感情タグBEST3
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この作者のSF作品は読み応えがある。
ポツダム宣言を受託しなかったという設定も面白いし、日本列島の国内で分断するというのはたしかにもしかしたらありそうとも思えた。
東西分裂した日本ならではの政治戦も読み応えがある。ラストも感動した。
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余りハマらなかったという人も多いけど、自分はとても面白かった。若いからというのもあるかもしれない。
自分は世界史選択(理系)で世界史の勉強をしているときに、戦後SF系?いわゆる、第二次世界大戦後の別の世界線のお話、がよみたくなって探していたところこの本がヒットした。
そんな割と世界史の知識がある自分からして、歴史の理に反している感じは全くなく、財閥の代表が娘というのも、説明を見た感じ無いことはなさそうだから、極端にSFという感じでもなかった。
上手く行きすぎてる感はあったけど、自分は読んでるとき主人公二人に加えたもう一人の主人公的な視点で読んでいたので違和感もなかった。それは緊張状態が極限まで高まって、「あれ、これほんとうに(悪い方に)いくんじゃね?」と、何回も思わせられたのも要因のひとつだと思う。
如何せん、理性をもってして読んだら、きつい人にはきついというのも理解できるが、自分はそれをなくして楽しめるので得した気分だ。いつまでもSFを純粋に楽しめる心を持ちたい。
知念さんの書籍で初めてがこの本だったので、医療ミステリを読むのが楽しみ。
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ポツダム宣言を受託しなかった日本。そして東西に分かれた日本での話。18歳の高校生が日本を相手にテロを仕組む。展開は読めたが後半からは特にハラハラして面白く、粋な小説だった。
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屋上のテロリストは、東日本と西日本に分かれていて、テロリストがその対立をやめて、統一を目指す物語。ウイルスや、核などで揺さぶりながら、統一を目指して行った。最後には花火が上がる
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いや一面白い。
こんなに大きくしておいた話を最後一つにまとめるのはもう天才としかいいようがないな、、読み手の私も主人公と同じように全て騙された。伏線回収が多過ぎてる。
彰人が最後死について恐怖の感情を抱くのはなんとなく予想がついていたが、そこまでに辿り着く道のりは想像つくはずもなく、以外なことばかりで面白かった。
漢字が多くて目が痛い気もするが、スムーズに読める本だった。様々な人物の視点から同じ出来事を描写を書くことで臨場感が増したのもスムーズに読める秘訣な気がした。
沢山出てきた登場人物全てにはそれぞれの役割があり、どのキャラも必要不可欠な存在だった。本当にびっくりどんでん返し、、個人的にジャーナリストの小林のキャラ、余裕具合が好きです笑
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3にするか4にするか迷いましたが、後半楽しくて一気見できたのだ4に。3.5といったところでしょうか。
話のアイディアは好きなタイプで、平和な20世紀少年を読んでいるような、そんな気分になりました。主人公天才すぎて嫉妬します。
気になったところは、登場人物がイメージしづらいことくらいでしょうか。軍隊ものには疎いもので。
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医療ミステリーが中心の作者なので、これはかなり異色の作品です。テロの行方を推理するミステリーとも言えますが、架空歴史ものなのでSFに分類しました。
架空とは言えこれはあり得た歴史でもありますね。有り余る金と情熱があれば国をも変える。そんなお話です。
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初知念先生の作品!
そんな上手くいくかな?と思いつつ、物語自体はテンポ良く進んでて読みやすかった。
途中で表紙がネタバレしてるなと思った。
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日本が、第二次世界大戦で、東西に分かれる。それも、社会主義と資本主義というお決まりの分かれ方。
お隣さんをイメージしてる?
まぁ、ありがちな設定やけど、それなりに面白かった〜
セーラー服の高校生が、大財閥の会長ってのには、少し違和感あるけど、あくまでも、フィクションなんで、それも良いかな。
今、日本は、なんだかんだ言っても平和。確かに周辺がヤバくなって来てるのは確かやけど。
こんな金に物を言わせて、出来るものなのかは、…やけど、こんな事にならんで良かったな…とは思う。
このまま、主人公も死ぬことばかり考えず、自分以外の人を生かす事に頑張って欲しいもの。
確かに、人は、どうせ死ぬ訳だし、いつ死んでも良いというのも、分からなくはないけど、そんな死に魅せられず、終わりが来るのは分かってても、終わるまでは、生き生きとして欲しいな。
そう焦らずとも、死は誰にも平等に訪れる。
読みやすかったけれど、なんかもっとこう、、更なる大どんでん返しが欲しかった。色々予想つく展開だった。バイト先の先輩からめっちゃ面白いって聞いてたので、ハードルが上がってしまったのかも。
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過去改編小説に分類されるのかな?予定調和で話が進むけど、疾走感があって、アニメを観たような読後感。知念さんのキャラクターは、人よりもアニメキャラクターで脳内再生される。なぜだろ?
沙希と彰人がテロ活動を始めてからは、一気に読み切った。血生臭いことはほとんどなくて、RPGのクエストこなすみたいな感じでキャラが動いていたから、読みやすかった。話の流れから沙希が悪い人ではないとは思ってたけど、核とか東日本陸軍の進軍とか物騒なことになったから、読みながら焦った。どう落とすのかと心配したけど、ちゃんとおちてよかった。ただ、宮内卿閣下がタワーに来たのは、出来過ぎかなぁと。壁が壊れてから抜け出した?それにしては早いし。少し謎。
日本人は従う民族だから、統一後の日本に、混乱はあるだろうけど、うまくいって欲しいな。
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ifの世界。
サラッと読むには良いのかもと、思います。
一言で言うなら、朝鮮半島の南北統一の願い、ベルリンの壁崩壊の日本版です。
知念先生の面白い作品と言うと、医療系の物だと自分は思います。
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日本が分裂したifの世界線。受け身気質な主人公がジェットコースターみたいなヒロインに翻弄される物語。ミステリー要素はないがスピードと展開力があるストーリーなので一気に読める。
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太平洋戦争により日本国が南北に分断され別々の国となったお話し。
民主主義国である南の男子高校生から物語が始まる。
死に憧れを抱いていた彼が学校の屋上から飛び降りる寸前に少女に声をかけられ、殺してもらう事を報酬に謎のバイトを、手伝う羽目に。
展開の予測は何となくできたが設定が面白く内容もポップな部分が多いので読みやすいと思います。
子供でも読めそう!
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序盤からストーリーはハイテンポで進みます。
分断された日本と言うアイデアじたいはそれほど珍しくないと思うけど、西日本(資本主義国)の長を「大統領」、東日本(社会主義国)は「書記長」としたのは、わりと大胆と言うか、少し拙く感じたものの、ふと思い返せばお隣の半島はまさにそのような状態ではないか。日本だって、まかり間違えばそうなっていてもおかしくなかったのではないか。
謎が謎を呼ぶような18歳の少女の言動に、展開が読めずに翻弄され、しかし終盤からの怒涛の伏線回収とラストのどんでん返しに思わず唸りました。
ただ、自殺願望のある主人公には違和感。この設定いる?!
「優しい死神の飼い方」とは、またずいぶん違った作風。
引出しの沢山ある作家さんなのかもしれない。
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東西に分裂された日本。
ベルリンの壁のような大きな壁がそびえ立ち、「壁」を境に社会主義と民主主義に分かれ、全く異なる社会が形成されていた。
屋上から自殺しようとしていた彰人(あきと)そこへたまたま不登校で財閥の主をしている佐々木沙希にバイトしない?と誘われて日本統一へと巻き込まれる
はじめからスピード感が良く、あっという間進んでいくので一気読みするのが面白いのかなと思います。
学生男女が主人公ですが恋愛系はありません。
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第二次世界大戦で二度目の原爆の後ポツダム宣言を受け入れずにもう一つの原爆を落とされた後受け入れ日本が東西に分断されたという世界線。分断された東日本はロシアや中国といった共産主義の影響を受け、西日本はアメリカなどの民主主義の影響を受けた。主人公は自殺しようとしていたところを西日本の一番大きな財閥の会長である同級生の少女と出会う。その少女はあることの手伝いをしてくれたらその報酬として殺してあげるという提案をする。その提案に乗った主人公は協力することとなる。クライマックスはハラハラした!
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日本が戦争で降伏することなく、敗戦国となり東西の間で壁に阻まれた世界の話。
架空の設定でありながら、現代の日本や世界の国々の在り方を上手く活かしており、ちょっとした学びにもなる。物語の展開は、場面の移り変わりがテンポよく行われて疾走感のある一冊。
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テロリストは女子高生。
巻き込まれたのは死にたがりの男子高校生。
彼女が描くテロの行き着く先は…
彼女が起こす事件に主人公と同じ目線でハラハラするそんな構成。
最後に畳み掛けるように伏線回収されて
とても綺麗なハッピーエンド。
主人公のちょっとだけむず痒いような、青さがまたいい味。
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日本の東西が2つに分断されてしまってる世界。何やら朝鮮半島を思い出させる設定で、財閥を引き継いだ女子高校生が、日本統一を図ろうとテロを仕掛ける。話としては面白いが、うまくいき過ぎて笑ってしまうとこもあるが、中々楽しめた。
大作になり得た世界観
女子高生がテロリストという世界観が面白そうだと思い、購入しました。しかし、外圧が全くなく進む違和感や、ヒロインの深掘りの少なさから、物語に入り込むことは出来ませんでした。(ページ数の問題から仕方がないと思いますが、、)
とはいえ、世界観は非常に面白く、読みやすい文体でコンパクトにまとまっている点から、それなりに楽しめる作品でした。
高校生が日本統一!?
東と西に国が分かれてしまった日本。
ベルリンの壁を思わせる大きな壁が日本を縦断している世界。
そんな日本を一つにしようとする高校生。
二人が出会い、日本を一度壊して一つにする彼らテロリストが出会った場所は学校の屋上だった。
正直言ってそんな大きい政治的な話に高校生が何をできるって感じるのが第一印象。
そして死にたがりの主人公にもあまり好印象は持てなかった。
東と西を統一するというのはやはり難しいことなのだろうか?
政治的な話は難しくて分からないが、おそらく敵対してる隣国同士これから仲良く手を取り合いましょう!というイメージなのだろう。
そう考えると尚更統一は不可能では?と思ってしまう。