美を追求するようなミステリー。主人公の正確にはかなり難ありですが、捜査の流れはわりとオーソドックス。手がかりを丹念に拾って、次へ次へとたどっていく感じ。
タイトルの「心中探偵」はちょっとしっくり来ないかな。
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「四季彩のサロメまたは背徳の省察」の華影忍が再び登場。……ああ、やっぱりろくな男になってない(笑)。とことん最低なんだけど、ここまで突き抜けちゃってるとむしろ腹も立たないし。キャラとしては魅力的かもしれません。黒猫も登場するのが読みどころ。
心中し損ねて自分だけ生き残ったものの、実際に死んだ女とあの時会った女が別人だ、という不可思議な謎。幻の女を追い求めつつ、隠された様々な事実も暴かれていく展開は目が離せません。相変わらずの耽美でお上品めかした猥談も健在なり。前作の雰囲気が好きだった人にはお勧めです。
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主人公の華影忍がなかなかの最低男。お金にも美貌にも恵まれながら死にたがり、そのくせ女癖が悪く、妻以外の女性と心中未遂。
知らず読んだけれど、『四季彩のサロメ〜』の続編らしい。
そちらは華影の高校時代の話らしく、『心中探偵』だけでは、彼の厭世的な感じが分かりにくかったので、やっぱり順番に読んだほうがいいかも知れない。
物語は、主人公が行きずりの女性と服毒心中をしたところ、翌朝自分だけが目覚め、傍には見知らぬ女性が死んでいた。自分が昨夜一緒に死のうとした女性は誰なのか、事件の真相を探り始めるというもの。
華影の性格は置いておくとして、ミステリとしては面白かった。死んだ財閥令嬢や、彼女の兄である当主、その婚約者、怪しげな会員制クラブと、訳ありな要素が盛りだくさん。ちょっとした叙述トリックもあり、ラストは意外な結末に。
黒猫と付き人さんの登場も、ファンにとっては嬉しいオマケ。
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独立しても読める物語だけれど、やはりここは事前に主人公華影忍の高校時代を描いた「四季彩のサロメまたは背徳の省察」をぜひ。
成長した彼は新鋭の作家となり厭世感を強くしたものの、女に甘いのも性にだらしないのも相変わらず。むしろ大人になった分その行動は危うげで、女を疑う事を基本しない忍はその計略にあっさりとひっかかる。
共に死のうと誓ったはずの行きずりの女は一人で命を絶ち、何故か生き残った忍は彼女の素性を知るために担当編集者を巻き込んで奔走する。
彼と一夜の愛を交わした女は誰なのか。ソフトボイルドな探偵行の果てに知るその正体と行動の意味と原因はある意味とてもグロテスク。
高校時代の事件に続き、今回の事件も忍に大きな衝撃を与えるだろう事を想像すると、妙に母性本能をくすぐられると共に、もっと戸惑い慌てる姿が見たいという加虐心まで呼び覚ましてくれる。
クールぶってはいるけれど意外と不器用な黒猫に感じる愛しさとはまた別に、奔放な様でいて実は繊細な忍様は愛すべきキャラクターだなあとつくづく思う。
また、事件に巻き込まれる彼が読みたい。けれどきっと本にならずとも、心中探偵は今後もどこかでグロテスクな事件に遭遇している気がする。
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心中した、と思ったら生き残ってしまった主人公だが
心中相手が違った。
一体隣で死んでいた女性は、どう入れ替わったのか。
おかしい状態になっているわけですが、主人公の時点で
妙な存在になっているので、言い出しても…な現実。
自力で調べようとしているのもすごいですし
振り回されている編集者も…お疲れ様、としか…w
何だかもう面倒な状態と言うべきか否か。
最後の方になってきて、何だかこんがらがって
分かるのだけれど分からない、な状態になってました。
職業の固定観念って、すごいものがあります。
Posted by ブクログ
ゲスト黒猫さんで、どうなんだろう最終的に探偵役は黒猫さんになっている気もする。
とりあえず、華影さんの口説き文句と女性があっさり落ちるところはなんか釈然としない感じもしますが、一夜の運命の女を探す旅は面白かったですね。
最後に彼女を求めてくれたのも個人的には嬉しいです、その後彼がどうなるかはともかく。
Posted by ブクログ
可もなく不可もなく。
それ相応の雰囲気を狙った感はあるけど、みんなどこか感情が嘘くさくて皆さん勝手にしてくださいな、って感じ。
黒猫さんが出てきたのが加点ポイント
2018.6.7