【感想・ネタバレ】独立記念日のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どのお話もよかったけど、「魔法使いの涙」は子育て中の自分と重ねてしまい泣いた。
登場人物がさりげなくリンクしている作りも面白く、最後に初めの登場人物の話に戻り他の話の登場人物たちが集合するところで胸が熱くなった。
原田マハさんの本は、読んだ後の満足感がすごい。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

原田さんの作品を見たのはこれで2冊目。1冊目は本日はお日柄もよく。先生の言葉は温かく心に染みる言葉や表現で読んでるとき涙腺がつい緩んでしまう。
独立記念日、誰にでもあるような苦悩や焦燥、他者に対する憧憬に縛られてる女性たちが描かれている。人は自分の目に見えてないことがほとんどだと思う。そりゃあ誰にでも悩み打ち明けたり曝け出さないよなぁと改めて思う。かくゆう自分もよく他人を羨ましがったり、生きていくだけで努力することが多すぎて、みんなやすやすとこなせるのに自分だけこんな頑張らないと生きれないの辛すぎるな…とか思うことはあるけど、輝いて見えるけど実は色んな苦悩があったりするもんだ。「隣人も苦悩している」とあるように。自由になるということを、精神的開放、独立するというのはとても良い表現でありそういう捉え方があるのだと思った。また解説で語ってあるように先生はやりたいことに対して実に積極的であり行動力があり「自己開拓能力」という言葉はとてもしっくりきてすごいなと感嘆した。なかなか行動にうつしたりするのは難しい。歩き出したら障害物があって、それに敗北し心折れてしまったり、しかもそれが時間と労力のかかったものならなおさら。停滞するのは簡単で代わり映えない方が楽なのかもしれないし、そうしていたい。
でも人生生まれちゃったからにはやりたいことをやって死ぬまで生きてみたい。そうなると歩まずにはいられないのかなと思う。私もよく悩み考えすぎて眠れない夜がある。
みんなから気にしすぎだの考えすぎだの言われる。自覚はある。だからそういう考えすぎる自分と上手くやっていけるようにこうして本に頼って考え方を変えることで私の活気になり安心へと繋がる。
「1からはじめられるのはいいじゃない」こと言葉に救われた男の人のように、私も先生の紡ぐ物語に救われる。
現状は変わらないかもしれない、でも心が軽くなって自由になるのだ。とても晴れやかな気持ちになる、これが独立であり自由なのかなとこの独立記念日を通して思った。
とても良い作品で巡り会えてよかった。

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誕生日に友人がプレゼントしてくれた本②。

存在は知っていたものの読んだことがない作者さん。折角プレゼントしてくれたので読み切ったけど、なかなか私には刺さらず、時間がかかった...。

ボリューム軽めの短編が続いて、中には重めのテーマもありながらどの話もあんまり入り込めないうちに何故か丸く収まった風になり、「あ、終わった...」という気持ちになってしまった。語り部的には気持ちが上向いたようだけど、その実それって何も解決してなくない??と思ってしまうお話もあり...。前の話に出てきた人が主人公になる、という形式上、読み進めるうちに「ここで唐突に名前が出てきたってことは次の短編の主人公なのかな...」なんて雑念も混ざる。

文体とか風景の描写は好きで、北国の宿のお話は気に入った。人間の営みをすごく綺麗に切り取る作者なんだなと感じた。面白くなかったというわけでは決してなく、私の読み方と相性が良くなかった。

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2024年03月16日

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